ロレックス TURN-O-GRAPH Ref.116264
今回ご紹介するのは、ロレックス ドレスウォッチの中でも異彩を放つモデル、ターノグラフです。
どこが変わってるかのというと、実はこのターノグラフ、ロレックスの数あるドレスウォッチの中で唯一、『回転ベゼルが装備』されているんです。
スポーツモデルではよくある回転ベゼルが唯一、ドレスモデルであるターノグラフにもついているという訳です。
デイトジャストにスポーツモデルの要素も取り入れた欲張りなモデルとなっています。
ターノグラフ 116264 基本スペック
【商品名】デイトジャスト ターノグラフ
【型番】116264
【機械】自動巻き Cal.3135
【素材】ステンレススチール
【カラー】ブルー文字盤
【ケースサイズ】36mm
【防水性】100m
【国内定価】-
【備考】2004年発表
モデル名『TURN-O-GRAPH』の由来
TURN-O-GRAPHという名前の由来は回転ベゼルが関係しています。
冒頭でも書いた通り、ターノグラフはドレスモデルで唯一の回転ベゼルを装備したモデルで、ベゼルが『0に戻る』事から"TURN(ターン)0(オー)"というモデル名になったようです。
ロレックスのモデル名にはその由来となる意味がそれぞれあって楽しいですね。
TURN-O-GRAPH ターノグラフの系譜
ターノグラフの歴史を辿ると意外にも歴史は長く、初代ターノグラフRef.6202は1953年に商標登録されています。
Ref.6202とRef.116264の発表は50年近くの差がある為、回転ベゼルを装備している点では同じですがその他のデザインは全くの別物となっています。
初代ターノグラフの発表から約50年ぶりに当日したRef.116264ですが、レファレンスでいうと、サンダーバードRef.16264が前身モデルとなっています。
サンダーバード Ref.16264NA
via www.tokemar.com
1988年から2004年まで製造・販売されていた、デイトジャスト"通称:サンダーバード"ですが、ターノグラフと同じデイトジャストをベースとして作られたモデルですがデザインは大きく変わっています。
ベゼルは同じ回転ベゼルですが、サンダーバードはエンボス加工されたベゼルで、ターノグラフはフルーテッドベゼルとなっています。
インデックスの違いはサンダーバードはバーインデックス、アラビアインデックスが存在するのに対し、ターノグラフは『バーインデックスのみ』となっております。
また、フラッシュフィットの一体化、ブレスレットが空洞から無垢に変わり、高級感もアップしよりスポーティなデザインに生まれ変わりました。
さらにターノグラフは発表の2004年からインナーケースにルーレット刻印が入っております。
ターノグラフの特徴! 赤、赤、赤
ターノグラフの特徴は回転ベゼルだけではありません。モデル表記、秒針、デイト表記もオール赤で統一。
これだけでも他のデイトジャストと比べて特別感があってたまらないですね。ブルー文字盤ともよく合いますね。2013年頃に生産終了となったターノグラフですが、ブルーは2010年頃には廃盤となった模様。黒文字盤と比べても希少性において上をいくブルーは魅力満載です。
一部例外モデルあり!日本限定はグリーン針
赤、赤、赤と言いましたが一部限定モデルにはグリーン表記のターノグラフが存在します。これは日本限定モデルで希少性はさらに高く、プレミア価格で取引されています。グリーンもカッコいいですね!
最後に
ドレスモデルでありながら独特な存在感を放つターノグラフはロレックスファンの心をゆさぶる魅力的なモデルです!最近ではあまり見かけなくなったモデルなので、将来が楽しみなモデルのひとつといえます。
リストショット!