スカイドゥエラーはすごい奴だった
2012年に発表された『年次カレンダー搭載モデル』スカイドゥエラー。ロレックス史上最高の複雑機構搭載もされています!
正式名称は『オイスターパーペチュアルスカイドゥエラー』・・・長いですね。スカイドゥエラーでいきましょう!笑
スカイドゥエラーの最大の特徴は『年次カレンダー』と『2タイムゾーン』ですね!すっごい便利な機能なんです。
すごい機能 その①『年次カレンダー』
年次カレンダーとは、年間を通して大の月、小の月のカレンダーの切り替えを自動で行なってくれる機能です。
つまり日にちを合わせるのは一年で一度で良いんです。ひと月が30日の月と31日まである月があると思いますが、通常の時計だとそこで調整が必要になります。
年次カレンダーなら30日までの月と31日までの月を、歯車で自動的に切り替わるようになっているので、1年間日付の調整が必要ありません。これは本当便利ですよー!!
すごい機能 その②『2タイムゾーン』
文字盤中心のサークルにご注目下さい。ロレックスにしては見慣れない文字盤かと思いますが、これが第2タイムゾーンの目盛りとなっています。
文字盤中心の『ROLEX』のロゴの下の矢印で第2タイムゾーンを見ます。
日本国内にいる限りはあまり必要のない機能かもしれませんが、あればやはり便利な機能です。
海外出張の多いサラリーマンの方や、旅行で海外に行く際などは重宝します。
現地にいながら日本の時間も常に把握することができます。
2タイム表示はGMTマスターのようにGMT針で表示するのではなく、センターディスクディスクを回転させて、▼矢印でホームタイムを指示します。魅力的な時計です。
さらに!!月表示もあるんです。
はい、上の画像に注目してみて下さい。画像の時計は何月を指しているのか分かりますか?
ダイヤルのインデックスの外側にくぼみがあります。11時位置のディスクに注目してみて下さい。
11の数字の上が赤くなっているのがわかるかと思います。『11月』を指していることがわかります。1ヶ月が過ぎて新しい月にはいると自動的に『12月』のディスクに移動します。月まで一瞬でわかるようになっているので便利ですよ。
複雑機構を備えていますが、実は操作は難しくありません。
回転式リングコマンドベゼルが重要な役割を果たします。リューズを開放してベゼルを半時計回りに回してポジションを決め設定をします。
簡単に操作方法を説明すると、最初にリューズを開放します。※ベゼルが元の位置にある場合は、リューズを開放してもニュートラル状態の為、操作ができません。リューズを開放したら11時位置にある第一ポジションに噛み合うまで、ベゼルを反時計回りに回します。
第1ポジションでは、日付を調整することができます。また、翌月に1日に日付が変わると自動的に月表示も変わります。日付を進めるだけでなく、戻すこともできるのが特徴です。
ベゼルをさらに10時位置まで回して第2ポディションに噛み合わせると、1時間刻みで前後に切り替えてローカルタイムを合わせる事ができます。
さらにベゼルを反時計回りに回して第3ポジションに噛み合わせると、ローカルタイムの時分針と一緒にホームタイムを合わせる事ができます。この3段階の操作で、ホームタイム・ローカルタイム、月表示、時分針すべてを設定することができます。
複雑時計ながら操作は比較的簡単ですので、ユーザーにとってはありがたい事ですね。
2017年のバーゼルで新型が発表されました
2012年からリリースされてスカイドゥエラーは今まで金無垢素材のみのラインナップでしたが、今年のバーゼルワールドで、待望のコンビモデルとステンレスモデルが発表されました。
コンビモデルはシャンパンゴールド、白、黒のカラーバリエーションで、ステンレスモデルは黒、白に新色のブルーが加わりました。
スカイドゥエラーでまさかステンレスモデルが出るとは思わなかったのでとても驚きました!キャリバーは変わらず9001を搭載しております。
金無垢モデルのみのだったスカイドゥエラーがコンビモデルとステンレスを発表したので、少し手の届きやすい価格帯になってくるので、ユーザーの年齢層が広がりそうですね!
ヨットマスターやデイトジャストに似た印象ですね!エレガントなモデルです!
個人的にはステンレスモデルのブルー文字盤が爽やかでかなり好きです。早く国内で出回ってほしいですねー。今後さらに注目されること間違いなしです!!