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なぜデイトナファンは16520を選ぶのか?

2016/3/23



先代デイトナが廃盤になって、早15年の月日が流れました。 なぜ、現行のRef.116520ではなく、先代のRef.16520を選ぶデイトナファンが多いのか? 今回はその理由をご説明します。


ROLEX デイトナ新旧の人気

先代のデイトナである「Ref.16520」が廃盤になってから、はや15年の月日が流れました。
当時68万円で売っていた16520も中古で100万円以下では買えない存在となってしまいました。

ロレックススポーツの中でも人気のデイトナですが、コアなロレックスファンになるほど
現行の116520よりも敢えて旧型の16520を選ぶ人が多いです。

なぜ敢えて古いモデルを選ぶのでしょうか?その理由を内部の機械を中心に書きます。

類稀なるムーブメントをその心臓に持つ唯一のロレックス

Ref.16520といえば「エル・プリメロ」という愛称で呼ばれる様に
ゼニス社製の自動巻きクロノグラフムーブメント「エル・プリメロ」を搭載している事は周知の事実です。
※Cal.4030はエルプリメロをベースにロレックスが独自の調整をしています。

名機エル・プリメロ

毎分36000振動、50時間パワーリザーブ、直径30mm、厚さ6.5mm、スモールセコンド、デイト機能付き。

実はこれだけ聞くと現代の腕時計ムーブメントのスペックかな?と思ってしまいますが、
これは1969年のエル・プリメロ開発当時のスペックなのです。

45年前にすでに現代の第一線で活躍できるスペックの腕時計を作っていたんですよね。

当時ではゼニスのエル・プリメロに匹敵する自動巻きクロノグラフムーブメントは存在しませんでした。

ハイスペックムーブメント

当時の時計業界全体を見渡しても、薄くて、多機能、おまけに50時間という
実用的なパワーリザーブ要領を備えたエル・プリメロは、まさにオーバースペックなムーブメントなのです。

携帯に例えるとガラケーばかりの中にいきなりiPhoneが出てきたレベルの衝撃でしょうね。

事実1980年代後半のロレックスにこれだけのクロノグラフムーブメントを製作する技術は無く、
量産体制も整っておりませんでしたのでゼニス社からの供給を受けたムーブメントをカスタムして
デイトナに搭載していた訳です。

ですから「ゼニス×ロレックス」というロレックスの優秀なオイスターケースと
ゼニスの類稀なる名機エル・プリメロを掛け合わせたドリームウォッチであるという事が
人気の根幹にあるのです。

短命に終わったコラボレート ロレックス×ゼニス

16520の人気を支える要素の一つとして「短命」なモデルであるという事が挙げられます。

1988年から1999年までの製造期間を考えると16520の生産期間は約11年間です。

これは現代のロレックスのスポーツウォッチの中では短いスパンでの生産期間になると思います。

現行の116520ですら現在で16年目の生産期間に突入しておりますし、王道のサブマリーナー16610に至っては約25年間もの間生産されてきた訳です。

コラボレート終了の理由

・ゼニス社へ支払うムーブメント代金が高かった?

・ロレックス社として社外からの供給をできる限り経ち切りたかった?

など公式にそういった発表をするメーカーでは無いので推測ですがロレックスの懐事情や、体裁的事情により比較的短命に終わったモデルなのではないかと推測されております。

実際2000年以降から生産される116520に搭載されるムーブメントcal.4130は、エル・プリメロベースに作られたcal.4030に比べて「製作、メンテナンス効率」を重視しておりパーツ数の削減なども積極的に行われた様です。
 (4939)

正直cal.4030はその性能だけでなく視覚的にも訴えてくる美しさがありましたが、cal.4130においてはまさに「汎用ムーブメント」といった感じの工業製品としての色合いを強く感じます。

人間は効率的な創作物より非効率な創作物に惹かれる性でして、私としてはどうしても先代16520に魅力を感じてしまうのです。

秀逸なデザイン

左が16520ですが、右の116520のきらびやかなインダイアルや大型なインデックスよりも
落ち着いたカラーのインダイアルと華奢なインデックスの16520に得も言われぬ雰囲気を感じてしまうのです。

文字盤の余白のバランスが秀逸なのでしょうか?16520のフェイスの方がすっきりして見えてしまいます。

この16520の時点でクロノグラフとしてのデザインは完成しており、それ以降のマイナーチェンジは蛇足あるとの見方もあります。

特に2011年付近に行われたインダイアルの華美化はスポーツウォッチであるデイトナにドレス要素を入れすぎているのでは?と話題になりました。

あくまで外装は個人的な好みになってしまいますが・・・・

まとめ

先代デイトナ16520は

・優秀なムーブメントをベースに作られている。
・ロレックスのモデルの中でも短命である。
・デザインとして完成されている。

これらの理由によって根強い人気をキープしているという事です。

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