それぞれの時代で様々な時計ブランドの、一過性の流行り、廃り的なものはありました。
しかし、人気ナンバー1の地位をずっと維持し続けているのは間違いなくロレックスであって、現在でもその地位は揺ぐことはありません。
では、ロレックスを超えるブランドというのはあるのでしょうか。
価格面や技術面など、色々と比較する項目はあるとは思いますが、ここでいう「超える」というのは、そういったものではなく、「一番満足できるか」、ということに主眼をおいて考えていこうと思います。
ですので、ムーブメントの作りがどうのこうのとか、定価がこっちの方が高いからいい、みたいな、そういった点からのみの判断ではありませんので、よろしくお願いします。
条件その1 並行店との価格差が小さい
正規店で買うにしても、並行輸入で商品を入れているお店で買うにしても、その価格差があまりに大きいと、買う側としては、ん?と思ってしまうところはあります。
自分が正規店で買った同じ商品を、同じく新品なのに3割も4割も安い値段で買う人がいるとなると、心中複雑な人も多いのではないでしょうか。
いったいどこが違うの?結局、得なの?損なの?みたいな。
アフターサービス等の点で、もっと差別化してくれれば納得もいきそうなものだけれども、それでも納得できないところはあります。
ブランド側の方で、しっかりと商品管理をしていただき、内外の価格差をできる限り小さくするというのも、ブランドの責任とまでは言いませんが、ブランドイメージを大切にしようと思えば、大事なことかと思います。
条件その2 価値が下がりにくい
新しい時計が欲しくなった場合など、潤沢な資金がある場合は別として、普通は手持ちの時計を処分、整理するなどして対応している人も多いと思います。
とすると、買い取り屋さんや、質屋さんに、時計を持ち込んで査定などしてもらうことになるとは思いますが、その時の値段というのも、その時計を持つうえでの満足感に大きく影響するように思います。
ロレックスの換金率は言わずもがなですが、それ以外のブランドの時計となると、買い取り時の価格は、かなり叩かれることが多いように思います。
そういう意味では、ロレックスの換金率の高さは異常であって、そんなブランド他にないように思いますが、「いくらで買った」ではなくて、「いくらで売れる」というのも、所有満足度が高くなる要因の一つかと思います。
もちろん、実際に売る、売らないは関係なく。
知名度はどうでもいい
あまり知名度が高くないブランドであっても、びっくりするような値段の時計というのはたくさんあります。
そのブランド自体や、その時計そのものが好きなのではなくて、なんでもいいから高い時計を見栄で買ってしまうような人は、知名度が低かったり、他人に悪く言われると、途端にその時計の満足度が下がってしまう、なんてこともあるようです。
逆に、知名度が低くても自分が気に入っている時計であれば、満足度も高いだろうし、他人がどう言おうが、気にしなくていいわけです。
特に、本当に時計が好きな人は、知る人ぞ知る、こだわりのあるブランドというものに興味を惹かれる人も多いので、知名度はあまり問題にならないかもしれません。
で、結局どうなの?
で、結局、どんなブランドのどんな時計が満足できるの?ということになってきますが、個人的な意見にはなりますが、ロレックスを超えて満足できる1本について、少し具体的に挙げていこうと思います。
オーデマ・ピゲ ロイヤルオーク
まぁ、そりゃそうなってきますよね。
デザインが好みであれば、ロイヤルオークを所有している人は、完全にロレックスよりも満足されていると思います。
私は持っていないので、あくまでも想像でしかありませんが・・・。
パテック・フィリップ ノーチラスあたり
こちらも、当然ですね。
値段も値段だから、当たり前だと突っ込まれそうですが、上に書いた条件も完全に満たしていると思います。
A・ランゲ&ゾーネ
少し趣は異なりますが、ランゲの時計を所有している人も、ロレックスを超えるとの満足感を得ているのではないでしょうか。
こちらも、価格帯が違い過ぎるので微妙な感じではありますが。
まとめ
最後まで読んで下さりありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。
満足度の主眼を、下がらぬ価値というものに置いた場合、本当に難しくなってきます。
ロレックスや、オーデマ・ピゲ、パテック以外の時計は、高級ブランドであっても、通常、買い取り価格はかなり低くなってしまいますからね。
もちろん、それが普通といえば普通なのですが。
売る、売らないは別として、自分の所有している時計が高値で売れるとなると、それはそれで悪い気はしないだろうから、結果として所有満足度は高いものになってくると言えるのではないでしょうか。