ヤヴァイ！急げ！時計と彼女GETまでの道のり～初心者モテバイブル??

時計は「時間さえわかれば十分」、「携帯で十分」というのはもっともである。だから買う必要はない！！大正解である。その考え方は先日までの私だ。

先日までの私は「何がロレックスしているだ馬鹿野郎！」と鼻で笑いながら会社の掛時計を見ながら「ビールまで後5時間もある・・・」と思ったものである。

そんな男がなぜ時計を買おうなんて思ったのか・・・続く。

上司が「お前もなんか時計買ったらどうだ」といってきたのだ。

なぜ急にそんなこと言ってきたんだと思って原因を考えると、どうやらその上司は最近時計のビジネスに関わる仕事をしているらしい。その影響か何か時計を買うのを検討しているみたいなのだ。

私が勤めている会社の中は意外に高級時計をしている人が多い。普段は気にしていないがよくよく見ると上司も同僚も後輩もけっこう高い時計をしている。私は興味ないことに関してはトイレのように当たり前に流すのだが、ちょっと前に驚くような事件があったのを思い出した。その事件とは・・・・続く。

私の同期で桐島というやつがいる。この桐島という男はなんと小さい子供が3人いるのだが、そいつがなんと高級時計を買ったということを耳にしたのだ。

嘘だろ。桐島が部活やめた理由は知っているけど高級時計買うなんてどうかしてる！何かの間違いだと思って桐島に聞いてみた。お前、時計買ったんだって・・・。

そしたら桐島は笑顔でこう言った。・・・・続く

何買ってんだよ！！
桐島お前何買ってんだよ。3人の子供はどうすんだ！！

といって桐島の腕を見ると何やらデカい時計がキラキラしている。

「桐島、お前この時計いくらしたの」

「100万くらいかな」

「100万って　お前韓国のウォンでいうなよー桐島　ウォンでいうのは卑怯だろ」

「100万円だよ」

・・・・・・・

私は迷った　「あんたバカ！」とエヴァのアスカ風にいうか「ばかやろう」と猪木風に言おうか
しばらく考えて結局こっちで言った。

金八のこん馬鹿チンがって！

ロレックス デイトナを調べてみると、どうやらロレックスという時計の中でも一番高いらしい（他は調べてない、面倒くさい）そんな時計を桐島は買ったんだと思うと不思議だった。自分のデスクで調べた後、再び桐島のとこに行って聞いた。

「おい桐島、なんでそんな高いデイトナとかいう時計買ったんだ。お前みたいなモンハンばかりしてコーラしか飲めない男がデイトナって。血迷ったか、頭いかれてるぜ」

すると桐島は原監督のようにニヤリと笑いドヤ顔でこういった。

この桐島の顔と衝撃的な発言を思い出して、私は時計を買う決心をしたのだ！
下の写真のようにドヤ顔で言われたんだ！！

「時計は売れる」・「これから高くなるかも知れない」
何を言ってんだこいつは・・・・。

その時は私は心からこう思った。もしよかったら声に出して物まねして
いってほしい。気持ちを込めて

出川さんみたいに　お前は馬鹿か！

その日家に帰ってビールを飲みながらいつもどおりネットサーフィンをして「ロレックス デイトナ バカたれ」と検索してようと思ったが、「ロレックス デイトナ 売れる」と検索してみた。

そしたら　「ロレックスの買取価格が高い3つの理由」「デイトナ買取」「買取相場」とか続々と出てきた。
なんじゃこりゃ！本当に売れるのか・・・。

まずは自己紹介からさせて頂きます。

私は34歳(独身)の普通の会社員の男です。
東京都出身で兄弟は3人います。姉と弟。
両親が離婚することもなく、喧嘩に明け暮れたこともなく、施設に入れられることもなく
多くの方と同じようにごくごく普通の家庭で過ごしました。

普通に浪人も留年もすることなく普通に高校大学と進学して
そのまま新卒として某会社に入社し、もう12年経ちました。

ずっと普通でいたので、この先もあたりまえのように
ごく日本人の理想とされる結婚して子供を産んで家を買ってと
家庭を築いていくのだと、ずっとそう思って生きてきました。

そして今現在34歳。年齢的にそろそろ結婚も考えなければなりませんが、彼女もいません。
結婚できるという可能性も全く見いだせていません。
晩婚化か叫ばれる中、自分もそのカテゴリーに属しつつあります。
今年からはなんとか結婚してくれる相手を候補としてお付き合いできる女性を探しています。

私の転機は社会人1年目でした。

4/1入社式にいきなりこう言われました。
「君は福岡にいってもらうから」

東京出身でずっと実家暮らしだった私はまさに寝耳に水でした。
しかも4/4には福岡に行かねばなりません。
もっと早く行って欲しかった・・・・。

急いで両親に話をして、友達にも話をしました。
両親は心配していましたが、「とりあえず頑張ってこい」と送り出されました。
友達からは「大変だな。まあ頑張れ」ということで送別会を開いてもらいました。

引越準備をする時間もほとんどないので1人暮らしグッズなど何も買えませんでした。
またどこに引越するのか物件も見ていないので、現地に何があるのかもわかりません。
とりあえず仕事で使うスーツ等一式と洋服と布団だけあればなんとかなるだろうということで
段ボールにいくらかの物を入れて送った記憶があります。

