多機能モデル!エクスプローラーⅡ
1971年に初めて登場した"エクスプローラーⅡ"。探検家の時計としても知られるこのモデルは、洞窟や暗闇など野環境下でも時間が判別できるように24時間表示が装備されました。
エクスプローラーⅡの歴史を簡単にご紹介
エクスプローラーⅡの系譜をたどると、初代Ref.1655(1971年〜1987年)から始まり、約2年間のみの製造の第2世代Ref.16550(1988年〜1990年)、第3世代(1991年〜2011年)、そして第4世代の現行モデルRef.216570(2011年〜)となっています。
ファーストモデルのRef.1655は当時では個性的なデザインとされておりましたが、セールスは好調だったのでしょうか。1971年から1987年の約16年のロングセラーモデルとなっています。
第2世代のRef.16550こそ短い製造期間でしたが、続く第3世代Ref.16570も20年のロングセラーとなっており、ロレックスのモデルの中ではロングセラーの印象が強いです。
そして初登場から40周年の節目の年(2011年)に発表されたのが現行Ref.216570です。
基本デザインは変わらないものの、ムーブメントを含め、ディテールが大胆に一新されました。今回はあらためて現行エクスプローラーⅡ Ref.216570の魅力に迫りたいと思います。
エクスプローラーⅡ Ref.216570 基本スペック
【商品名】ロレックス
【型番】Ref.216570
【機械】自動巻き Cal.3187
【素材】ステンレススチール
【カラー】ブラック/ホワイト
【ケースサイズ】42mm
【防水性】100m
【参考定価】831,600円(税込)
【備考】2011年発表モデル
ここが凄い!サイズアップで増した屈強さ
前作からの変更点のひとつとして挙げられるのはケースサイズです。スポーツモデルのスタンダードな40mmケースから42mmケースにサイズアップ。
わずかな差に見えますが、実際に腕に着けると違いは歴然です。42mmとなるとロレックスの中ではヨットマスターⅡ(44mm)、ディープシー(44mm)、シードゥエラー(43mm)に次ぐ大きさになります。
ケースサイズだけでなく、インデックスや針、ラグなども大型化されて、屈強さはもちろんの事、視認性も格段にアップしています。
ここが凄い!搭載キャリバー Cal.3187
サイズだけでなく、搭載ムーブメントも前作から変わっています。
前作 Ref.16570に搭載されていたムーブメントは Cal.3185/ Cal.3186ですが現行モデルのムーブメントは 単独のキャリバーナンバーCal.3187が搭載されています。
Cal.3187の特徴は独自の耐振機構である『パラフレックスショック・アブソーバー』が搭載されている点です。
これは2005年にロレックスが独自開発し特許を取得した機構で Cal.3186にも搭載されていません。
Cal.3186といえばGMTマスターⅡ Ref.116710BLNRにも搭載されているので、単純に性能でいうとRef.116710BLNRよりも上となります。
現行スポーツモデルの中ではやや人気は下火のRef.216570ですが、"探検家の時計"のコンセプト通りスペックの高さは屈指のモデルとなっています。
並行店で探せば定価以下で購入が可能!
実際の相場を見てみましょう。現在の国内定価はブラック/ホワイトともに831,600円。並行新品が86万円〜88万円。中古であれば70万円台から購入可能になっています。
他のスポーツモデルは定価に比べ、実勢価格が割高なモデルが多い中、エクスプローラーⅡは登場時から相場は安定しており、コストパフォーマンスがかなり良いモデルといえます。
現在トケマーにもいくつか出品されており、中古・新品どちらも在庫が残っているようなので、気になる方は是非チェックしてみてください。