【商品名】GMTマスター2
【型番】16710
【機械】自動巻き Cal.3185 後期にCal.3186
【素材】ステンレススチール
【カラー】黒
【ケースサイズ】40mm
【防水性】100m
【国内定価】廃盤品
【備考】ベゼルカラーは黒、黒赤、青赤
今5桁のスポーツモデルの中でも絶賛高騰中のGMTマスターⅡ 16710のご紹介です!
GMTマスターのセカンドモデルとして登場した16710の製造期間は1990年(L番)〜2008年(M番)で20年弱販売されていたロングセラーモデルです。
今では相場も上昇の一途をたどり、最終品番のM番はとんでもない金額で取引されております。
一般的に人気がある順番は青赤→黒赤→黒の順番でしょうか?私は今回ご紹介する黒赤ベゼルが一番好きですが。。
しかし、女性の友人に聞いてみたところ、なぜか黒が一番人気でした・・・。
どうやら赤のツートンカラーはあまり女性好みではないのかな?なぜなんだろう。泣
現行モデルのRef.116710とケース径は同じ40mmですが、厚さは旧型Ref.16710の方がやや薄く、ラグの太さも旧型の方がすっきりしているため、腕に着け時のフィット感はRef.16710に軍配があがります。
ブレスレットは定番のオイスターブレス。
画像の時計のバックルはダブルバックル仕様となっております。
シングルバックルからダブルバックルに仕様が変更されたのはおおよそ1995年(W番頃)とされております。ダブルバックルに変わった事により、堅牢性が増しています。
W番(1995年頃) シングルバックルからダブルバックルへ変更。
U番(1998年)~A番(1999年頃) 夜光塗料がトリチウムからルミノバ(緑の夜光)に、それに伴い6時位置の表記が「SWISS T<25」→「SWISS」→「SWISS MADE」に変更。
P番(2000年頃) フラッシュフィットが一体化します。
Y番(2002年頃)~F番(2003年頃) 6時位置のガラス風防に王冠透かしが入ります。そしてほぼ同時期にケースサイド横穴がなくなります。
2006年Z番後期からCal.3185からCal.3186にかわりM番(2008年頃)に生産が終了します。
上記のマイナーチェンジが頭に入っていれば、本体を見ただけでもだいたいの年数が分かってしまうわけです。それにしても20年弱の製造期間の間に数々の仕様変更をかさねていたんですね。
さすがロレックスといえるでしょう。
ケースの厚さも控えめですので、手首にかかる負担は少なく感じ、非常に装着しやすかったです。ツートンカラーの黒赤ベゼルも光の当たり方によって表情を変えるので面白いです。
GMTマスターの代名詞ともいえるベゼルカラーも個体差があり、経年変化によって褪色が進んでいて味のあるものもございます。
ご購入を考えていらっしゃる方も是非、ベゼルの色味にも注目していただきたいです。
一般的な中古相場は初期のモデルで60万円代半ばから高年式モデルになると90万円前後といったところでしょうか?当時の定価を知る人なら驚くべき高騰ですね!!
しかし、GMTマスターⅡは希少性の高い“スティックダイアル”や最終品番のM番も含まれるCal.3186を搭載した後期モデルも存在し、これらは完全にプレミア価格がついているので今回は外させていただきました。