Wimbledonで、ROLEXは『時計係』
2017年の7月3日よりテニスのグランドスラムトーナメントの中でも一番格式の高いWimbledon大会が開催されました。
このROLEXデイトジャスト41が大会を開催するにあたり発表されたモデルです。ROLEXの定番である「ロレゾール」モデルで、ステンレススティールとのコンビが絶妙に調和された造りになっています。インデックスはローマン数字、Wimbledonの芝の色をイメージした緑を配色、大会を彩るモデルです。
ROLEXはWimbledonのスポンサーと思われていますが、実は違います。公式HPでオフィシャルサプライヤーのリストにROLEXの名前はありません。
オフィシャルサプライヤーは
【Slazenger】公式ボール、
【Robinsons】公式炭酸飲料、
【IBM】公式情報機器、
【Lanson】公式シャンペン
【Ralph Lauren】公式上着、
【HSBC】公式銀行、
【Evian】公式水、
【Lavazza】公式コーヒー、
【Stella Artois】公式ビール
【Jaguar Land Rober】、公式車輌
【Haggen-Dazs】公式アイスクリーム、
【Pimm’s】公式ジンの
計12社です。
しかし、ROLEXのHPではオフィシャルタイムキーパーとして歴史は「1978年までさかのぼる…」と記載されています。
オフィシャルサプライヤーに企業名はありませんが、Wimbledon公式HPでもROLEXの企業名は写真でしっかりと掲載されています。
HP内での『Start Time』という項目ではROLEXの大時計がボードに組み込まれています。
つまりWimbledonでは【普遍的な光景】であると言わんばかりです。
この事からROLEXとWimbledonは通常のスポンサーの枠を超えたリレーション(関係)が感じられます。
時間という、日常を正確に表示して、格式高い大会の雰囲気を保ち、さり気無く伝える事で、大会をサポートする姿勢はROLEXの社風、スポーツをサポートする姿勢もこれまでのROLEXの歴史を継承しています。
あくまでROLEXはTime Keeper、『時計係』なのです。提供している物はお金では無く時計で、大会の時間表示・計測を管理している通常のスポンサーの枠を超えた関係であります。
コートや施設内に組み込まれた時計はもう、クラブの施設そのものなのです。
ROLEXを腕にしたこれまでのWimbledon王者
ROLEXとWimbledonを彩って来た選手は現役ではこの大会も出場している、『ロジャー・フェデラー』、レジェンドでもある『ビヨン・ボルグ』がROLEXを腕にして優勝トロフィーを掲げています。
現役当時は長髪でテニスプレイヤーというよりもロックスターの様な、出で立ちのボルグ氏はテニスの認知度を高めた選手であり、今日のテニス人気の向上に貢献したレジェンドです。Wimbledonも5連覇という記録を持っています。
そんな彼の手首にDay-Dateが彼の愛用です。1956年のモデルは彼が生まれた年のROLEX
であり、それも何か惹かれる特別な理由だとROLEX社のHPでその様な想いをコメントしています。
そして今大会に前人未到のWimbledon8勝目の優勝を狙う、『ロジャー・フェデラー』。
上の写真で彼の右手にはシルバーの『Datejust Ⅱ』が優勝カップと共に写っています。
Wimbledonでグランドスラム最多勝更新の2009年に付けていたのがこのモデルです。
彼の偉業がテニスの歴史を塗り替えるその舞台がWimbledon。
ボルグを初めとする、多くのレジェンドが見守るプレッシャーの中で、フェデラーは6度目の優勝カップを掲げる事が出来ました。
テニス界のスーパースターが付けていたROLEXは一見すると地味なモデルですが、白を基調とする、ドレスコードが存在するWimbledonには相応しいモデルです。
フェデラー、錦織圭がどんなドラマを見せるのか?
第9シードの錦織圭が日本人では最もこのWimbledonのタイトルに近いと言われています。
錦織圭はタグホイヤーと契約しています。
モデルはこちら。
錦織圭も27歳。
フェデラーも同じ頃には既にWimbledon王者になっていました。
フェデラーの8勝目も興味がありますが、錦織圭にも頑張って欲しいです。
これからも続くROLEXとWimbledon
いかがでしたか?
この様にROLEXはWimbledonでは単なる協賛企業ではありません。
大会と強い絆で結ばれたパートナーなのです。
他にも時計ブランドが数多くのテニス大会をサポートしています。
ROLEX以外のブランドを装着した選手達のプレイを是非皆さん注目して下さい。