エクスプローラー1 現行モデルと旧モデルの違い
エクスプローラー1は「冒険者」をコンセプトテーマに作られた時計となっている。
その為、堅牢で壊れにくく、シンプルに仕上げられている故の高い視認性が魅力といえるだろう。
※個人的な感想となるがEX1が壊れたという話を聞いたことがない。
上の画像のどちらが現行で、どちらが旧モデルかお分かりだろうか?
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左が旧モデル Ref:114270
右が現行モデル REf214270(2016バーゼルで発表されたマイナーチェンジされる前)
次からは、この114270と214270の違いに関してまとめていく。
①ケースサイズの違い
現行モデルは39mm 旧モデルは36mm
現行・旧モデルを比べていただくと、ケースのサイズ感が違うのがわかっていただけるだろう。
現行の214270はケース径39mmなのに対し、旧モデル114270は36mmとなっている。
わずか3mmの違いと思われる方もいるかもしれないが、この『3mm』で大きく印象が変わるということを覚えておいていただきたい。
性能自体は現行の方が優れているのは間違いない。しかし、この『3mm』の違いにより、旧モデル114270を好んでいるユーザーも多い。
決め打ちしないで、どちらも着け比べた上で判断するのがオススメだ。
現行ロレックスのケース径
参考までに現行のスポーツモデルのケース径は以下のようになっている。
デイトナ:40mm
GMTマスターⅡ:40mm
サブマリーナ:40mm
エクスプローラー2:42mm
ディープシー:44mm
②文字盤ロゴ位置の違い
上の画像のように、文字盤上の「EXPLORER」と記載された位置が異なっている。
左が114270 右が214270
③インデックスの違い
インデックスのアラビア数字の中の部分が変更されている。
114270はアラビア数字の中に夜行が入っているのに対し、214270はブラックアウト(夜行なし)となっている。※2016年マイナーチェンジで夜行が入るようになった
④分針の長さによるバランスの違い
ケース径がアップした214270だが、針のサイズアップは行われなかったようだ。
画像左の114270が、▽の上淵ギリギリに長針の先があるのに対し、214270は▽の半ばに針先がくるようになっている。
バランスと視認性で好みが分かれる部分だろう。
※2016年にマイナーチェンジされた214270は針の長さが調整された。
⑤ラグ
ラグの幅も214270の方が114270と比べて大きくなっている。
ケース径のアップに伴い全体的にケースにボリュームが出たという所だろう。
114270がシャープなのに対し214270は丸みを帯びた優しい雰囲気になっている。
⑥バックル
画像上が114270 下が214270
画像からも見てとれるように、バックルは厚みが増し立体的になっている。
これにより高級感増すと共に、着け心地もより肌に吸い付くものになっている。
実際に両方装着してみるとフィット感は格段に違うのでこちらも実際に装着して確認して欲しい。
※私は昔、少しだけ後悔した。
また、5mmブレスレットの長さを簡単に調整できるイージーリンク機能が追加されているのもポイントになる。
※恐らくあまり使わないだろうが。
114270はクラスプも手で曲げられたが、214270のクラスプは曲げられない。(頑張れば、、、)
⑦販売価格
旧型エクスプローラー1 114270USED価格
USEDで探すならギャラ有で¥430,000~¥560,000で購入が可能だ。
※未使用品は70万~
114270は、2000年~2009年に製造されたモデルであり、高年式+状態の良い個体ほど販売価格は高くなっている傾向だ。
とはいえ、高年式のM番V番も40万円台で販売されている事もあるので、予算と状態を検討しながら探していこう。※信頼できるショップで購入がオススメなのは間違いない。
ギャランティ(保証書)の有無にこだわらなければ30万後半~40万前半の個体もあるので、将来的なリセールを求めないのであれば、保証書なしが断然買いやすい。
現行エクスプローラー1 214270USED価格
USEDで購入するならギャラ有で¥470,000~¥580,000前後で購入が可能だ。
※定価:¥669,600(込)
並行輸入の新品で¥550,000~販売しているショップがあるので、USED品を購入するなら50万前後をひとつの目安にするといいだろう。
※定価以上で販売されているのは、2016年のマイナーチェンジの214270か謎のプレミアム価格なので注意
どちらを選ぶべきか?
スペックとサイズ感どちらを優先させるかで決める!!
現行214270と旧モデル114270を際は自分がどこに重点を置くかで考えよう。
性能を重視する
基本的に腕時計に限らず、現行品の方が優れているのは間違いない。
エクスプローラー1も「性能」という点に関しては、現行の214270の方が上である。
外装上の特徴はここまでで説明した通り、ケース径のアップ・ブレスレットの向上など全体的に高級感が底上げされた印象になっている。
また、内部のムーブメント(機械)も変更され、従来と比べ帯磁性能・対衝撃性能が強化されている。
ケース径が大きくなった事によるバランス感・最新の性能にこだわるなら、現行214270をオススメする。(USEDと並行新品の差があまりないので並行新品の購入を視野にいれてもいいだろう)
サイズ感・バランスを重視する
腕時計を着ける上で、サイズ感を重視したいという事であれば、114270がオススメだ。
最近の腕時計のトレンドとして大きいケースサイズが流行だが、実際に装着した際に腕馴染みがいいのは36mmのケースではないかと思う。(ビジネスシーン・プライベート問わず使いまわしも効く)
シンプルなデザインなので文字盤のバランスも114270の方が整っている。
※サイズ感・バランスは主観による部分が大きいので実際に着けて比べて欲しい。
右:214270