【型番】Ref.16600
【機械】自動巻き Cal.3135
【素材】ステンレススチール
【カラー】ブラック
【ケースサイズ】40mm
【防水性】1220m
【参考定価】-
【備考】生産終了モデル
サブマリーナデイトRef.16610の上位機種として誕生したシードゥエラーRef.16600は製造期間もほぼ同時期で、1991年から2008年(V番)まで製造されていたモデルです。
サブマリーナと同じCal.3135を搭載しており、外観も非常に似ていますが、サブマリーナとの主な違いは『サイクロップレンズの有無』『防水性能』『ブレスレットの仕様』が挙げられます。
シードゥエラーRef.16600にはサイクロップレンズが無く、見た目がすっきりしています。防水性能は驚異の1220m!十分すぎるほどの防水性能を誇ります。
世間での評価はどうでしょうか?旧型シードゥエラーが製造されていた時代は同時期にサブマリーナも製造されており、人気はサブマリーナに集中していました。
シードゥエラーの方が上位機種であるのにも関わらず、実勢価格はサブマリーナが上でした。昔はサブマリーナより安く買えるモデルだったんです。
シードゥエラーはサブマリーナに比べてあまり人気がなかった事もあり、流通量もサブマリーナと比べて少ない為、価格高騰に拍車をかけました。
製造期間中の人気は完全にサブマリーナが上回っていたといえます。しかし、シードゥエラーも生産終了からジワジワと実勢価格が上がりました。
生産終了後に注目を浴びることになったシードゥエラー。ロレックスではよくある事ですが、その上がり幅がすごかったですね。
相場の変動をみてみましょう。
生産終了となった2008年、ほぼ同時にリーマンショックが起こり、相場が大幅に上昇することはありませんでした。2008年から2012年の円安に変わるまでは実勢価格は50万円前後で推移しておりました。
それが2012年に円安になって以降、価格は瞬く間に上昇、2012年から2014年の2年間で20万円近く相場が上昇しました。
2014年にはシードゥエラー4000が登場し、相場はさらに上昇!一時期は70万円超えは当たり前、80万円を超える個体も出てくるようになり、製造されていた期間(1989年〜2008年頃)と比べて倍近くの値段まで上がりました。
現在も中古相場は70万円代のものが多く、安くても60万円代半ばから後半にかけて出回っているものが多いです。かつて不人気モデルだったシードゥエラーは今では5桁スポーツを代表するまでの注目モデルとなっています。
今後さらなる価格上昇の可能性を秘めているのはサブマリーナよりシードゥエラーだと思っています。かつて不人気だったモデルはその分生産数も少ないですし、実際、良い条件のシードゥエラーRef.16600はどんどん減ってきている印象です。このような状況が続けば当然競争も激しくなり、相場も吊り上がっていきます。狙っている方はまだ選べるうちに手に入れたほうが良さそうですよ!