かつては、ロレックスのディフュージョンブランドとして、一部、部品の供給等を受けていたチュードル。
チュードルについて、簡単に説明をしておくと、創業は1926年。
ロレックスの創始者でもある、ハンス・ウィルスドルフ氏によって設立されました。
設立当初は、ロレックスの知名度を上げるべく、ロレックスよりも安価な値段で商品を展開し、販路を拡大するという狙いがあったようですね。
当時も高価だったロレックスと比べ、値段の抑えられたチュードルは、庶民に受け入れられ、ロレックスの知名度向上に効果があったというわけです。
手頃な値段といっても、感じ方は人それぞれで、色々と意見があるでしょうが、どう考えても安いと思います。
近頃、腕時計の価格が高騰していることから考えると、それに慣れている我々としては、これくらいの価格帯だと安いな、と思ってしまうのですがどうでしょうか。
正規店がないので、並行輸入をしているお店にしか置いていませんが、私が一押しのヘリテージ・ブラックベイ41というモデルだと258,000円で売られています。
売れ筋だと思われる、ダイバーズでも300,000円ほどで売られています。
ロレックスのサブマリーナーの値段を出すと、三本くらい買えますね。
1990年代頃から、ロレックスとは一線を画した、独自の路線を歩みだす傾向が顕著になってきたチュードル。
最近では、2015年に自社製ムーブメントも開発したということで、これからがますます楽しみですね。
人気モデルとしては、先ほどもでてきた、ダイバーズウォッチのヘリテージ・ブラックベイ。
ロレックスのサブマリーナーの伝統的デザインは継承しつつも、かなり個性的な時針で存在感を出しております。
「イカ針」なんて言われていますね。
この時針については、賛否両論あるかとは思いますが、サブマリーナーとそっくりなものを出してもねぇ、というところはあるかなというのが個人的な考えです。
せっかくなので、独自の個性を炸裂させて欲しいところ。
ヘリテージ・ブラックベイ、ブロンズモデルもとても個性的な一本ですね。
ケースに珍しい、銅を採用しています。
ブロンズケースの希少性もさることながら、個人的にはダイヤルのデザインにも注目したいところです。
このアラビア数字のデザイン。
これをブラック・ベイ41にも是非、採用してもらいたい。
かっこいいと思うけどなぁ・・・。
正規代理店がないということが悪いのかどうかは微妙ですが、やはり、正規に扱っているお店がないと、普段、時計は正規店で購入すると決めている人にとっては、迷うところかもしれません。
それでも、オーバーホールなどのメンテナンスに関しては、日本ロレックスで受け付けてくれるとのことなので安心といえば安心ですが。
ネットなどの情報を見ていると、日本ロレックスで正規に扱いが始まる、なんて情報もありましたが、今のところ実現されていないようですね。
正規代理店での定価が設定されると、間違いなく今よりも値段は上がるだろうから、買おうと思っている人にとっては、現状のままの方がいいのかもしれませんね。
ただ、あれだけ世界中に販売網があって、なぜ、日本だけ正規代理店がないのでしょう。
不思議ですね。
知らない人にとったら、ロレックスのまがい物的な、ロレックスのパチもん的な感じで見られる恐れがあります。
ただ、デザインを似せていると言っても、そもそもロレックスのディフュージョンブランドなわけで、他のロレックスに似せたデザインを出しているブランドとは訳が違うのです。
以前に売られていたサブマリーナーなんて、ケースの供給を受けていたわけだから、まんま同じということになりますからね。
正真正銘の本物なわけです。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。
チュードルは、いい感じの時計が、まだまだ格安で買える、貴重なブランドです。
知名度もそれほど高くないですが、ロレックスの弟分ということで、所有満足度も高いブランドと言えるでしょう。
また、最近の独自路線も好評で、世界中のセレブもつけていたりします。
デイビッドベッカムが広告塔になっていたり、トム・クルーズが映画「ミッションインポッシブル」でつけていたりしますからね。
個人的には、やはり、ヘリテージ・ブラックベイ41に、ブロンズのアラビア数字を取り入れてもらえれば、これは買ってしまうな・・・。