リューズの役割は2つ
1つ目は、ゼンマイを巻き上げる役割
2つ目は、時刻・カレンダーを合わせる役割
時計の内部機械を動かす為、丁寧に扱う事が大前提。
扱う姿勢にも注意したい。
腕時計を着用したままリューズを操作をするのは絶対に避けよう。
※力がナナメに加わるなどでパーツに負担が掛かり破損する恐れがある為
力が均等に掛かるよう、腕から外しリューズを操作しよう。
※リューズを引く際も均等に力を入れるのを意識して力加減を
ロレックスのゼンマイの巻き方は以下の手順で行う事が可能だ。
②リューズを右に回転させ、ゼンマイを巻き上げる
※部品を痛めないよう、ゆっくりと巻き上げるのがコツ
③解放したリューズを戻す
※閉め忘れて使用すると水分の侵入など故障の原因になる為注意しよう
ゼンマイは力が加わり過ぎると切れてしまう。リューズを巻いていくと、巻き上げの感触が重くなっていく。無理に回し過ぎると破損の原因になる為、20回程度を目安に巻くといいだろう。
自動巻きの腕時計は、腕の動きに合わせてローターが回転して巻き上げてくれるが、腕時計を激しく振って巻くのはNGだ。
※内部機構を痛める原因になる。
カレンダー合わせを行ってはいけないNGの時間帯が存在する。
午後8時~午前4時の時間帯だ。
※このNGゾーンでは日付(カレンダー)盤と送る部品が噛み合う状態になっている。その為、この時間帯に操作をすると部品が破損するので操作は厳禁だ。
カレンダーは下記の手順で合わせる事が出来る。
①NGの時間を避ける(午後8時~午前4時)
↑NGの時間帯に針がある場合は、安全な時間へ針を送る。
※とりあえず6時に合わせておけばAM・PM問わず問題ない。
②リューズを1段引き出し、合わせたい日付にカレンダーを合わせる
③リューズをしっかりと元に戻す
※時刻を移動させた場合は元に戻すのを忘れないように
①リューズを解放し、2段(時刻調整が可能な位置)引く。
※ハック機能(秒針が止まる)搭載のモデルは2段引いた瞬間に停止する。
②リューズを回し時刻を調整する。
※針は必ず時計周りに動かす。逆に動かすのは厳禁!!(逆回りするように作られていない為、破損の原因になる)
③リューズを元に戻す。