腕時計について何も知らない人からすると、良い時計、高い時計と言えばロレックスという人も少なからずおられるかと思います。
ロレックスは世界中で人気もありますし、ブランドものに弱いと言われている日本人ならなおさらのこと。
そのような背景の中、時計についてある程度詳しくなってくると、ロレックス以外にも、様々な高級腕時計ブランドというものが、この世には存在することに気付かされます。
中には自分はそんなミーハーと一緒にされては困る、もっと腕時計のことを知っていると言わんばかりにロレックスから距離を置く人もおられるかもしれません。
そこで、今回は、それでもロレックスを買う理由と題して、考えていきたいと思います。
ロレックスの時計は、高級時計というイメージがどうしても先行しますが、実は究極の実用時計とも呼ばれています。
私が幼いころに、ロレックスは、炭鉱で働く人など、肉体労働者のための時計だと親戚の叔父さんも言っていました。
その時は、そんなはずはないだろうと思っていたのですが、実際、色々なことが分かってくると、高級時計という一面もありますが、やはりロレックスの凄さはその実用性なんですね。
実用性というと、何をもって実用性というのかということになりますが、ここで言う実用性とは、ずばり、日常ガンガン使い倒せる、ということです。
もちろん、値段は高価なので、大切に使いたいという方も多いでしょうし、傷がつくと凹む気持ちも分かります。
ですが、そんなこと気にしなければ、ガンガン使えちゃうわけです。
まさに、体の一部として、どんな状況下においても、常に身に着けていられる、最高の相棒になり得るわけです。
ロレックスの特徴の一つに、その資産的価値の高さというものがあります。
通常の市場原理でいくと、中古になると価格はかなり下がるのが常識です。
ですが、ロレックスの場合、散々使った後に手放すということになったとしても、買ったときよりも高い値段で売れるということが、ままあります。
自分の持っている時計の価値が下がらない、むしろ上がる、なんていうのは、所有満足度高いですよね。
ここまでの価値を維持する腕時計ブランドは、他にないのではないでしょうか。
いくら時計に詳しい、時計が好き、と言っても、ロレックスを所有したことが一度もないとなると、どうしても説得力に欠けるわけでございます。
たとえ、ロレックスよりも定価ベースで高い価格の時計をつけていようとも、並行輸入のお店で3割、ないし4割で買えちゃうような時計だと、内心複雑であったりします。
もちろん、ロレックスが本当に嫌いであれば無理してまで買う必要なんてありませんが、ロレックスを1本持っておくことは、それなりに意義のあることなのかなと思ったりするわけです。
数あるロレックスの素晴らしさの一つに、その完成されたデザインというものがあります。
人気のあるスポーツモデル系は、その種類は決して多いわけではないのですが、そのほとんどがロングセラーで、モデルチェンジのスパンも他ブランドに比べて長いと言えます。
自分が気に入っているデザインを、そんなに簡単に否定されたのでは、所有満足度は下がるかもしれません。
また、そんなにすぐに改良されて、良いものが出てくるとなると、安心して高いお金を出して買えないですからね。
さらに言うと、ロレックスのデザインはアイコン的なものになっているものも多く、様々なブランドに、よく言えばオマージュ、悪く言えばパクられています。
したがって、似たようなモデルとなると、どうしてもロレックスが買えないから妥協して買った、あるいは、ロレックスと間違えられて気まずい雰囲気が流れるといった経験をしかねません。
やはり、完成されたデザインは、そのオリジナル性にこそ価値があると言えるのではないでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。
それでもロレックスを買う理由について書いてきましたが、ロレックスって不思議な魅力があって、アンチの人をも惹き込まれてしまうんですよね。
ロレックスについては、私も最初はロレックスに憧れ、購入し、嫌気がさして手放したのですが、不思議なもので、また結局は所有しています。
腕時計が好きであれば、色々な思いもあるとは思いますが、多くの人は、それでもロレックスを買ってしまうのですね。