最大の憂鬱だったプラチナベゼルの傷については、かなり解消!

116622 新型
かつてロレジウム所有者を悩ませていた、プラチナベゼルの傷。特にマットでザラザラした仕上げの梨地部分に傷が入ってしまうと、諦めるしかありませんでした。
稀に、梨地部分の傷を消そうとするあまり磨いてしまい、光沢が出てしまっている
中古個体を見かけることもありました。
数年前からROLEXのオーバーホールメニューにベゼル梨地部分のプラチナのサンドブラストの再加工が追加されました。
これにより、ザラザラ部分にキズが入っても、オーバーホールに出せば、新品購入時と変わらない仕上がりで帰ってきます。
ただし! オーバーホール料金も跳ね上がりましたので、そこは要注意。
旧16622を所有する私は116622を見るのが怖かった!
あまりにもカッコ良い新作が出てしまったら、今の時計に愛着を持てるだろうか・・・
そんな不安がありました。しかし実際出てみると。

左が116622 右が16622
・・・? 何か変わったの?
厳密にいうとインデックスがほんの少し大きくなり、フラッシュフィットの中央鏡面部が
短くなりました。どちらも比べなければ分からない程度の差異ですし、フラッシュフィットに
至っては旧型の方が個性のあるデザインで、むしろ好きな位。
16622、やはり完成されたデザインだったのだ!私はホッと一安心。しかし、後ろ(バックル)は決して見てはいけない!
どちらが新型か言わなくてもすぐに分かるほどの圧倒的なクオリティの差・・・
こりゃもう仕方ありませんね。ややラグジュアリー感のあるモデルなのに最後の方まで旧型バックルだったことの方が不思議な位です。そしてやはり・・・・・

シンプルな中にさりげなく複雑さを
そして、やっぱりルーレット刻印があった方がいい!
日常生活の中で使用している時は全く気づきもしないルーレット刻印ですが、
比べてしまうと違いますね。
シンプルで完成されたデザインの中にさりげなく入るブランドの主張。
個人的には、いやらしさと色気のスレスレのラインのように感じ、
非常に好きなポイントです。
比べてしまうとアレですが、今後も16622を愛用していこうと思います。