今年のバーゼルはGMTマスターが主役でしたね
今回の腕時計レビューはバーゼル2018で発表された新作 GMTマスターⅡ Ref.126715CHNRです。
今年はGMTマスターⅡから新しく3モデルが発表されましたね。SSのペプシベゼルRef.126170BLRO、コンビのRef.126711CHNR、そして無垢のRef.126715CHNR。
一番の注目はペプシベゼルですが、コンビと無垢もかなり良い仕上がりとなっており、 GMTマスターの新作は今年のバーゼルの主役といえるのではないでしょうか?
現行モデルは現在9種類
8月20日現在、 GMTマスターⅡの現行モデルは9種類となっています。廃盤が噂されているRef.116710LN、Ref.116710BLNRもまだ公式HPに掲載されています。
今年変わったところといえば、新作の GMTマスターⅡが3本追加された事と、SSペプシの発表にともなって、116619BLRO(K18WG)の文字盤カラーがブラックからネイビーにマイナーチェンジした事ですね。(※画像右下)
GMTマスターのコレクションに新たにローズゴールドが加わった事により、ラインナップも豊富になりました。では早速、2018年発表のエバーローズゴールド無垢Ref.116715CHNRのご紹介をしたいと思います。
2018年発表 GMTマスターⅡ Ref.126715CHNR
ロレックスはピンクゴールドの時計の美しさを長く維持するため、独自の18 ct ピンクゴールド合金を自社開発し、特許を取得した。それが、エバーローズゴールドである。2005年に発表された18 ctエバーローズは、すべてのピンクゴールド製ロレックス モデルで使用されている。
GMTマスターⅡのコレクションに新たに加わった新素材"エバーローズゴールド"。ロレックス独自で開発されたこの素材は特許を取得しております。
基本スペック
【型番】126715CHNR
【機械】自動巻き Cal.3285
【素材】エバーローズゴールド
【カラー】ブラック
【ケースサイズ】40mm
【防水性】100m
【国内定価】3,888,000円(税込)
【備考】2018年発表モデル
ディテールをチェックしてみましょう
ケース、ブレスレットは全てエバーローズゴールドとなっており、重量感は半端じゃないです。ブレスレットはオイスターブレスとなっており、両サイドのコマはサテン仕上げ、真ん中のコマがポリッシュ仕上げとなっております。
バックルはご覧の通り、ダブルバックルとなっており堅牢性も申し分なし。クラスプ部分はポリッシュ仕上げとなっています。
ケースバックはこのようになっています。こちらの個体はノンポリッシュの為、サテン仕上げの裏蓋は縦筋がしっかり入っていますね。(美しい・・・)
ラグの裏にはそれぞれ18金のホールマークが刻印されています。
特筆すべきポイントの一つ、ロレックスの技術を集約した、新型キャリバー Cal.3285 は耐衝撃性と耐磁性が向上しただけでなく、パワーリザーブも約70時間まで延び、実用性の面でも格段にレベルアップしております。また、磁場の影響を受けにくい合金素材も採用されています。
文字盤の6時位置にご注目ください。文字盤上"SWISS MADE"の間に王冠マークがプリントされているのがわかります。新型キャリバーを搭載したモデルに入るマークのようなので、今後発表されるモデルも順次この仕様になるものと思われます。
画像ではわかりにくいですが、サファイアクリスタルには今までと変わらず、王冠透かしが入っています。
針、インデックスのフチはケース素材に合わせたゴールドを採用しており、上品な仕上がりとなっています。文字盤6時側のモデル表記" GMT MASTER Ⅱ"も色を合わせており統一感があります。
GMTマスターのベゼルカラーでは初めてとなる"黒×茶"の2トーンセラクロムベゼルは当たりですね。コンビモデルも同じ黒×茶ベゼルですが、やはり無垢の方がしっくりきますね。
オーラが凄いというか、間近で見ると余計に凄みを感じました。ペプシベゼルも良いですが、これも今後かなり人気が出そうな気配です。
リューズガード、ラグも厚めに設計されており、大物感があります。
現在の相場は?
市場での流通量はまだまだ少ないものの、ここ最近ではちらほら見かけるようになりました。現在の相場は下記の通り。
◼️2018年8月現在の価格相場◼️
【国内定価】3,888,000円(税込)
【並行店中古相場】4,200,000円〜4,380,000円前後
【並行店新品相場】4,450,000円〜4,600,000円前後
流通量の少なさや人気の高さもあり、現在プレミア価格で取引されています。並行中古でも420万円から440万円弱となっており、定価から50万円ほど高い金額となっています。
国内だけでなく海外での人気も高いようなので、すぐに相場が下がる気配はなさそうです。カッコいいですもんね。
正規店での問い合わせも多いようで、新作の GMTマスターⅡはどれも入手困難な状況となっていますが、SSデイトナほどではないようなので、根気強く探すのもひとつの手ですね。
金無垢時計を着けたい!という方には是非オススメしたいモデルです。