リレーであれば「アンカー」、舞台で言えば「終幕」、フェスであれば「大取」といつの時代も、どんなシチュエーションでも「最後(end)」を重要視することが多い傾向ですが、ロレックスのスポーツモデルにもそれは当てはまります。
所謂「P番」と言われる「Ref.16520」の最終品番をご存知でしょうか?
生産終了直前の個体なのですが、その少し前のモデルに比べ未使用品(デッドストック/ミント)であれば倍近い値段の差が付きます。
R000001 .........................1987
L000001 .........................1989
E000001 .........................1990
X000001 .........................1991
N000001 .........................1991
C000001 .........................1992
S000001 .........................1993
W000001 .........................1994
T000001 .........................1996
U000001 .........................1997
A000001 .........................1998
P000001 .........................2000
K000001 .........................2001
Y000001 .........................2002
F000001 .........................2003
D000001 .........................2005
Z000001 ..........................2006
M000001 ..........................2007
V000001 ..........................2008
G000001 ...................~2010
Random Numbers ....2010~
これがアバウトなロレックスのシリアルコードですが、2010年のG999999番以降ランダムな8桁のアルファベットと数字の並びに変更になりました。
今回生産終了になった「Ref.116520」は、どうやったら「最終品番」として認められるのか
ふと疑問に思いましたので ちょっと調べてみようと思います。
1番わかりやすいのは「保証書カードの日付」でしょう。
デイトナRef.116520は2006年あたりから文字盤6時位置のヘリにシリアルナンバーが刻印されますので、そのナンバーとカードの番号が一致していれば、そのカードはその個体の保証書カードであると言えます。
そして、そのカードの裏面には販売店と販売した日付が記されるので「いつ販売」されたのかがわかります。
2016年(今年)に生産終了になったので日付が「2016年」のものが「最終モデル」と言えるのではないでしょうか?
万が一・・・3年も4年も前の個体が店頭で売れずに、ようやく売れたのが2016年だったら・・・わからないじゃない!
そう思うヘソマガリさんのために、違うポイントを探しましょう。
また、手書きで日付が掛かれている海外販売のカードもあります。
いくらでも日付を調整できそうで、なんだか信頼性に欠けますよね?
カードの日付スタンプだけじゃ信用できないよ!と言う方にはコレ。
もしくはカードが無くなっちゃったよ!と言う個体にも。
デイトナのバックルは穴あきだった物から2008.09年(M番途中)に新型の強靭なプレートバックルに変更になりました。
ロレックスのロゴが刻印され、なんだか高級感も増しましたね。
さて、この刻印されたステンレスのプレート部分はずっと「梨地」と呼ばれるマットな仕上げがされていました。
が、2015年年末あたりからの個体には鏡面仕上げのプレートが装着されるようになっています。
新品であれば半透明の保護シールが貼ってあって見分けがつきにくいですが
よく見ればわかりますので「最新版」が欲しい方は店員さんと一緒に確認してください。
因みに2013年頃からスーパールミノヴァ(グリーン)からクロマライト(ブルー)夜光に変更になっています。
116520を新しい順に並べると・・・
ニューバックル(鏡面)クロマライト(最終モデル)
ニューバックル(梨地)クロマライト
ニューバックル(梨地)スーパールミノヴァ ベゼル刻印浅め(プリント)
ニューバックル(梨地) スーパールミノヴァ ベゼル刻印深め(彫り)
オールドバックル スーパールミノヴァ ベゼル刻印深め
オールドバックル スーパールミノヴァ ルーレットなし ベゼル刻印深め
オールドバックル スーパールミノヴァ ルーレットなし クリスタル・レーザー王冠なし ベゼル刻印深め
こんな感じでしょうか?
と、いう事で結局「最終品番」は見分けが付きませんでした。
「最終形態」は何となくですが新型ランダムの鏡面プレートを探してみてください。
付属品は大事になると思います。
保証書カード、5年保証のグリーンタグ、プライスタグ、冊子(コスモグラフデイトナ)などは無くさないようにしてください。
116520 最終モデル 未使用>116520 最終モデル 中古 付属完備 ノンポリッシュ・・・
と、条件順に価値は落ちていきます。
「保証書カード」は絶対必須、他の付属品もあった方が良いです。
ケースを磨いてしまうと価値が落ちます。
が、傷だらけでもダメですので使い方に気をつけましょう!
冊子も年代を合わせて持っていましょう。購入時「並行品」の場合は気を付けてください。
店員さんに付属品が合っているか確認した方が良いですね。
最後に・・・「最終モデル」を価値あるものとして持っていたい方への記事になります。
関係ないよ!ガンガン使うよ!と言う方、それが本来の姿であると思います。
「モノ」「ツール」としてではなく「投資物」としての内容となっておりますので・・・ご了承を。
他にもチェックポイントをみつけたら追加していきますね!