タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー01 クロノグラフ CAR2A1Z.FT6044
2015年に発表された自社製クロノグラフキャリバー「ホイヤー01」を搭載したカレラ。
今年のSIHH2017でも新作(新色)「カレラ ホイヤー01 フルブラック マットセラミック」が発表されました。
僅か数年でカレラ ホイヤー01はタグホイヤーを代表するモデルとなりましたね。
キャリバー1887をベースに誕生したホイヤー01は8振動50時間パワーリザーブのコラムホイール式自動巻きクロノグラフです。
CAR2A1Z.FT6044は45mmとかなり大ぶりで150グラムと数字上大きく見られますが、ラバーストラップできちんとフィットさせれば「重すぎる」程でもありません。
モータースポーツからインスピレーションを得て作られたクロノグラフですが、スケルトン文字盤で格好良いのですが視認性(時刻読み取りは問題ない)は良くはありません。
デイト表示もありますが、透けているパーツのせいで読み取るのが容易ではありませんね。
ぶっちゃけ格好良いだけの時計・・・って感じですかね。
先日のJリーグ・ベスト11にも大盤振る舞いしていました。羨ましい。
クロノメーターではありませんが自社製コラムホイール式クロノグラフで定価が60万円以下と言う値段設定は素晴らしいです!
(税抜定価555,000円)
でも45mmはデカ過ぎる。
40mmくらいにサイズダウンして欲しいところ。
43mmのホイヤー01搭載機もありますが、もう少し小さいのが良いです。
ラグはシルバー、ケースはブラックの2トーン。
ブラックチタニウムカーバイドコーティングをしたスティールでキズに強そうです。
ベゼルも同じコーティング。
セラミックとはまた違う渋い色味です。
リューズにはラバーが巻かれています。
スポーティ。
10年後にベタベタしてこないか心配ではあります。
ラグはシルバー。
ケースはブラック。
ベゼルもブラック。
間に赤いラインが入ります。
軽いバックルはチタン製。
同じくブラックチタニウムカーバイドコーティングをしています。
チタンにチタンコーティング?
ラバーストラップは工具無しで長さ調整が可能ですが・・・
短く調整した後に長くすると「跡」が結構強く残ります。
中古で買うときは注意が必要ですね。
ホームベースみたいな形に線を引いただけで「タグホイヤー」ってわかったら時計好き!
この画像だけを周囲の人に見せて「タグホイヤー」って答えられたらソコソコの時計好きに間違いないでしょうね。
女性の正解率は極めて低そうです。
モータースポーツ(スポーツカー) = 赤針のイメージですね。
6時位置の12時間積算計。
9時位置はスモールセコンドで、クロノグラフ計測に無関係ですので赤針ではありません。
どうせならハンズと連動してCHRONOGRAPHを赤くすればよかったのに・・・
手作業で植字されたインデックス。
立体的で格好良い。
インダイヤルのシルバーカラー・レコード溝もキレイですね。
3時位置の浮いているロゴのすぐ近くにスケスケのデイト表示があります。
黒枠に囲まれた日付が正解です!
全部見えちゃう。
スティールにブラックチタニウムカーバイドコーティング処理をしたキズに強いタキメーターベゼル。
もちろんサファイアクリスタル。
防水性も100mと必要充分ですね。
せっかくキズに強いベゼルなのにガラスの方が高い位置にあるので・・・ぶつけたら欠けるヤツですね。
ラバーが巻かれたクラウン。
しつこいですが、湿度が強い日本だとベタベタに劣化しないか心配。
カレラ キャリバー ホイヤー01 クロノグラフ CAR2A1Z.FT6044はシースルーバックになっています。
サファイアクリスタルですので安心です。
黒いローターが印象的ですね。
作ったのはTAG HEUERと自信を持って言えるホイヤー01。
黒いローターに隠れていますが、赤いコラムホイールが目に新鮮!。
クロノグラフを動かしながら、コラムホイールの動きを見ることをオススメします。
黒と赤がテーマカラーですかね?
文字盤にも地板にもローターにもしつこいくらいHEUER01の記載があります。
ケースバック6時位置に型番とシリアルナンバーが記載されています。
ラバーストラップとのつなぎめに「3221/Y」の刻印が上下にあります。
何の数字でしょうか?
冊子とギャランティーカード。
最近はカード式が流行ってますね。
ペーパー式の保証書を採用しているのは、どこがあるでしょう?
ブック式と併せて淘汰される方向なのかしら・・・
そのうちケースサイドにQRコード(ロレックスの保護シールみたいに)が刻印とかされるんですかね?
クロノグラフを動かしてみました。プッシュした感じは良いですね。
LVMHグループの腕時計部門では入門ブランドになるタグホイヤー。
入門であり、最終モデルにもなり得るクロノグラフまで、あともう少しって感じです。
クロノグラフでゼニス、ウブロより目立っちゃダメなのかもね・・・。
着け心地は悪くないですが、Yシャツの袖には収まらない45mm。
43mmでノースケルトンモデルも出ていますが、デザイン性はスケルトンの方に軍配が上がるでしょう。
ブラックチタニウムカーバイドコーティングをしたスティールやセラミック、チタンなどを使ったカレラ ホイヤー01。
キャリバー・ホイヤー01は30mmほどのサイズですので、もう少し小さいのも作れると思うのです。
スケルトンなのでデザイン上のバランスなんかあるんでしょうけど、40-41mm程度のカレラをSIHH2018に期待したいですね。
<良い点>
・デザインが格好良い
・フィット感が良い
・周囲と被らない
<悪い点>
・大きい
・視認性が良くない
・正規購入しないとメンテナンス費が高額
via www.tagheuer.com