これまでの時計業界を振り返る
こんにちは。
今日は今までの総集編として今後のロレックスの相場を過去と現在から予測していきたいと思います。
今から約10年前の2011年、私が時計に興味を持ち出したころは現在と比べ大幅な円高な状況で一時的に1$が75円代までなりました。
もちろん時計の世界的な相場が今と比べ安かったこともありますが、為替の影響もあり現在と比べると非常に時計が買いやすかったと言えます。
私がそのころ購入したものですとRef.14270が約25万円。
Ref.116520が90万円だった記憶がございます。
現在はどちらも約2.5倍の相場となってますね。
ちなみに他のブランドの時計の相場はどうなのかと言うと多少は値段が上がっていますが、ほぼ変わらないブランドが多数です。
順当に為替の変動分だけ値段が上がっている印象でしょうか。
ただ、その中でも「AP」「PP」「ROLEX」の3ブランドが異常な値上がりをしていると言えます。
なぜ一部のブランドだけ値段が上がったのか
では、なぜ「AP」「PP」「ROLEX」の3ブランドのみが相場を上げていったのでしょうか?
1つ目は需要と供給のバランスをメーカーがうまく主導権を握っていることです。
ロレックスに絞って見てみましょう。
世界的に見て過去と比べると一部のロレックスのモデルが欲しい人口が増えています。
日本ではさほど感じられませんが、他国では経済成長が進み高級時計を欲しい人たちが増えています。
欲しい人は年々増加しているのにロレックスは人気モデルの大量生産をしません。
それどころか購入制限をして購入できる人を絞っています。(もちろん転売対策もあるのですが。)
結果として欲しい人は大勢いるのに買えない状況が続き相場が上がっています。
2つ目はロレックスの資産性が認知されたことです。
ロレックスの値段が年々上がっていることを多くの方が知るようになりました。
その結果、投資や投機としてロレックスを買う方が増えるようになったのです。
車やバイク等と違い10年使っても値段が上がることもある資産性の高いものということに多くの方が気づいたのです。
逆に値段が上がらないブランドは買わない方が圧倒的に増えました。
よほどの時計好きの方以外は特に中古市場でロレックスしか購入しないようになっている気がします。
これが一部のブランド以外は値段が上がっていない理由と言えるでしょう。
今後10年間ロレックスはどうなるのか
まず国内で言えばインバウンドが戻ってきた段階で値段は一段階上がると予想されます。
もちろん新型モデルが発表されればその都度盛り上がりを見せるでしょう。
長期的にはどうでしょうか。
ほぼほぼ国内の相場は上がっていくと予想されます。
過去10年で見た場合、短期的な相場の落ち込みはありましたが右肩上がりの相場が基本的には続いています。
資産性でかたいところを見た場合5桁リファレンスの旧型モデルは為替などの相場の変動を受けづらく投資にも向いていると言えます。
現行モデルに関して言えば相場の波が激しいですが年式やタイミングしだいで購入した時の金額を大幅に上回ることもあるでしょう。
では、どれくらい値段が上がるのか。
これは私の個人的意見となりますがほとんどのモデルで現在の価格と比べ10年後には1.2倍~1.5倍になるのではないでしょうか。
正直、ある程度までロレックスの値段は上がりきったように感じます。
ただ日本以外の国が経済成長を続けている限り値段は高くなったと感じるようになるはずです。
日本の平均年収は平成になってからほぼ横ばいです。
他の国はどうでしょうか?
明らかに成長している諸国が多いですね。
どうなると成長している諸国の相場に時計はなっていきます。
現在日本は先進国の中での平均年収は真ん中よりやや下に位置します。
悲しいですが今の価格で時計を購入して他の国が成長し、相場が上昇すればするほど右肩上がりに値段が上がると言う相図になるのではないでしょうか?
逆にこの先10年で国内の平均年収が大幅に上がった場合仮に時計の相場が上がったとしても過去の10年と比べた場合に時計の値段がものすごく高くなったとは思わないでしょう。
今回は今までの総集編として過去と未来の相場について書いていきました。
今後、相場が必ず上がる保障はできないですが、どちらかで見たとき相場は上がっていく可能性が高いと言えるでしょう。
10年後、あのとき買っておけばよかったとならないためにも1本時計を購入してみてはいかがでしょうか?
それではまたどこかで!
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