その段ボールの中に昔親からもらったロレックスと書いてある時計も入れました。
「偽物だと思うよ」と親から聞いていましたが私は当時
もしかしたら本物かも知れないと思ってありがたく頂いたことを覚えています。

社会人になったら時計がないといけないなー思っていたこともあり
とりあえずこれも福岡に送るかということで送りました。
下記のような時計だったと記憶しております。

新卒でこんな時計していたら間違いなく浮くと思っていたので最初しませんでしたが、
いつか仕事で認められたらつけてもいいかなと漠然と思っていました。

そんなこんなで荷物を福岡に送って、その後私も羽田に向かって福岡へ向けて出発しました。
初めての社会人、初めての土地、初めての一人暮らし非常に不安だったと今でも思い出します。

福岡に着きました。私含め同期計8名で到着しました。
ちょうど4月で気候もよかったのですが、そんなことを感じる余裕もなく
見ず知らずの土地でやっていけるのか・・・逃げ出しようにも福岡だから
逃げられない、辞められない。。そんな大きな不安がありました。

あまり記憶がないのですが福岡空港に着いてそこから地下鉄に乗って天神駅に行きました。
お昼を済ませてからこれからお世話になる職場に挨拶しに行った記憶がございます。

その後自分の家に行くと思いきや、私ともう1人だけ呼び出されて
衝撃的なことを言われました。

「まだ家の契約をしていないから、今日はホテルに泊まって」

私ともう1人の同僚だけホテルに向かいました。
そこでチェックインする際にまた衝撃が・・・。

部屋が1つしかない。しかもシングルの部屋のみ。
わけがわからなくて同僚が新卒担当してくれた方に連絡してくれました。

手違いだと思ったのですが、その担当いわく「1泊だからそこで2人で泊まって」
と最初言われたらしいです。いやベット1つしかないし布団も1つだし
何を言ってんだ。

同僚も切れたらしく電話で交渉の結果、別のホテルに1人行くことに
なって事なきを終えました。

もしそこで交渉していなければ私は床で寝るか、自腹で別のホテルに泊まるかというような
恐ろしい事になったと思います。

そのホテルで寝る前に思ったことは「これはとんでもないところに来てしまった」ということです。

悪夢のような昨日が去り、朝になりました。
まー当然のごとく朝食付きでもなく、迎えにきてもらえることもなく
1人で今度は自分が住む場所まで移動しなければなりません。

世話しない会社だなと思いながら住所を頼りに探しました。
引越屋が来るまでに部屋に入って準備しなければなりません。
なんとかそのマンションまでたどり着きました。

職場からもかなり近く新築マンションでした。
「あーよかった。汚かったらどーしようかと思った」
と当時心から思ったことを覚えています。

そして鍵を開けて中に入りました。
6畳ワンルームの一般的な部屋でベランダも広くとても気に入りました。
そして引越屋も来て無事に荷物を受け取りました。

さて、何からすればいいかなーと思って荷物を荷解きしていきました。
服を出したり、食器を出したりと初めての作業なので意外に楽しかったです。
わざわざ東京から来てくれた品々、あのロレックス？も届きました。

あのロレックス？とは別に、これから仕事する上で時計が必要だということで、下記のような
時計も送ったのを記憶しています。普段は携帯で時間をみていたのですが、わざわざ
実家から腕時計を送りました。それが下記のような時計です。

もうかなり昔なので私がもっていたのは廃盤だと思います。なので似たような時計になってしまいますが下記のようなシンプルなSWATCH時計を当時1万円程度で買った記憶があります。

引越準備をしていた時にあらゆるものがない事に気づきました。
まず電気がない！私は1人暮らし始めてなので蛍光灯がないことに
驚きました。絶対必要なのになんでないの！幸いトイレと台所は電気がついていたので
暗くなったらその電気を使って凌ぐしかないなと思いました。
というか電球つけようにも届かない！！椅子もない！！
世話しないなー。

そして、カーテンがない。
直射日光は入ってくる、1Fなので対面から丸見えということで
これも買わなければならない。とりあえずダンボールをガムテープで貼って
凌ぐしかないということで対応しました。カーテンも最初つけといてくれよ。
世話しないなー

そして冷蔵庫がない、洗濯機がない、乾燥機、物干し竿がないいということで
買い出しがすごく必要です。何せ1人暮らししていなかった、時間もなかったので
何もかも準備できていません。
なんだよーという言葉を何回も言ったと思います。


ネットで注文しようにもインターネットが繋がっていない。
車もない、自転車もない、土地勘もない、どこに売っているんだ
悪夢です。そしてすぐ明後日には仕事だ。。。

まだ仕事もしていないのに、いきなり試練が怒涛のように待ち受けていたのです。
2日間は荷解きしたり買い出ししたりしてアットいう間に過ぎていきました。
もちろん2日で準備できるわけもなく、中途半端なまま仕事に向かうことになったのです。

もちろんこの時点で精神的にやばかったです。

この精神状態で明日から職場に向かいます。
もちろん職場ではもっと個人的には意味不明なことが
たくさん起きました。