まずは両者の基本スペックから!
【商品名】エクスプローラーⅡ
【型番】16570
【機械】自動巻き Cal.3185・Cal.3186
【素材】ステンレススチール
【カラー】黒
【ケースサイズ】40mm
【防水性】100m
【国内定価】-
【備考】1991年~2011年製造
【商品名】エクスプローラーⅡ
【型番】216570
【機械】自動巻き Cal.3187
【素材】ステンレススチール
【カラー】黒
【ケースサイズ】42mm
【防水性】100m
【国内定価】831,600円(税込)
【備考】2011年発表モデル
新型EXⅡは初代を彷彿とさせるのオレンジ針の復活!!
2011年のバーゼルワールドの目玉で、20年ぶりにリニューアルされた現行エクスプローラⅡは初代モデルを彷彿とさせる、オレンジ針(GMT針)が最大の特徴といえます。
わずか2mmのサイズアップですが腕時計の2mmはかなり印象が変わってきます!
また、ケースサイズも2mmサイズアップし、42mmとなりました。
サイズが大きくなった分、旧型に比べダイヤル幅も広がり、視認性もアップしました!
ディテールを徹底比較していきましょう!【左が旧型・右が新型】
重量をチェック!!
全てのコマがついている状態で重さを比べてみました。旧型が125.9g、対して新型は157.8g。重さは実に30g以上の差が出ました。なぜこんなに違う?
ケースサイズが2mm大きくなっただけではこんなに重くなりません。全体的なパーツが大型化したのも重量が増えた要因ですが、一番の要因はブレスレットの仕様変更です。
旧型ではリンクパーツが空洞でしたが新型は中央のリンクパーツが無垢パーツに変更された為、堅牢性はもちろん、重量もアップしました!
バックルも大きく仕様変更しました。これはEXⅡに限らず、他のモデルの新旧の違いにもいえることですが、旧型のバックルも堅牢性、着脱性は十分なレベルですが、高級感はやや物足りない印象でした。
新型のブレスレットは堅牢性はもちろん、高級感がさらに増した印象で、重さもずっしりしています!比べるとだいぶ違います。さらに5mmのエクステンション機能も備え、機能性も向上しました。便利ですよ!
バックルの中板も薄い板から厚みのある板となっているので非常にタフな印象になりました。
※画像右の新型は艶なし(梨地)仕上げとなっておりますが、2015年の7月頃からはこの部分が鏡面仕上げとなっています。
モデル名表記
旧型EXⅡの表記は黒文字盤にオーソドックスな白いロゴとなっており、シンプルでシャープな印象となっています。
対して新型EXⅡの『EXPLORER』のモデル表記はGMT針と同じオレンジカラーを採用しています。書体もブロック調に変更されており、派手さが増したような感じです。
針とインデックスが大型化
画像を比べると一目瞭然、針の長さに変更はないものの、太さが増し、針の夜光部分も大きくなり、視認性が格段にあがりました。さらにドットインデックスも大きくなりました。
ロレックスは他のスポーツモデルもインデックスが軒並み大型化しましたね。
GMT針の変更
大きな変更点のひとつとして挙げられるのはGMT針のカラーチェンジです。
冒頭でも書きましたが、新型のオレンジ針は初代のEXⅡを彷彿とさせるカラーで、バーゼル発表当時、ファンの間でもおおいに盛り上がりました。
よく見ると変わったのは色だけでなく、形も変わりました。旧型の赤針は根元から赤色で、先端が△になっているのに対し、新型は根元から半分近くは黒でそこからオレンジカラーとなっており、先端は△ではなく棒になっています。
リューズとリューズガードも大きくなって堅牢性が向上しました。
リューズは6mmから7mmにサイズアップし、そっれに伴いリューズガードも厚みがましてがっしりとした印象になりました。
ほとんどのパーツ部分が大型化していますね。旧型にはあったシャープこそなくなりましたが、よりパワーアップした印象です。
ベゼルインデックスのアラビア数字も太くなっていますね。サテン仕上げは新旧ともに同じですが、書体がリニューアルされて視認性は向上しています。
ただ、ビジネスシーンで使うとしたら、旧型の方が無難で使いやすそうです。
ケースの厚さも旧型の12mmから12.5mmとなり、0.5mmのサイズアップとなっています。
12.5mmはボリューミーな分、シャツの袖口にひっかかってしまいそうです。
今回は新旧の違いについて書きましたが、いかがでしたでしょうか?
まとめ
モデルチェンジに伴い、まったくの別物になったという印象なので、好みは分かれるはず・・・皆さんはどちらが好きですか?
ここからは完全に個人的な意見なのでサラッと見ていただきたいのですが、どちらかを選ぶとしたら私は旧型を選びます。私の腕回りだと42mmは少し大きく感じ、装着感が気になりました。
ステータス面を見ると新型が上をいきますが、普段使いをするならやはり40mmが丁度いいサイズです。
また、ビジネスシーンでの使用も考えてみると、オレンジ針は少々派手で、シャツの袖口もかかってしまう厚さなので気になってしまうところです。
ディテールのサイズ感も旧型の方がシャープで控えめな印象なので個人的には旧型が好きです。
とはいっても既に廃盤モデル・・・コンディションの良い個体はどんどん減ってきている印象です。最近ではなかなか見つかりませんが、高年式のノンポリなんかがあったらすぐにでも手を出してしまいそうです。
今後も並行店の新着入荷情報や、トケマーなどで頻繁に在庫のチェックをしていきたいと思います。
リストショット!!