高すぎるロレックス相場の中で
2017年になりロレックス相場の上昇は止まらない現在の状況は驚きです。
トランプさんが大統領に就任したら落ち着くかと思いきや、意外と為替も持ちこたえている為ロレックスの時計相場も高い水準で留まっています。
それどころか皆さん高い相場に慣れてきてデイトナなんかはガンガン売れているイメージです。
私的にはGMTマスター、サブマリーナなんかも買ってますのでそこまでロレックスが欲しいとは思わなかったのですが、なぜだか最近ロレックス欲しいな〜っと漠然と、
「何かロレックス買おうかなぁ」という腕時計好きなら誰もが陥る危ない状態になっていました。
この精神状態になると、何かいいものを見つけて理由付ができてしまうと腕時計を買ってしまうという腕時計屋さんからするとカモネギ状態の私です。
でも数年前と比べても高いロレックスの相場で何だったら私は買いたいと思うのか?色々自分の中で自問自答してみた結果、
「ヨットマスター 16622」を買うという結論に達しました。
ロレックス投資学の記事なんかも書いてますので、私なりに考えて買った決め手について書いていこうと思います。
ロレックス投資学 3つの条件
ロレックスを買う上で資産性が失われない買い方を書かせて頂いてますので自分が買うときもしっかり考えて買います。
あ、でも「カッコいい!!」とかそういう主観が結局大事なんですが(笑)
一応価値の目減りしないロレックスの買い方3条件を書きます。
①生産終了品(個体が減少するだけで増加しないもの)
②唯一性のある特徴を持っていること
③コンディションが抜群であること
この3つの条件ですね。
今までヨットマスター 16622は
項目②唯一性のある特徴を持っていること、この条件を持っていませんでした。
しかしロレックスが116622ヨットマスターのプラチナ文字盤ことシルバーカラーが公式のカタログから落ちた事により状況は変化しました。
しばらく待っても復活する様子は無く、ほぼほぼディスコンと言い切っても良さそうです。
これによって青い文字盤の登場以来なんとなく肩身の狭い思いをしてきたシルバー文字盤の価値がググっと上昇しました。
本当に現状のヨットマスターシルバー文字盤は「買い」の要素ばっかりが揃っています。
まさか私自身シルバー文字盤がディスコンになるなんて思ってもいませんでした。
シルバー文字盤のディスコンのおかげでヨットマスターがロレックススポーツにおいてどんなに貴重な存在になったことか…
1998年から2012年まで14年間の製造されたシルバー文字盤。
純粋な製造期間は14年間。
ロレックススポーツラインにおいてケース、ブレスレットの形状が他のスポーツラインと共有できないため生産数は少ない。
スポーツラインの中で唯一ロングフラッシュフィットを採用していたモデルであり、この点も16622のみで、116622からはショートフラッシュフィットに仕様変更。
この事から私は16622から「デチューン」されたものが116622という認識です。
共有できる部分は内部のムーブメントであるcal.3135のみ。
ベゼルから文字盤に至るまでプラチナ製の特注。おまけにホワイトゴールド仕様の針。
そして定価が高かったために爆発的には売れなかった過去を持ちます。
この売れなかったというのが大事です。
あと定価が高いというのもプラスポイントですね。
めちゃくちゃ伸びしろがあります。
ハッキリいってサブマリーナ関係は天井が見えてしまっていますし、GMTはかつて44万円で極美品を買っていますので今の相場だと1ミリも買う気がしません。
シルバー文字盤が無くなる事でヨットマスターが、唯一性のある特徴を手に入れようとしています。
やっと脚光を浴びるモデルになりそうですね。
不遇ゆえの伸びしろ
もしこのままシルバー文字盤が製造され続けなければ…
ヨットマスター16622は残っている伸びしろを考えても今1番の大穴だと言えるでしょう。
先程述べた通り116622は私にとっては16622の下位互換機体でありますのでランダムの最終2016年以降の個体で無ければ全く興味は沸きません。
