ロレックス116520デイトナ V番D番並べてみた
じゃじゃーん。
ロレックス116520デイトナの黒文字盤になります。説明不要ですね。
先に答えを言ってしまいますが、左がV番(2009年製造)、右がD番(2005年製造)になります。この写真をパッと見てどっちがどっちか分かった方は相当視力が良いです。
こちらの写真では判断ができませんがデイトナ116520のV番とD番の分かりやすい仕様の違いは下記の2点になります。
・文字盤と風防の隙間にあるルーレット刻印
・バックルの仕様変更(V番は旧バックルも混在)
本体の仕様の違い以外にも、ギャランティカードがV番はカードタイプでD番は紙タイプになっています。
写真にあるD番はなぜか箱が大きいタイプでした。(並行品だからかな?)箱はほぼ関係ないと思いますので無視していきます。
これから文字盤内を中心に116520デイトナのV番(写真:左)とD番(写真:右)を見比べていきたいと思います。
はたして違いは出てくるのでしょうか・・・
ロレックス 116520デイトナ V番D番 比べてみた①

左がV番 右がD番
両者をアップで撮影してみました。ルーレット刻印以外の違いはこれといって見受けられないですね。
D番の方がラグのエッジが少しだけ丸い感じがします。恐らく磨きに出している可能性がありますね。
ロレックスユーザーはケースの痩せを嫌う方が多い様に感じますので、生活キズ程度であれば磨かず放っておけとどこかで聞いたような聞いていないような・・・。
ロレックス 116520デイトナ V番D番 比べてみた②

左がV番 右がD番
12時位置のクラウンマークを比べてみましょう。
116520デイトナは、他の214270エクスプローラⅠ、216570エクスプローラⅡ、116710GMTマスターⅡ、116610サブマリーナ等と異なり、クラウンマークがプリントではなくアップライト仕上になっていて存在感を増しています。
さて、問題のV番とD番でのクラウンマークの違いですが、V番の方が楕円が少し潰れているように感じます。
更にD番の方が、棒のようになっている部分が太くてっぺんの丸ぽっちもV番より若干大きいです。
全体的な大きさはさほど変わらない印象ですが、見比べると存在感がまた違って見えますね。
ロレックス 116520 デイトナV番D番 比べてみた③

左がV番 右がD番
クラウンマークとその下に書かれている文字の部分のアップです。離して見るとやっぱりクラウンマークの雰囲気違いますね。
そして、その下のROLEX~COSMOGRAPHの記載ですが、これといって大きな違いは見られません。
ただし共通していることは・・・
『O』と『C』と『S』がちょっとだけ大きい!気がする。
私の所有している116622ヨットマスターは、全て同じ大きさの文字です。この文字は116520デイトナだけの特徴なのでしょうか。
ロレックス 116520デイトナ V番D番 比べてみた④

左がV番 右がD番
9時位置にある12時間積算計です。
V番の方が3・6・19・12のアラビア数字が少しだけ細くなっています。
アラビア数字以外の部分(黒いバーになっている部分)を見るとV番は均一の長さになっているのですが
D番は1時・11時が短く5時・7時になるにつれて長くなっています。

左から1時・2時・4時・5時
無駄に並べてみました(笑)
116520デイトナ D番の12時積算計の目盛りです。
下になるにつれて溝1個分長くなっていました。
ロレックス 116520デイトナ V番D番 比べてみた⑤

左がV番 右がD番

左がV番 右がD番
上の画像が30分積算計、下の画像が秒数を示すスモールセコンドになります。
太さが若干違うかなぁと感じる以外は特に変わった様子はなさそうですが、V番のスモールセコンドはバーの目盛りが内枠ギリギリで寸止めされていますね。

左がV番 右がD番
V番の11時部分が内側の黒い部分に接しているように見えますが、角度の問題でここも寸止めで切れております。
10時位置で比較すると分かりやすいですね。
ロレックス 116520デイトナ V番D番 比べてみた⑥

左がV番 右がD番
スモールセコンドの上に記載されている『DAYTONA』の文字のアップです。
『T』と『O』の頭部分、なんだか雑ですね(笑)
いわゆるパンチラ状態になっています。
文字の幅を比べてみると、D番の方が若干広くなっています。ただしコンマ数ミリ程度の違いなのでルーペでよーく見ないと分からない誤差レベルでしょう。

左がV番 右がD番
6時位置に記載されている『SWISS MADE』の文字をアップしてみました。これはわかる!D番の方がちょっぴり大きい!
V番は22目盛り分に対してD番は24目盛り分の幅になっています。
おめでとうございます。こちらのD番はビッグスイスの仲間入りです。他の個体はどうなんでしょうか?情報お待ちしております。
ロレックス 116520デイトナ V番D番 比べてみた⑦

左がV番 右がD番

左がV番 右がD番
インデックスのアップになります。
上の画像は文字盤に8か所あるインデックス部分です。光の加減で様子が異なりますが時に違いは見受けられませんでした。
下の画像は文字盤にぐるっと一周あるバーのインデックスです。V番の方が太くなっているのと、最初から最後まで太さが一緒になっています。
D番は淵から文字盤中心にかけて(場所によって)ちょっとだけ細くなっている印象です。
ロレックス 116520デイトナ V番D番 比べてみた⑧

左がV番 右がD番
リューズのクラウンマークをアップしてみました。
D番の方が段差がくっきりしていてシャープな印象になっていますね。王冠の楕円大きさ、棒になっている部分の太さも全然違います。
リューズ自体の形ですがやっぱりD番は磨いたのかな?端が丸っこくなっている感じがしますね。クラウンマークのドットも少し潰れた感じです。
ロレックス 116520デイトナ V番D番 比べてみた⑨

左がV番 右がD番
分針と時針のアップ画像です。
この距離からでも分かりますが中心側の白い夜光塗料がはみ出していてアップで見るとあんまりきれいではありません。
先程の『DAYTONA』でもそうでしたが、この個体は仕上がりがあんまりよくないかもしれません。形状や塗料といった他の面では変わりありませんね。
おわりに
今回掲載した文字盤の画像以外にもフラッシュフィットや裏蓋の部分も比べてみましたが、さほど違いが感じられる部分はありませんでした。
やはり今までの歴代仕様違いと同様に文字盤部分に違いが見受けられました。といっても製造年も違いますし、ルーレットやバックルに違いがある個体でしたので次回は是非同じ製造年の116520デイトナで比べてみたいと思います。
既に116520デイトナを所有している方この記事を見て頂いてこのほかにも違いがあるようでしたら是非とも教えてください。
情報をお待ちしております。