本来はプロフェッショナル・ユースとして作られたGMTマスター。その比類のない機能性と堅牢なデザインは、広く旅を愛する人々にも受け入れられ、人気を博した。異なるタイムゾーンを表示することのできる機能と、堅牢でなおかつどんな場面にもマッチするそのデザインは、まさに、世界を飛び回る人々に最適である。
今回はバーゼル2018発表モデルのレビューです。 GMTマスターⅡ Ref.126710BLRO。
今年、 GMTマスターⅡから新たに3モデルがリリースされ注目を集める GMTマスターⅡですが、その中でも最も注目度の高いペプシベゼルの126710BLROを手に取る機会がありましたのでレビューをしてまいりたいと思います。
【型番】126710BLRO
【機械】自動巻き Cal.3285 (約70時間パワーリザーブ)
【素材】ステンレス
【カラー】ブラック
【ケースサイズ】40mm
【防水性】100m
【国内定価】954,000円(税込)
【備考】2018年発表
とうとうこのモデルと対面を果たしました。やはり注目モデルだけあって、期待通りの仕上がりでした。
ペプシカラーのセラミックベゼルはすでに2014年発表のRef.116719BLROで実現していましたが、ステンレスモデルでは初。やっぱりイケてますね。
バーゼル前の新作予想では黒赤(コーク)ベゼルの発表が噂されておりましたが、ペプシでしたね。さらにジュビリーブレス仕様となっており相性も抜群です。
ペプシベゼルの色はWGモデル 116719BLROとそっくりで、5桁リファレンスと違い、落ち着いた色味が特徴的です。ラグも肉厚で確かな重量感があります。
しなやかなジュビリーブレスも現在。やはり GMTマスターとジュビリーブレスの相性は良いですね。今後、ペプシ以外にもジュビリーブレスが出ないかな?と期待しております。
ブレスレットを拡大してみました。現行モデルのジュビリーブレスレットはコマが無垢となっているので、高級感が一気に出ます。ノビも出にくい仕様となっているので安心です。
5桁リファレンスのジュビリーブレスのコマは中が空洞でしたからね。80年代、90年代のデイトジャストなんかは中古品をみるとダラーんと伸びきってしまっている個体も多いです。
ジュビリーブレスの両端の2コマはサテン仕上げ、中心の3コマは光沢のあるポリッシュ仕上げとなっており、ステンレスとは思えない高級感を演出しています。
リューズは3重構造のパッキンを装備した"トリプロックリューズ"が採用されています。
厚さ約12mmとなっており、標準的な現行スポーツモデルと同じくらいの厚さとなっています。シャツの袖口には収まる厚さなのでそこまで気になりません。
搭載キャリバーは新型3200系に GMT機能を搭載したCal.3285が採用されています。パワーリザーブは約70時間に伸び、大幅にスペックが上がりした。
今後は3200系の新キャリバーが主流となっていくと思うので、今後は116710LNや116710BLNRなどに採用されているCal.3186は無くなるでしょう。
新型ムーブメントが搭載されている、"Ref.12・・・"から始まるレファレンスには文字盤6時位置のSWISS MADEの間に王冠マークがプリントされるようになりました。
最近では市場で見かける事も多くなってきましたが、まだまだプレミア価格で取引されており下がる気配がありません。
現在の並行中古相場で200万円前後。国内だけでなく海外での人気も高く、未だに定価の倍以上の金額で取引されています。正規店でもなかなか買えないでしょうからね。年内はこのままいってしまいそうな気がします。
現在、トケマーには3点出品されていました。気になる方は是非チェックしてみてください。