高い実用性を誇るロレックスの時計
ロレックスが人気である理由のひとつとして挙げられるのは"実用性"の高さであるといえます。
デザインのみならず、ケースに使われる素材からベゼルやリューズ、ブレスレットなど細部にまでこだわった作りが魅力といえます。
そこで今回は主要の外装パーツに焦点をあてて、凄さに迫りたいと思います。
その① 時計の顔"文字盤"
ロレックスの文字盤は強度、視認性を追求した文字盤が多いといえます。
文字盤に使われる素材は主に真鍮の他にゴールドやプラチナが使われ、これに電気メッキやプリントなどの様々な技術を使って仕上げられています。
文字盤は設計から製造まで全ての工程を自社で、しかも手作業で行なっているとされています。
また、インデックスや針に関してはほぼ全てゴールド製でできており、視認性を確保するために大きめに作られているのも特徴です。
② クリアな視認性を確保した"風防"
ロレックスの現行モデルには耐傷性に優れたサファイアクリスタルが採用されています。
無反射コーティングが施されたモデルも多く、高い視認性を可能にしています。
また、ロレックスの風防には"6時位置に王冠透かし"が入っています。元々は偽造防止で入れられたものといわれています。
初めて王冠透かしが入ったのは1999年頃のヨットマスター からといわれており、2003年以降はほぼ全てのモデルにこの王冠透かしが入っています。
③ 特許を取得した独自のリューズ
1952年に特許を取得した"ねじ込み式リューズ"は独自の密閉構造を可能にしたリューズとなっています。
また、リューズトップには王冠マークが刻印されていますが、その下の刻印は素材によって異なる刻印がされています。
「ー」バーはツインロック。主にデイトジャストなどのドレスウォッチに刻印されています。「・・・」はトリプロックリューズとなっており、軸周りに3つのパッキンを備えた3重密閉構造となっており、スポーツモデルを中心に採用さらているリューズです。
「・・」2つのドットは金無垢素材に使われる刻印。「・」1つのドットはプラチナ素材のモデルに刻印されています。
意外に知らないポイントだったりするのでロレックスをお持ちの方はどの刻印がされているか見てみてください。
④ 耐久性抜群"セラクロムベゼル"
プラスティックベゼル、アルミベゼルを経て現行スポーツモデルの多くに採用されている"セラクロムベゼル"。
強度や美観を追求した最新のベゼルとなっています。また、ベゼルの目盛りはゴールドやプラチナを微粒子でPVDコーティングをしており、長期間にわたり状態を維持できる点も魅力です。
⑤ 優れた"ケース"と"素材"
優れた耐久性と堅牢性を誇り、ロレックスの三大発明のひとつに数えられる"オイスターケース"。
密閉性に優れた構造にする事でオイスターコレクションは全て最低100mの防水性を可能にしています。
904Lスチール
1985年以降に採用された904Lスチールは一般的なスチールに比べて、クロムの含有量が多く、耐久性・耐蝕性に非常に優れた素材ですが、加工が難しい素材のため、時計産業で採用しているのは現在"ロレックスのみ"とされています。
⑥ 高級感を演出する"ブレスレット"
スチールはケースと同じ904Lスチールが採用されており、他にもゴールド、プラチナなどが採用されています。
主にスポーツモデルに採用されている"オイスターブレス"のほか、ドレスウォッチに採用されている"ジュビリーブレス""プレジデントブレス""パールマスターブレス"など種類も豊富となっています。
いずれのブラスレットも一つ一つ削り出して丁寧な研磨処理がされており、抜群の高級感を演出しています。
最後に
今回はロレックスの外装パーツに焦点を当ててその魅力の迫りました。普段何気なくつけているロレックスの時計ですが、ひとつひとつのパーツにもこだわりを感じ、やはり凄さを感じました。
数ある時計ブランドの中でも、屈指の実用性と機能性を誇るロレックス。支持されている理由がわかる気がしました。