フラッシュフィット部分が長いことで通常のスポーツラインよりもフェイスが大きく見えるというコンセプトをバッサリ切り捨てて、サブマリーナやGMTマスターとの互換性を重視した、
「ビジネスの時計」であるヨットマスター 116622はシルバー文字盤でもそそられないんです。
近年の定価上げたいだけモデルチェンジの一貫ですね。
デイトジャストの126333のモデルチェンジは新世代のムーブメントを搭載して素晴らしかったですが、
歴史ぶち壊しのエクスプローラーI 214270
ケースおデブのサブマリーナ 116610
などなど近年の6桁モデルは本当にダサい。
よくバックルの堅牢性なんて話を聞きますが、そもそも5桁のバックルが壊れた事なんてほとんどありませんし、元々ロレックスが最も重視していたのが、
「1日腕に着けていられる軽さ」でした。
いつの間にやらそのポリシーは消えてしまいましたし、ケースもバックルも肉厚になりむしろ逆行していると言っていいでしょう。
やはり5桁リファレンスまでのモデルこそがロレックスの理念とデザインを両立していると感じてしまします。
潤沢にロレックスに資金を投下できるロレックスファンは本当に5桁モデルがお好きですよね。
16520のデイトナが売れる理由は本当に理解できます。
あのデイトナは近代腕時計の評価される全ての要素を持っていますから。
ただデイトナ市場は過熱しすぎててあのモデルに160万円も出したく無いというのが本音です。
昔っから根強いファンもいますからね。
ムーブメント、文字盤、デザイン文句なしですよ!自分はデイトナ16520は本当にカッコいいと思っていますから。
でもヨットマスター16622は今まで特に注目もされず、
「定価高いだけのスポーツライン」ぐらいに思われていたのでここからの伸びしろが本当にたくさんあるんですよ!
ただシルバー文字盤が作られなくなり5年ぐらい経つと途端に流通が減ると思います。
ベゼルがサンドブラスト仕上げの為、サンドブラスターの無い施設では磨きが出来ないのでコンディションの劣化がしやすい事も優良個体が減りやすい原因になりますね。
そうなっていくとデイトナの様にはなりませんが、ヨットマスターはジワッと評価されると思います。
伸びしろあるモデルですし選べるうちに良い個体を選んでおくべき、と思いまして記事に書く通りまずは自分で購入してみました。
良いタイミングで発見した良個体
最初に申し上げた通り、
「何かロレックス買いたいなぁ」
という心理状態だった訳です。
そして欲しいモデルはヨットマスター 16622というところまで絞れていました。
そうこうしていると発見してしまいました。
裏蓋シール残り、ブレスを持ってもバックルが買ったばかりの様に固くて、
ケースサイドの鏡面には自分の顔がしっかりと映り込みます。
これはポリッシュ入っていたとしても最悪1回程度でしょう。
こうなると時計好きはスイッチ入っちゃうんですよね。
「よし買おう!!」
という事で買ってきました。
エッジも立ってるし言うことなしの大満足です。
さてヨットマスターの上がりそうな要素をまとめておきます。
私的ヨットマスター上がりそうな要素まとめ
さてそれでは本日ご紹介のヨットマスターの価値が上がりそうな要素まとめです。
①定価が978,500円もしていたのに中古での販売価格がまだまだ定価より下回っている。
※サブマリーナ16610は定価588,000でした。今の中古相場は60万円オーバー\(^o^)/
②シルバー文字盤が14年で生産終了であれば唯一性のある特徴と成り得る。
③ケース、ブレスレットなどのパーツが独自の形状をしている為互換性が無く生産数はそこまで多くないと予想されるため。
④なおかつベゼルがサンドブラスト仕上げ、ブレスレットも鏡面仕上げの為傷がつきやすく優良個体が減りやすいため。
⑤冷静に考えるとプラチナベゼルにプラチナ文字盤、ホワイトゴールド仕様の針とラグジュアリーな造り、定価が高くてもそれを後押しする理由もある。
こういった理由から私は今「買い」の一本としてヨットマスター 16622を買いました。
何かロレックス欲しい病にかかっている方は試しにヨットマスター 16622はいかがでしょう?
実に先見性のあるモデルだと私は思いますよ。
それでは本日はこのあたりで失礼いたします。
ではまたー。