デイトナだけがクロノグラフじゃないぜ!

116509MET
街頭インタビューで男女関係なくどっちが格好良い?とデイトナとサブマリーナーを見せたら「デイトナ」と答える人の方が多そうな気がします。
値段とか関係なくなんかメカメカしてて単純に格好良く見えますもんね。
サブマリーナーとスピードマスタープロフェショナルでも「オメガ」を指さす人が多いと思うんです。
今度やってみようかな?
と、いうことで人気があるであろうクロノグラフを今回は各メーカーからピックアップしてゴチャゴチャ言おうっていう記事ですね。
先日書いた「次に狙うクロノグラフ」の補足記事みたいな感じです。
ではロレックスのデイトナとオメガのスピードマスターは前回説明したので・・・
キングオブクロノグラフの名を欲しいままに腕時計ファンの心を鷲掴みしているロレックス コスモデグラフデイトナ。
クロノグラフって言葉を知らない人でも、デイトナの画像を見れば「知ってるコレ、高いやつでしょ?」となりますね。
デイトナが世界一のクロノグラフなのは、精度とかの話ではなく「みんなが欲しい」クロノグラフだからです。

3590.50.00
オメガのムーンウォッチ スピードマスター。
NASAの厳しいテストに勝ち抜き、デイトナより「宇宙」で使える時計としてアメリカンドリームなクロノグラフとして有名になりました。
2017年の今年は60周年です。
自動巻きからデジタルまで多数のバリエーションをもつシリーズとなっておりますが、実際に人気があるのは「プロフェッショナル」で間違いありません。
ブライトリング

A232B35KBD
私の好きなブライトリングのナビタイマーから見ていきましょう。
回転計算尺という使い方の分からない、それなのに男心をくすぐるデザインが人気のナビタイマー。
ブライトリングを代表するクロノグラフの1つですね。
※もう一つの代表モデルはクロノマット
1953年にファーストモデルがリリースされますが、現在に至るまでほとんどデザインが変わらない美しいクロノグラフなのです。
手巻き、自動巻き、途中で縦目のバルジュー7750仕様になって、また横目になりそして現在は自社開発のムーブメント、キャリバー01を搭載しております。
近年会社身売りの話が出たりと不安定なイメージのブライトリングですが、是非是非ナビタイマー100周年までは、なんとしても頑張ってもらいたいです!
最近では何やらチュードルのクロノグラフに関係があるような動きをしているようですね。
タグ・ホイヤー

CV2010

CW2113.FC6183
続いてLVMHグループの特攻隊長タグ・ホイヤーを見ていきます。
カレラとモナコがクロノグラフの顔になっていますね。
ラウンド●のカレラ、スクエア■のモナコ。
カレラはメキシコ横断レース名から取られました。
歴史も50年以上あるモデルなんですよ。
ジャックホイヤー氏が作られたカレラ、先日も80歳のお誕生日祝いに限定品がリリースされました。
※今年は85歳でパンダオーダヴィアがリリースされます。
現在のカレラクロノグラフが人気モデルになったのは、ブラッド・ピット氏が宣伝したRef.CV2010の存在が大きいですね。
そして、スクエアケースのクロノグラフと他のメーカーではあまり見ない形状が特徴のモナコです。
モナコは、1969年 世界初のスクエアケースの防水クロノグラフとしてリリースされました。
スティーブ・マックイーン氏が着用したモデルとしても有名で、限定モデルも出ております。
ゼニス エルプリメロ

01.0240.410
次はクロノグラフムーブメントの方が有名なゼニスです。
ゼニスもLVMHグループに属していますので、傘下のメーカーはエルプリメロを搭載したモデルがリリースされています。
私はこのトリプルカレンダーとムーンフェイズが美しいクロノグラフが大好きでした。
現在は生産終了になっていますが、先日トケマーで20万円ちょいちょいで出品されていて驚きましたね。
ハイビートの自動巻きクロノグラフムーブメント エルプリメロをベースにカレンダー表示などを変更したり、様々なチューニングで新作をリリースするゼニス。

03.1260.4021
こいつの登場が1番度肝を抜かれたと言っても過言ではありません。
2003年に爆誕したクロノマスターオープンは当時のCEOティエリー・ナタフ氏が生み出した怪物です。
古参のファンは涙目に、新しい物好きにはドンピシャな大革命と言えるデザインに賛否両論の嵐。
私は否定的でしたけど、今見るとすごく格好いいな〜って(笑)
そんなもんです、好みなんてものは。

