2018年発表 新型ディープシー Ref.126660
【商品名】シードゥエラー ディープシー
【型番】126660
【機械】自動巻き Cal.3235
【素材】ステンレス
【カラー】ブラック
【ケースサイズ】44mm
【防水性】3,900m
【国内定価】1,263,600円(税込)
【備考】2018年発表
深海遠征用のツールとしてロレックスが開発した、究極の防水機能を備えたダイバーズウォッチ。ロレックス シードゥエラーは水深4,000フィート(1,220m)、ディープシーは水深12,800フィート(3,900m)までの防水性能を誇る。これは何十年にもわたるプロダイバー達との協力関係の成果である。
ロレックス ディープシーは2008年にプロダイバーの為に作られた潜水時計で3,900mと驚異的な防水性能に加え、男らしいデカ厚のフォルムが特徴的です。V番から出ていますね。
そんなロレックス最強の防水性能を備えた"ディープシー"が10年越しに新型へとモデルチェンジを果たしました。
今年のバーゼルではペプシベゼルの新型GMTマスターⅡに注目が集まっていますが、ディープシーの発表も大いに世間の注目を集めています。
そこで今回は新型ディープシーを手に取る機会があったのでレビューをしてまいりたいと思います。
ここが変わったディープシー! ①新型ムーブメントCal.3235搭載
メインの変更点ともいえる搭載キャリバーの変更。新型ディープシーの搭載キャリバーはCal.3235。今後のロレックスを担う新型ムーブメントが搭載されています。
特許件数14件、新部品90%以上。これだけでも凄さが伝わってきますが、一体どんな特徴があるのか?
一番の変更点は"パワーリザーブ"ではないでしょうか。旧型116660に搭載されていたCal.3135は約48時間のパワーリザーブに対し、新型126660に搭載されているCal.3235は70時間まで延びています。約3日のロングパワーリザーブとなっており、便利になりました。
さらにムーブメント内部の脱進機にも変化が見られ、旧型のCal.3135には標準的なスイスレバー脱進機が使われていたのに対し、新型キャリバーCal.3235にはクロナジーエスケープメントと呼ばれる脱進機が採用されています。
脱進機自体の"軽量化"に成功し、運動効率をさらに高めた機構となっています。また、Cal.3235の精度は公認クロノメーターの約2倍にまで引き上げられており、安定性が一層高まっています。
実用性が格段に向上したのでユーザーにとっては嬉しいですね。新技術がこれでもかというくらい詰まっている"新型ディープシー"今後さらに人気が出るのではないかと思います。
ここが変わったディープシー! ②ブレスレット幅
ムーブメントだけでなく、外装部分も細かいマイナーチェンジが施されています。
画像は新型ディープシーのブレスレットです。あいにく比較画像がないのですが、新型はブレスレット幅か"広く"なりました。
画像だけではわかりにくい僅かな差ですが、着けてみると違いがわかります。旧型ディープシーはケースの大きさに比べて幅が狭く、ヘッドの重さも感じましたが、新型はケースからブレスレットにかけての幅が広がり、より腕にフィットするようになりました。
ラグ幅も若干変化していますね。旧型116660に比べて、新型は少しスリムになった印象です。ブレスレットの幅は広がり、ラグはシャープになった為、見た目のバランスが良くなっています。
ここが変わったディープシー! ③文字盤上に王冠マークが施されている
文字盤の6時位置、"SWISS MADE"の間に王冠マークがプリントされています。
2018年発表の新型ムーブメント搭載モデルには全て王冠マークが入りました。ちなみに2017年発表のモデルには入っていません。
今後はこの仕様がデフォルトとなっていくのでしょうか?
ちなみに王冠マークのプリントだけでなく、従来から入っている"王冠透かし"もしっかり入っています。
デザイン面での大幅なチェンジはなく、旧型と見分けがつきにくい新型ディープシーですが、機械は劇的に変わっており、実用性が格段に上がっています。
旧型と同じ3,900mという高い防水性能に加え、新型キャリバー搭載でロングパワーリザーブを得た超ハイスペックモデルとなっています。
現在の相場は?
◼️現在の相場◼️
【国内定価】1,263,600円
【並行店中古相場】1,480,000円〜1,520,000円前後
【並行店新品相場】1,550,000円〜1,600,000円前後
出回り始めた頃より、相場はやや下がってきており並行店の中古品相場も150万円以下まで下がってきました。今後も正規店への安定供給もなさそうなのでこれはチャンスかもしれません。
"夏本番"。今の季節にもぴったり合ったモデルです。