金無垢時計の魅力
金無垢時計は派手すぎる。いやらしい感じがする。若い人には似合わない。ビジネスシーンで使いづらい・・・。こんなイメージを持たれる方は多いのではないでしょうか?
私もこのようなイメージを持つ一人です。正直合わせるのが非常に難しい時計でかなり難易度の高い素材だと思います。腕時計に使われるゴールド素材はホワイトゴールド、ピンクゴールド、イエローゴールドの3種類が多いと思いますが、イエローゴールドが一番難しい時計だと思います。
しかし、一度は憧れるイエローゴールド。日本人の方でもバシッと使いこなしている人がいるのも事実です。そこで今回は時計販売サイト・トケマーで販売中のイエローゴルド無垢の時計を3本を厳選してご紹介したいと思います。それではまいりましょう。
ロレックス デイトナ Ref.16528 白文字盤
【商品名】コスモグラフ デイトナ
【型番】16528
【機械】自動巻 Cal.4030
【素材】K18イエローゴルド
【カラー】白文字盤
【ケースサイズ】40mm
【防水性】100m
【国内定価】-円
【備考】生産終了モデル(1988年~2000年)
まずはエルプリメロ搭載モデル、デイトナ16528白文字盤のご紹介です。
迫力抜群の佇まいですね。すでに生産終了となっていおり、市場での出回り少なくなってきているモデルです。実はこの16528には年代によって大きくレア度が上がるポイントが存在します。
初期のR番(1988年頃)には艶のあるエナメル調文字盤なるものが存在します。滅多に見れませんがとんでもない金額で取引されています。5桁デイトナは年代によって『段落ち』『逆6』『200タキ』などレアなポイントが多数存在します。
このデイトナも実はちょっと珍しいんです。【トリチノバ】
皆さん、『トリチノバ』ってご存知ですか?
文字盤の『T SWISS MADE T』という表記はトリチウムを意味しますが、この表記でもルミノバ夜光が光る固体のことをトリチノバと呼びます。(トリチウム表記+ルミノバ夜光)。
ちょうど1998年~1999年頃(U番あたり)で夜光がトリチウムからルミノバへ変わったのですが、U番の一部個体でこのような個体が存在します。ちょうど切り替わる時期の製造過程でこのようになったようです。
U番は16528の中では後期にあたる為、バックルも堅牢性のあるダブルバックル仕様となっています。画像を見る限り、コマも全て揃っていますので腕回りの心配もなさそうです。
裏蓋にもシールが残っている点も良いですね。5桁の金無垢はデイトナに限らず、市場での数は減り続けていますのでお探しの方は是非ご検討下さい。
ロレックス サブマリーナデイト Ref.16618 青文字盤
【商品名】サブマリーナデイト
【型番】16618
【機械】自動巻 Cal.3135
【素材】K18イエローゴルド
【カラー】青文字盤
【ケースサイズ】40mm
【防水性】300m
【国内定価】-円
【備考】生産終了モデル(1989年~2008年)
続いてはキングオブダイバーズウォッチのサブマリーナデイトRef.16618青文字盤です。
綺麗な文字盤ですね。Ref.16618のカラーバリエーションは黒と青の2種類ですが、人気は断然青文字番です。生産期間は1989年~2008年までの約20年間製造されていましが、こちらも市場では減少傾向。あまり見かけなくなったモデルのひとつです。
5桁の金無垢はやっぱりかっこいいですね!現行モデルはセラミックベゼルに変わっていますが、旧型のアルミ製ベゼルの雰囲気も非常に良いですね。ただ、アルミ製ベゼルの弱点はキズが付きやすい点と、褪色です。褪色に関しては味といったら味ですが、いずれにせよアルミ製ベゼルのモデルを購入する際は、状態のチェックを細かく見ることをおすすめします。
商品画像を見る限り、金ヤケは若干あるものの、ケースの痩せは少なくエッジもしっかり立っていて良個体といえます。さらに付属品が揃っている点も良いですね。
S番というとだいたい1993年頃の製造ですが、このあたりの年式だとすでに付属品がないものも多くあります。もちろん、メーカーの保証期間は終了しておりますが、こと腕時計に関しては保証書のあり・なしで評価が大きく変わるので購入前に必ずチェックしたいポイントです。
ましてや金無垢時計となると金額の差も大きくなるので、できることなら保証書ありのモデルを手に入れたいですね。
裏蓋にも日本ロレックスのシールも貼ってあります。条件も良さそうなので是非チェックしてみて下さい。
ロレックス ヨットマスターⅡ Ref.116688 白文字盤
【商品名】ヨットマスターⅡ
【型番】116688
【機械】自動巻 Cal.4160、Cal.4161
【素材】K18イエローゴルド
【カラー】白文字盤
【ケースサイズ】44mm
【防水性】100m
【国内定価】-円
【備考】2007年~
最後は44mmの大型ケース。ヨットマスターⅡRef.116688です。44mmの大型ケース×ブルーセラミックの組み合わせは抜群の迫力です。カジュアル感もありながらゴージャスな時計といえます。
白文字盤×YGケースの相性もよく、視認性も抜群です。金をふんだんに使ったこのモデルは重量270gもあり、今回ご紹介した3本の中で最も重い時計です。重量はプラチナデイトナ(約282g)と遜色のない重さです。
迫力満点の裏蓋は見ているだけで幸せになります。44mmケースは本当に大きく感じますね。
この時計を使いこなせたら、もう金無垢時計はどれでも似合うと思います。
派手さに目がいきがちですが、ムーブメントも優秀なんです。ヨットマスターⅡに搭載されているCal.4161はロレックスが独自に製造した『ヨットマスターⅡ専用のムーブメント』で10分から1分の間までのカウントダウン時間をプログラムできるレガッタ機能を搭載しております。
また、リングコマンドベゼルと呼ばれる回転ベゼルと連動する独自の機構が採用されており、ON・OFFをベゼルの位置で操作できるようになっています。デザイン・機能ともに高水準のモデルです。
付属品は完品で保証書の日付は2015年2月となっています。
そういえば今年ヨットマスターⅡは仕様変更し、新型が発表されましたね。ムーブメントに変更点はありませんが、針が青針からメルセデス針(ゴールドカラー)に変更し、12時のインデックスが□から▽に変更し、6時位置のインデックスが長方形に変更しました。針の変更により、印象が少し変わりました。スポーティ感が強いのは青針タイプ、ラグジュアリー感が強いのは新型のメルセデス針でしょうか。どちらも魅力的ですね。
最後に・・・
今回はロレックスの金無垢時計に絞って3本ご紹介しましたが、いずれも上級者向けの時計となっており、使いこなすのは簡単ではありません。
イエローゴールドの時計は派手さや使うシーンが限定されるなど、ネガティブなイメージが先行しがちですが、やはり華やかさは随一です!!
金無垢時計はわたしもいつかは1本持ってみたいですね。