ヨットマスターⅡが登場したのは2007年。本格的なヨットレースに対応したスポーツモデルとして発表されました。
44mm径の大型ケースには、ヨットレースのためのレガッタクロノグラフ機構を備えた複雑ムーブメントCal.4161が搭載されております。
また、リングコマンドベゼルと呼ばれるムーブメントに連動したベゼルが備えられています。
ステンレスモデルの"Ref.116680"、ピンクゴールド×ステンレスの"Ref.116681"、ホワイトゴールドの"Ref.116689"、そしてイエローゴールドの"116688"の4種類です。
ケース素材の種類は4種類ありますが、文字盤のカラーは"ホワイト"のみ!今後もホワイトのみでいくのでしょうか。
【商品名】ヨットマスターⅡ
【型番】116680
【機械】自動巻き Cal.4161
【素材】ステンレススチール
【カラー】ホワイト
【ケースサイズ】44mm
【防水性】100m
【国内定価】1,922,400円(税込)
【備考】2017年発表(旧型は2013年発表)
ステンレスモデルながら定価は200万円近くする高級時計です。やはり、外装パーツや機能にかなりコストをかけている分、他のステンレスモデルと比べて少し割高な印象です。
過去にヨットマスターⅡの使い方について書きましたので良かったらこちらも併せてご覧ください。
新旧ヨットマスターⅡの画像を並べてみました。ケースサイズ、搭載ムーブメントは全く同じですが、文字盤のデザインが少し変わったので確認してみましょう!
"12時位置"と"6時位置"のインデックスが変わっています。12時のインデックスは四角から三角▽へと変わり、6時のインデックスは正方形から長方形へと変わっています。
さらに、インデックスの縁(フチ)はブルーからシルバーへとマイナーチェンジをして高級感がグンと増しました!
時分針・秒針(スモールセコンド)の針の色がブルーからからシルバーに変更されています。
個人的にはブルースチール針の方が視認性も良くてが好きでしたが、新型はシルバーに変わりました。好みは分かれるポイントですが、"高級感"といった意味では新型に軍配が上がりますね。
一番分かりやすい変更点は"時針"でしょうか。ペンシル針からベンツ針へとマイナーチェンジを果たしました。
このマイナーチェンジは個人的にはかなり好きですね。ロレックスの多くのモデルにも採用されている"ベンツ針"はヨットマスターⅡの文字盤に馴染んでいます。
"世界初"のプログラムカウントダウンを搭載したヨットマスターⅡ。
"レガッタクロノグラフ"とはカウントダウン機能の事で、2時位置と、4時位置のプッシュボタンを使用する事で、10分間のカウントダウンを瞬時に計測できます。
実際のヨットレースでの公式カウントダウンに合わせて、計測中にカウントダウン針を進めたり、遅らせたりできます。
日常生活で使用する事はほとんどありませんが、"レガッタクロノグラフ"という高度な機能性に魅力を感じるファンは多く、人気が高いモデルとなっています。
好みが分かれるマイナーチェンジだったと思いますが、新旧の現在の相場はそれほど大きい差はなく、旧型ヨットマスターⅡの実際相場は150万円〜160万円ほどで、新型は160万円〜170万円といったところでしょうか。
マイナーチェンジされる度に時計ファンの注目を浴びているロレックスは面白いブランドですね。夏にぴったりのヨットマスターⅡ!まだ間に合いますよ。