シードの系譜。
防水性能がサブマリーナよりも高いシードゥエラー。
ダイバーウォッチと呼ばれる世の中の腕時計の中でも群を抜いた防水性能を誇っているモデルです。
シードゥエラーの歴史はというと、
1953年ごろからスタートした深海潜水艇バチスカーフ・トリエステに協力してもらいスタートしたテスト『ディープシー・スペシャル』から始まっております。
実際に商品化するために、『ディープシー・スペシャル』のテストデータを使用し、潜水専門会社である【コメックス社】と共に開発しました。
開発スタートが1960年ごろ。
商品として登場したのが1967年ごろ。
10年足らずで商品化しました。
初代シードゥエラーの型番は【1665】で、防水性能は610Mと当時のサブマリーナの3倍の防水性能を誇っていました。
初期モデルには『赤シード』と呼ばれるモデル表記が赤いものが出回っており、今ではかなりのレアヴィンテージモデルとなっています。
1978年にはセカンドモデルである【16660】通称トリプルシックスと呼ばれるモデルが登場しています。ファーストモデルの2倍に当たる1220M防水を誇っていました。
そして1990年ごろからはサードモデルの【16600】になり(防水性能は変わらず)、2008年には3900M防水の【116660】が登場しました。
今回の記事の助演がこの【116660】ですが、今回主演の【126660】が登場したのが今年(2018年)になります。
ちなみにシードゥエラーは【116660】の系譜とは異なった枝分かれもしております。
それが、2014年に登場した【116600】です。
【116660】のディープシーが44mmケースなのに対し、【116600】シードゥエラー4000は40mmケースとなっております。
防水性能は1220Mとセカンド・サードモデルと同じ防水性能となっております。
シードゥエラー4000は2017年のバーゼルワールドのタイミングで生産終了に追いやられました。
そして2017年のバーゼルで登場したのが【126600】シードゥエラー43mmです。
とまあ、ここまでざっくりシードの系譜のお話しをしましたが、あくまで主演&助演は【126660】&【116660】になりますので、ここら辺で打ち止めとさせてもらいます。
この後は2モデル以外のお話はでませんのでご了承ください。
それでは新旧シードゥエラー ディープシーの比較をお楽しみください。
【主演】シードゥエラー ディープシー Ref.126660
メーカー:ロレックス
モデル名:シードゥエラー ディープシー
ケースサイズ:44mm
ケース素材:ステンレススティール
ブレスレット:ステンレススティール
ダイヤルカラー:ブラック文字盤
ベゼル:ブラックセラミックベゼル
ムーブメント:自動巻 Cal.3235
パワーリザーブ:約70時間
防水性能:3900M防水
限定数:なし
発表年:2018年
参考定価:1,263,600円(税込)
新型(現行)モデルのディープシーですね。
ケースサイズや防水性能は変更していませんが、ムーブメントが変更されました。
外側の変更点は後ほど紹介します。
【助演】シードゥエラー ディープシー Ref.116660
メーカー:ロレックス
モデル名:シードゥエラー ディープシー
ケースサイズ:44mm
ケース素材:ステンレススティール
ブレスレット:ステンレススティール
ダイヤルカラー:ブラック文字盤
ベゼル:ブラックセラミックベゼル
ムーブメント:自動巻 Cal.3135
パワーリザーブ:約48時間
防水性能:3900M防水
限定数:なし
発表年:2008年
参考定価:1,242,000円(税込)
旧型(生産終了)モデルのディープシーですね。
3900M防水の高スペックダイバーウォッチです。
ムーブメントは多くのモデルで採用されているキャリバー.3135です。
1番わかりやすい変更点といったら?
はい。
画像を見てパッとわかる変更点は、6時位置の『swiss made』表記の間に新型ディープシーは【王冠マーク】が入ったところでしょうか。
上司の腕についているディープシーを瞬時に見分けられたら株があがるんじゃないでしょうか?
『RING ROCK SYSTEM』の字体、太さも違いますが、ロレックスは年代によって異なったりするので、一概にこうだからこっちなんて言えないですね。
字体はやっぱり異なります。
比較してやっとわかるレベルですが、全体的に新型ディープシーは太い字体です。
旧型ディープシーはシャープな字体です。
この辺も一概には言えませんが、明らかに異なるポイントです。
『ROLEX』の『O』なんてわかりやすいポイントですね。
新型ディープシーは真円ですね。
外装変わってよかったNo.1はここでしょう?
そぅですよね〜。(千鳥大吾風)
ブレスレットです。
太くなりました。
この写真だと少しわかりにくいですかね、
左が旧型、右が新型です。
言われてみれば確かにね〜。
くらいに思われるでしょうが、
そんなこと思われないように、わかりやすい写真もご用意しましたよ。
明らかに違いますね。
ただ、片方だったらわかりにくいかもです。
『swiss made』の部分見れば一発ですけどね。
ブレスレットが変更したということは?
そぅですよね〜。(2度目)
ブレスレットが変わってるんですから、バックルも変わりますよね。
太くなりました。
上が新型、下が旧型です。
一目瞭然ですね。
太くなったことにより、ケースとのバランスが良くなったって言われているみたいですね。
私は腕が細いので、正直どっちでも良いです。(笑)
こんなところも変わってます。パート①
写真のアングルが若干異なりますが、ご勘弁を。
上が新型、下が旧型です。
どこが違うかと言うと、
旧型はフラッシュフィットがラグから飛び出しています。
新型はしっかり収まっています。
よーく見ないと気づかないですね。
『swiss made』の部分見れば一発ですけどね。
こんなところも変わってます。パート②
この写真でも旧型はフラッシュフィット部分がはみ出ていますね。
スッキリしている新型の方が私は好みです。
ヨットマスターは旧型の方が好みですけど。(笑)
なんていっている場合ではないですね。
パート②の場所ですよね。
リューズガードです。
明らかに上の新型の方がシャープですよね。
ブレスレットにバックルと散々太くしたのに、リューズガードはシャープにするんですね。(笑)
こんなところも変わってます。パート③?
ここは正直私の目がおかしいのかな?
って言う程度の話なのですが、
ラグの太さ異なってませんか?
上が新型で下が旧型なのですが、
左側のラグだけな気がするんですが、
新型の方がシャープですよね?
私だけでしょうか?
どうでも良いですよ。って感じですよね?
まとめ。
いかがでしたか?
シードゥエラー ディープシーの違い。
上司が新型を購入していたので、
後輩の旧型を借りて急遽記事を書いて見た次第です。
ちなみに写真の背景。
結構綺麗だなー。
って個人的に思うのですが、コピー用紙です。(笑)
トケマー出品中のディープシー。