【スーパーコピー対策】ニセモノ・ロレックス撲滅企画 Ref.116610LN サブマリナーデイト どっちが本物だ？

ニセモノを着けるのは自分を落とすことになる。
ニセモノを人にあげるのは相手をバカにしている。
ニセモノを売るのは心を捨てることになる。

わかっていても、コピー品は無くならないし、欲しがる人もいる。
だからネットオークションには氾濫し、海外の露店では売られているのです。
少し前に上海に行ったら、S級は海外用で中国国内には無いよと言われた。
別に欲しくないから。
と、言いつつ「どんなもんだ？」と興味はあったから見に行ったんですが、スグわかるレベルでした。
中国の海外はヨーロッパだったり北米だったり、日本だったりします。
香港の隣、深センの方がたくさんあるとも言っていました。

買う人がいるんです。
ダメ絶対。

さて、上の画像を見て・・・わかりますか？
大人気のモデル ROLEX サブマリーナーデイト Ref.116610LNとコピー品です。

企画からして当たり前ですが、片方は本物のロレックスで、もう片方はニセモノ・コピー品です。

所謂AランクからSランク程度のレベルのコピー品ですので、本物と比べられる機会があれば
誰でもわかると思いますが・・・
比べられない、腕に着けてる状況だと気付かないかも知れません。

上の画像は11.5コマで148グラム、下の画像は11コマで144グラム。
重さはほとんど変わりません。

ニセモノは「軽い」だとか、そういうのは昔の話かも知れませんね。

因みに本物のはずしたコマが3つで9.6グラムですので、1つ3グラムちょっとのイメージです。
新品フルコマ159グラムです。

ブラックライトを当ててみました。
さほど違いが無いように画像では見えると思いますが、実際は左側の時計の方が光っています。
このまま暗所にいけばクロマライト・カラーのブルーグリーンにインデックスが光ります。

どちらもブルーカラーでしたが左の時計の方がややグリーンがかった夜光で、右はブルーで光が弱めです。
（クロマライトはブルーグリーンです）

上の画像で左の時計が下の画像では下になっていて、右の時計は上になっています。

右の時計はプレート部分の梨地処理がされていません。

そろそろ、どちらがニセモノ・コピー品か気付きましたか？

※因みに・・・プレート部分の梨地処理は最新バージョンのバックルでは見られなくなりました。
おおよそ2015年中にバリエーション変更していると思います。
ポリッシュ処理だから「ニセモノ」と言うわけではありませんのでご注意を。

10倍に拡大できるルーペを使ってみます。

画像ではわかりづらいですが、下の時計の「針」の質感が安っぽいです・・・が、比べているからとも言えます。

とくにフォントすれなどは無く、どちらもキレイにプリントされています。
インデックスのフチの処理、カレンダーの数字にも違和感はあまりありません。

逆回転防止ベゼルのルミナス・ポイントに違いがあります。

質感がおかしい点に加え、▼マーカーが一段下がっているのが浅すぎてフラットにちかいです。
ベゼルは本来セラクロム（セラミック）製でマーカーは一段低く彫られています。
▼マーカー部分も例外ではなく低いのですが下の時計はフラットに見えます。
（ツメでカリカリすると、やや浅いですが一段低くは処理されていますが・・・）

ニセモノのベゼルはセラミックではなくプラスチックなのでしょうが、見た目に違いを感じにくいですね。
ツメでコツコツとノックするとセラミックとの差がわかります。

細かいですがニセモノも逆回転防止機能が付いていますがグラグラ揺れます。
まわした時のノッチ感も非常に悪いです。
緩いと言うか・・・

クラウンは、どちらもトリプロックの3ドットがあり見分けが難しいです。

トリプロックと言ってもニセモノ・コピー品は当然「防水性」は無いでしょう。
（雑ですが水に沈めてみて真贋を判断しても良いかも知れません・・・）

バックル（ダブルフリップ）の王冠マークも、ハッキリした違いを見つけるのは難しいです。

内側から見たバックル。
グラインドロックシステムが採用されています・・・

スクリューネジの仕上げが雑なのが、わかりますね。

下の時計のネジは穴と大きさがフィットしておらず隙間があります。

フリップロック部分の裏側。

これは明らかですね。仕上げが雑で「バリ」が残されています。
下の時計は使用汚れが無いですが仕上げが雑、上の時計は汚れていますが細部の仕上げがキレイです。

ルーレット刻印がヘリにあります。

風防の6時位置の王冠マークレーザー刻印もあります。

が、どちらもニセモノは「わかる・目立つ」様に処理されてます。
ワザとらしいのです。

ガラスもサファイアクリスタルではないのでツメでのノックで「硬さ」が違うのがわかります。

いかがでしたでしょうか？

もう、おわかりですね。

そうです。
横並び画像の左側、縦並び画像の上が「本物のロレックス サブマリーナー」です。

画像だけでも「看破」できますよ！
当たり前ですが、きちんとした店舗を構える時計ショップで買うのが1番です。
日本国内では正規代理店の名がロレックスのHPに掲載されています。
中古品を買うのであれば「古物商営業許可番号」が必ず掲載されたショップにしましょう。
都道府県の警察署HPで番号を突き合わせするのも、お忘れなく。

インターネットで買う場合は「振込先」を必ず確認しましょう。
HP・WEBサイトを丸々コピーした悪質な時計ショップっぽいページが複数見受けられます。

ニセモノをニセモノとして理解し買うのは犯罪です。
ニセモノをニセモノと知りつつ売るのは犯罪です。
詐欺です。
気を付けましょうね。

また、ニセモノ・コピー品は「すぐ壊れます」。
ネットオークションやネットフリマでも「ジャンク」として、よく出ています。
スグ壊れる物に、修理をしてもらえない物にお金を使うのは「お金を捨てている」のと同じだと気付かないのでしょうか？