ロレックスはそこにもいる!!
もうすぐ春ですね。春は出会いと別れの季節です。新しいスタートや人生の区切りに、新しい時計が欲しくなったりしませんか?
でもなかなか先立つものがなかったりして、気軽にお買いものなんてできないよー、という方も多いと思います。
そこで今回は少し気分をかえて、現実の世界ではなく映画・物語の中でロレックスと出会ってみましょう。
いつもとは違う場所で馴染みものもの出会うと、なんだか新鮮な気分になりますよね。
五反田君の憂鬱
さて、さてなのですが、次の日本人ノーベル賞受賞者の候補として、毎回名前があがる某有名作家の作品の中で、ロレックスについて語られている一節があるのを御存知でしょうか?
作家の名前は村上春樹
作品名は、「ダンス・ダンス・ダンス」です。
2017年2月末の今現在、7年ぶりの最新作「騎士団長殺し」が発売されました!初版の発行部数が同時に発売される1、2巻ともに50万部ずつ!!
だとか・・・なにかとマスコミを賑わせている村上春樹です。
「ダンス・ダンス・ダンス」は彼が1988年に発表した作品で、もちろん発売当初からベストセラーとなり、現在まで多くの人に読まれ愛されている村上春樹の代表作の1つです。
ちなみに発売時高校生だった私も、出ると同時に上下巻ともに購入して授業中に読み耽りました。
作中の登場人物である人気俳優の五反田君の口からロレックスが語られるのは、下巻の真ん中、物語に終幕の気配が漂いはじめた頃です。
私なりに要約しますと
俳優として成功し富と名誉を得た五反田君にすれば、ロレックスの時計なんて本当はなくてもかまわない程度のものなのに、世間のみんながそれを欲しがることで、まるでそれに価値があるかのように思われている品物の代表にみえる、てな話を、五反田君は中学時代の同級生である主人公の 僕 に語ります。
小説のこのシーンの五反田君のセリフは、多くの人の記憶に残ったらしくネットでもよく引用されてますね。
気になる方は「村上春樹 ロレックス」で検索して頂ければと思います。
時計愛好家の皆さん、たしかに五反田君の言葉は当たっているかもしれませんが、それはある意味においてであって「五反田君はロレックスの魅力が見えない人だったんだね、可哀そう。」と言いたくなったりしませんか?
私はなります。
あの男もしている
批判的な五反田君の他に、物語の登場人物の中でロレックスとセットで有名なのは、なんといっても英国情報部のあの人、殺しのナンバーを持つ男
007ことジェームズ・ボンドです。
いまでは007といえばイコール莫大な予算のかかったアクション大作映画になってしまいましたが、元々は英国人作家イアン・フレミングが1953年に発表したスパイ小説が原作です。
原作でボンドがつけていた時計は、ROLEXのオイスター・オートマチックでした。
しかし007が映画化された時(1962年)にはすでにサブマリーナが発売されていたため、映画でのボンドはサブマリーナで登場しました。
そして9作目の映画まではほぼ毎回作中でROLEXを使っていました。
10作目でセイコーのクォーツLCをして以降はその時々の映画のスポンサーになった企業の時計をしています。
007が愛した時計たち
参考までに、これまでの映画の007シリーズで使用された時計をあげておきますね。
・()の中の数字が使用された作品の番号です。第1作と第9作なら(1・9)となります。
・()の後の数字は、これまでトータルで何回使われているかです。
・007シリーズの映画は2017年の現在までに全部で24作品あります。
ロレックス サブマリーナ(1・2・3・4・6・8・9・16) 8回。
ブライトリング トップタイム(4) 1回。
ロレックス オイスタークロノグラフ(6) 1回。
パルサー(8) 1回。
セイコー クオーツLC(10) 1回。
セイコー デジタルメモリーバンクDGJ018(11) 1回。
セイコー ハイブリットJET088(11) 1回。
セイコー ダイバープロフェッショナル(12) 1回。
セイコー デジボーグ(13) 1回。
セイコー TVウォッチ(13) 1回。
セイコー クオーツクロノグラフ SPR007(14) 1回。
セイコー ハイブリットダイバー150m SPW001(14) 1回。
ホイヤー ??? (15) 1回。
オメガ シーマスタープロフェッショナル (17・18・19・20・21) 5回。
オメガ シーマスタープラネットオーシャン(21・22・23) 3回。
オメガ シーマスターアクアテラ(23・24) 2回。
オメガ シーマスター300(24) 1回。
如何でしょうか?
こうしてみると初期の頃はロレックス、最近はオメガを付けているのがわかりますね。
別にボンドのキャラクターが変化したのではなく、007映画の現在のスポンサーがオメガという事実の影響でしょう。
昔からのファンの中には、やっぱりボンドにはロレックスをして欲しいと思う人も多いはずです。
過去には007を観てロレックスを買ったなんて人もいるかと思いますが、最近の007とオメガという組み合わせはあんまり購買意欲をそそられない気がします。
オメガの責任ではなくて、映画の中で007と仲良くなるお姉様方も、オメガよりも、ロレックスを好きそうなゴージャスな美女が多いですし
ま、私の偏見ですかね。
そろそろ時間です。
おや。
時計をみると、もうこんな時間。
みなさん、ここいらで、本日は、そろそろお時間となりました。
今回は「物語の中で、ロレックス」として、「ダンス・ダンス・ダンス」の五反田君と007ジェームズ・ボンドを取り上げてみました。
今回調べたデータが間違っていたらすいません。
日本のベストセラー小説から、世界的大ヒット映画シリーズにまで顔をだすロレックスはやはり偉大な時計ブランドです。
物語の中に限ってみても、きっと、もっともっと色々な作品に登場していると思いますので、今度また探してみたいです。
それでは、失礼します。
ごきげんよう。