ロレックスの人気の理由!実用性&機能性
ロレックスは世界中で高い人気を誇るブランドで、愛用者の年齢層も実に幅広いブランドです。その高い人気を誇る理由に『実用性』と機能性』の高さが挙げられます。
デザインもさることながら、使用される素材からベゼル、リューズ、ブレスレットなど構造など細部まで徹底される作り込みは他のブランドを圧倒するものがあります。
進化し続けるロレックスの実用性と機能性について深掘りしていきたいと思います。
こだわりの『文字盤』
ロレックスの時計ひとつとっても、文字盤に使われる素材、デザイン、インデックスやフォントは無数に存在しますが、総じていえるのは視認性・強度が優れているという点でしょうか。
時計の顔ともいえる文字盤。腕時計を購入する時に皆さんが一番重視するポイントだと思います。
文字盤は設計から製造までをほぼ全て自社で手がけており、その作業工程もほとんどが手作業で行われているとされています。
アンティーク製品や90年代頃の旧型ですと、製造工場の違いで同じモデルでもフォントが異なるモデルがありました。いわゆるレアダイアルといったものでしょうか。
グリーンサブマリーナの初期モデル『マークⅠダイアル』、エクスプローラーⅠ『ブラックアウト』、GMTマスター『スティックダイアル』、デイトナ『ブラウンダイアル』など、挙げたらキリがありませんが、多数存在しています。
しかし、現行モデルではディテールのマイナーチェンジはかなり減り、文字盤もシリアルナンバーで管理されているようです。
1999年頃、トリチウム夜光からルミノバ夜光(緑色)に切り替わり、2007年頃から青色に光る『クロマライト夜光』が登場しました。ルミノバと比べて約2倍の発光時間を有するクロマライトは当時、世間を驚かせました。現在では大半のモデルが『クロマライト夜光』を導入しており、ロレックスの着実な進化が見てとれます。
ロレックスは針にも強いこだわりがあります。針には耐性の高い金無垢素材を採用しており、表面を鏡面に仕上げることで実用性と高級感が生まれています。特に現行モデルに採用されている針はアンティークの時代の針と比べ耐性も格段に上がり、劣化があまりみられません。
特許取得!操作性に優れた『リューズ』
ロレックスオイスターの防水性能は最低でも100mあり、基礎スペックは非常に高いといえます。その防水性能を可能にしているのが『リューズの構造』です。
1952年に特許を取得したバネ仕込みのねじ込み式リューズは『ねじ込みの力』と『パッキンによる密閉』の組み合わせで高い密閉性を可能にしました。
通常ロレックスのパッキンは二重構造となっていますが、『トリプロック構造』といわれる三重構造になっているものがあります。トリプロックは主にスポーツモデルに採用されており、リューズトップの王冠マークの下に三つのドットが入っているのが特徴です。
強度とデザイン性を両立させた『ベゼル』
ベゼルもロレックスの歴史の中で様々な進化を遂げてきました。初期はプラスチックベゼル、次にステンレスベゼル(アルミニウム)、そして現在では新しい素材である『セラミックベゼル』を採用したモデルが主流となってきました。
硬度な素材で『耐傷性』『耐蝕性』に優れたスポーツモデルに最適な素材といえます。また、目盛にはゴールドやプラチナの微粒子がコーティングされており、長い間輝き続けます。現行ロレックスのスポーツモデルは屈強なイメージをさらに強くしつつ高級感も同時に手に入れました。
三大発明の一つ『オイスターケース』
ロレックスの歴史を語る上では外せない『オイスターケース』という発明。ケース、ベゼル、裏蓋全てを高い加工精度で作り、優れた密閉性にすることで、最低防水性能100mを可能にしました。1980年代半ばから以降はステンレスの素材には『904Lスチール』という通常のステンレスよりも耐久性に優れたものを採用し今に至ります。
耐傷性に優れた『風防』
そんなに良いものなら他メーカーも採用すればいいじゃないか!という話になりそうですが実は、加工が非常に難しく、簡単にできる事ではないんです。現状、時計産業でこれを採用しているのはロレックスのみです。他メーカーが追い付けない優れたポイントといえます。
ロレックスに採用されているサファイアクリスタル風防は耐傷性に優れています。また、多くのモデルで風防表面に無反射コーティングが施されており高い視認性も確保しました。
そして2003年頃から風防6時位置に『王冠透かし』のレーザーマークが刻印されるようになりました。現在では一部のモデルを除き、ほぼ全てのモデルに王冠透かしマークが入っています。細部にまで徹底された作り込みはさすがですね。
機能性抜群の『ブレスレット』
ケースに採用されている、904Lスチールはブレスレットにも採用されており、堅牢性はもちろん、ユーザーの満足度も高い装着感が特徴です。ブレスレットの種類も豊富でモデルによって様々な形をしたブレスレットがあります。クラスプのタイプは主に4種類ほどありますが、総じていえるのは現行は肉厚感が増し、耐久性が格段に上がったという事でしょう。
また、ロレックス独自の『エクステンションシステム』もユーザー満足度の非常に高いものとなっています。現在の現行モデルの大半に導入されている『イージーリンク』はサイズを微調整するときに役立ち、約5mmの調整が可能となっています。
『グライドロックエクステンション』はおもにサブ系のモデルに導入されており、耐久性はそのままに、最大18mmものサイズ変更が工具要らずでできてしまう優れものです。
『フリップロックエクステンション』はダイビングスーツの上からでも装着できるように最大なんと26mmものサイズ変更が可能になっています。シードゥエラー4000 Ref.116600 や ディープシー Ref.116660などに採用されている優れたシステムです。
最後に・・・
『実用時計』としてトップに君臨しているロレックスとうブランドは時計好きの方はもちろん、そうでない一般ユーザーからも高い支持を受けています。支持されている最大の理由は完成度の高さではないでしょうか。デザインの完成度、ムーブメントの完成度、ディテールの完成度。全て高い水準をクリアしている点が支持される最大の理由だと思います。