PAM00074
そのゼニスのエルプリメロを搭載したモデルをご紹介。
まずはリシュモングループのパネライ。
Pam00074は40mmとパネライにしては小振りなルミノールケースにエルプリメロを搭載した非常に端正で格好良いクロノグラフです。
普遍のルミノールケースの格好良さ、ハイビートのエルプリメロが搭載されていること、程よいサイズ感とデイト表示、わずか3年間と言う短い生産期間。
萌える要素はたくさんあるのです。
打倒ロレックスとして、リシュモンとLVMHがタッグを組んだ感じ。
巨大な悪に立ち向かう悟空とベジータのようでしょ?
一時期はデイトナ16520より高い時期がありました。

BGO41BSLDCH
こちらはLVMHに吸収されたイタリアの宝飾メーカーブルガリ。
そのブルガリが飲み込んだジェンタデザインのオクトとエルプリメロがドッキング!
ジェンタクロノグラフの誕生です。
インターナショナルウォッチカンパニー

IW371446

IW370607
続きまして、質実剛健が売りだったのは過去の話。
リシュモングループのオシャレ時計メーカーIWCから、無骨だった頃のクロノグラフを2つ見てみましょう。
どちらも90年代に誕生したモデルになりまして、どちらもバルジュー7750をベースにしたムーブメントを採用しているんですが、けっこう見た目が異なります。
画像上のポルトギーゼクロノグラフは縦2つ目のクロノグラフでデイト表示はありません。
画像下のフリーガークロノは縦3つ目でデイデイト表示です。
どちらが便利でしょうか?
41mmケースですがスーツにも合うシンプルでキレイなデザインのポルトギーゼの方がオンオフ問わず使えますかね?
いやいやスティールブレスレットにすれば39mmのフリーガークロノグラフの方が良いんじゃないか?
ドッペルクロノをTOKIOの国分太一さんがスーツにも合わせていますので大丈夫。
つまり、どっちも使いやすく格好良いモデルなのです。
なかなか甲乙つけがたいですが、私はフリーガーの方が好きですね。
チュードル

79160

79260
そして同じような時計が並びましたが、チュードルです。
チュードルはROLEXの子会社(デフュージョン)で、90年代前半まではロレックスのパーツを使いETAのムーブメントを放り込んだモデルを廉価版ロレックスとして展開していました。
近年のチュードルは自社開発ムーブメントを作ったり路線を変えロレックスから自立していますが、今回見るのはクロノタイム。
バルジュー7750を使用した縦目クロノグラフです。
画像上のクロノタイム79160はプラ風防・カマボコケースで人気があります。
画像下のクロノタイム79260はサファイアクリスタルの新型で最後のクロノタイムシリーズになりました。
どちらもロレックスのパーツを使用していますので、デイトナファンなどが手軽に買えるクロノグラフとして支持されています。
最近ではROLEXパーツを使わないクロノタイム(後期モデル)も値段が上がってきていますね。
ハミルトン

H38716731

H35756735
ハミルトンにはジャズマスターと言う現在のフラッグシップクロノグラフがありますが、今回は過去の名作を復刻したクロノグラフを見てみましょう。
1本目は今年復刻したイントラマティック68です。
これ物凄い格好良いですね。現在風にサイズアップしておりますが、2カウンターの逆パンダ。クラシカルで最高です。
2本目はパンユーロクロノグラフです。
オリジナルはクロノマチックCal.11搭載の左リューズクロノグラフですが、復刻版は見た目だけ・・・その分安いからね。
皆さんはどっちが好きですか?
SINN ジン

103.B.SA.AUTO

156B
この記事最後となるメーカーはSINN。
私は103.Bが大好きです。
アエロナバルやフリーガークロノグラフの様なデザインで格好良くないですか?
昔はこんな格好良いのに10万円台で買えたんです。
2本目はミリタリークロノグラフ156B。
43mmと少々大きいですけど、ミリタリー調のデザインでコレはクール。
自動巻きレマニア5100搭載のデイデイト 表示付きです。
こう言うの好きな人いませんか?
絶対数いるんですよ。私もその一人。まったく戦争とかには興味ないのにミリタリー調のアイテムには萌えちゃうんです・・・なぜだ?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
クロノグラフってやっぱり格好良いでしょ?
好みのモデルありますか?
デイトナやスピードマスターだけじゃないんです。
やっぱりインダイヤルとの2トーンが良いですね。
パンダとか逆パンダとか、あ~良いです。
メカメカしいデザインも、歴史のあるモデルはスッキリと見やすくゴチャゴチャはしていません。
どれもイケメン揃いですよね。
ここに並べたクロノグラフでたちは、コレからも輝きを失わないでずっと人気があるに違いありません。
けっして私だけのお気に入りじゃありません(笑)
では!