100万オーバーのGMTマスタートリチウム
こんにちは。
2018年ペプシカラーのGMTが発表され話題になっています。
そんな中、セミヴィンテージとも言えるトリチウム夜光のGMTがどんどん値段を上げ100万オーバーが当たり前となってきていますね。
トリチウム夜光となると製造されてから20年以上経過しているものも多く、良品が少なくなっているのが実情です。
今回はいつの間にかトリチウム×シングルバックルが100万オーバーになったGMTマスターⅠをレビューしてきたいと思います。
GMTマスターⅠRef.16700ってどんなモデル?
現在ではGMTマスターⅠと言うモデル自体が存在していません。
GMTマスターⅡのみとなっています。
1999年頃のA番を最後にGMTマスターⅠは廃盤となっていますね。
元々GMTマスターは1957年にRef.6542として発表されます。
このモデルはプラスチックベゼルのタイプも存在し、ヴィンテージ市場では非常に高額な価格で取引されています。
その後、GMTマスターはRef.1675→Ref.16750とモデルチェンジしていきます。
そんな中、突如1983年に時針を単独で動かすことのできるGMTマスターⅡRef.16760が発表されることになります。
1990年にはRef.16700(GMTマスターⅠ)とRef.16710(GMTマスターⅡ)が同時に発表されました。
Ref.16710のGMTマスターⅡはその後2007年(M番)まで製造されます。
一方、Ref.16700のGMTマスターⅠは1999年(A番)を最後に長い歴史に幕を閉じることになりました。
※ちなみにですがこの項の最初の箱の写真はRef.16700のものです。
型番の横についている黒シールの意味って知ってますか?
実は文字盤のカラーになるんです。
なのでヨットマスターならシルバーシール。
ピンクのエアキングならピンクシールが張られることになります。
正規保証書にたまーにあるレアな特典
ロレックスファンの方なら一目見てわかる古い紙タイプのロレックス正規保証書。
平行輸入品とは様式が少し違いますね。
このタイプの保証書ですが裏面を見てみましょう。
この文言が入っていたらラッキーです。
メーカー保証半額特典。
しかも2018年4月現在では特に期限はありません。
安く見ても5万円前後はかかる正規オーバーホールが半額でできるんですね。
このGMTマスターⅠはかなりラッキーなものと言えます。
状態や付属品も見てみよう
古いロレックスで見ることがある、この白いシール跡。
日本ロレックスの正規シールを剥がした跡のことが多いですね。
このシール跡ですが除光液等でうまーく擦ると消すことができるんです。
消した後がこちら↓
型番までくっきりの緑ロレックスシールが出てきました。
そもそも、このシールが残っているということは前オーナーさんはほとんど時計を使っていないということでしょうか。
状態も非常によさそうな個体ですね。
ベゼルの状態も良好です。
数字の書体から見て最近にベゼルを変更していることはなさそうです。
ただ、ベゼルの書体が全て統一はされていないのことと、あまりにもベゼルがきれいなことからして、もしかしたら一度ぐらいベゼル交換しているかもしれませんね。
まとめ
今回、紹介したGMTマスター。
まだトケマーには出ていないようです。
ただ、良品なのでトケマーに出る前に売り切れてしまうかも…。
条件の良い個体は、本当にすぐに売れてしまいます。
日本の市場では早い者勝ちで売れている状況です。
日々いろんな時計屋さんのホームページをチェックし続けないとですね…。
長いスパンで見た場合間違いなく値上がりする時計です。
探されている方は見つけたら即購入をおすすめします。
それではまた、次回の記事で!
トケマーおすすめのGMTマスターはこちら