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「Ⅲ」シリーズ3番目を考える。ロレックス エクスプローラー3 GMTマスター3 ヨットマスター3

2016/11/17


「Ⅲ」シリーズ3番目を考える。ロレックス エクスプローラー3 GMTマスター3 ヨットマスター3

ロレックスには「スポロレ」と呼ばれる「プロフェッショナル・ライン」があります。デイトナやサブマリーナーなどがそうですね。特別な環境を想定して作られたツールであるため「プロフェッショナル」の名が付いているのです。しかし、どうでしょう?実際に過酷な環境に身を置くときにロレックスを着けていくでしょうか?答えは「否」ですね。1950年代では「プロフェッショナルな現場」で使用されるツールであったロレックスも現在はオシャレ・ウォッチに変わってしまっています。これをスイスの伝統と言って良いのでしょうか?今回はそんなプロフェッショナル・ラインから「2」まで頑張ったモデルたちをピックアップ。「3」を開発することで現場復帰してほしいと言う期待を込めた記事です!


ロレックス エクスプローラー3



1950年代初頭に誕生した「エクスプローラー」。
エクスプローラーを直訳すると「冒険家」「探検家」となります。

1950年代はまだ未達成だった「エベレスト登頂」や「マリアナ海溝最深部到達」「有人宇宙飛行」など人類にとっての冒険を夢見る時代でした。

エベレストに最初に登頂したのはエドモンド・ヒラリー氏。
共に登ったシェルパであるテンジン・ノルゲイはロレックスを手に巻いていました。

マリアナ海溝の最深部(チャレンジャー海淵)に最初に到達したのはアメリカ海軍のバチスカーフ・トリエステ号。
やはり船体にロレックス(ディープシー・スペシャル)が取り付けられていました。

この様にロレックスは歴史の節目に名が残るよう宣伝をうまく利用していきます。
また、その環境に耐えうる堅牢な腕時計を次々に発表しユーザーの信頼を勝ち取っていくのでした。

因みに残念ながら初の有人飛行はロシア人ユーリ・ガガーリン氏で、腕にはロレックスではなくボストークの時計が着けられていました。
また、初の月面着陸はニール・アームストロング船長とバズ・オルドリン月着陸船操縦士ですが、バスの腕にはロレックスではなくオメガ・スピードマスターが巻かれていました。



エクスプローラーは厳しい環境でも正確な時刻を視認できる堅牢な腕時計として誕生しました。

エベレストに登頂したテンジン・ノルゲイはエクスプローラーの元となる時計を着けていたと言われています。
その偉業はエクスプローラーの開発に充分なテスト環境だったでしょう。

ファースト・エクスプローラーは諸説あるので、2ndモデルのRef.6610を見てみますと
クロノメーター認定の両方向回転ムーブメントCal.1030を搭載しております。
48時間とロングパワーリザーブを誇り、オイスターケースも50m防水となり
視認性向上のため黒文字盤にお馴染みの「3.6.9」インデックスという今日まで続く不変のデザインが完成します。



エクスプローラーⅡが誕生したのは1970年代。
エクスプローラーに足りなかったデイト表示と、GMTマスターの開発で誕生した24時間針を搭載する新しいコンセプトの冒険家ウォッチです。


暗所の洞窟内で視認できる強力な大型夜光インデックスと、午前午後の感覚が失われても大丈夫な24時間表示針が特徴です。

しかし、この頃からクォーツ時計が台頭し始め、機械式の腕時計は窮地に追い込まれます。

冒険家の時計と言えども、いざ命を預ける状況では
ハイコストで止まる可能性を含む機械式よりコストの低い正確なクォーツを選びます。

1978年にエベレストに登頂したラインホルト・メスナーはロレックスはロレックスでも、エクスプローラーではなくオイスタークォーツを選びました。


1980年代に誕生したCASIO G-SHOCKはプロフェッショナルな現場を掌握するツールとして席巻します。

もはやロレックスを着けて「海中」「登山」「戦場」には赴かない時代となってしまいました。

それでは「エクスプローラー3」に求める機能は何でしょうか?
「高級感」などは1でも2でも「レアマテリアル」など使用したラグジュアリーなモデルを出せば良いですが
(エクスプローラーには金を使用したモデルがありません)
プロフェッショナルな現場でもう1度活躍するにはどんな機能が必要だと思いますか?

①正確性
②堅牢性
③+α

G-SHOCKに勝つためにロングパワーリザーブで正確なムーブメントが必要です。
次の冒険先は「宇宙」かも知れません。「火星」なのかも知れません。
現在セイコーのソーラーは満充電で10ヵ月も稼働します。カシオのタフソーラーも7ヵ月もちます。
ロレックスもソーラーで動くムーブメントを開発してはどうでしょうか?

そしてもっと丈夫で軽いケースが必要です。
より堅牢な904Lスティールも魅力ですが、軽くて丈夫でキズの付きにくい新素材を導入してはどうでしょうか?

最後に地球上であれば、どこにいても自分の場所を把握できる高精度のGPSや危険な状況を知らせるSOS機能、どんな暗所にいても足元を照らしてくれるLEDライトなど新機能を搭載してはどうでしょう?

あたらしいコンセプトのプロフェッショナル・ウォッチです。
ロレックスのホームページにある「プロフェッショナル」は飾り言葉です。
事実、意味を成していません。
「命」を預けるに足る信頼性を、コンセプトモデルで良いので是非開発・発表してほしいものです。

100年後のスタンダードになっているかも知れません。


ロレックス GMTマスター3



開発当初よりステイタス性を重視して作られたGMTマスター。
世界を飛び交うパイロットたちを広告塔に「2ヵ国」の時刻を瞬時に読み取ることのできる新しい機能でした。

GMTマスター2になると第3ヵ国の時刻表示も可能になります。

と、なるとどうでしょう?
単純に第4のタイムゾーン表示にすれば良いのか?・・・
・・・・
・・・・・そんな理由ありませんね。
他社から5タイムゾーンなど既に多国時刻表示機能は標準となっています。


では、どんな機能を付けて進化すべきでしょうか?

回転ベゼルを2重にして別の表示方法を考える。ムーンフェイズ機能やワールドタイム機能とGMT機能を融合する。地球ではなく別の惑星の時刻表示も可能にする。

グリニッジ標準時間(GMT)と言う名前からも、やはり「時刻」を読み取ることをメインとした機能が良いですね。
機械式にこだわりつつも、電波時計の機能を組み込んだり
エクスプローラーと同じになりますがGPSやソーラー機能ですね。




ロレックス スカイドゥエラー 326235

本来であればGMTマスター3に成り得たモデル「スカイドゥエラー」。
2012年に誕生した新しいラインです。

コンセプトはGMTマスターの進化形だったに違いありません。
ロレックスの公式HPには
「世界を旅する旅行者が容易に時刻を確認するために必要な情報を提供する。」
と、あります。
このスカイドゥエラーは24時間表示と年次カレンダーを搭載しています。

どうでしょう?GMTマスターと何が違うのでしょうか?
「異なるタイムゾーンを表示することのできる機能と、堅牢でなおかつどんな場面にも
マッチするそのデザインは、まさに、世界を飛び回る人々に最適である。」

う~ん・・・コンセプトの違いがわからない。
 (80277)

では、ダブル回転ベゼルを搭載してみましょう。

いやぁ、スマートさの欠片も無くなりましたが、そこはプロが何とかするでしょう(笑)

いつか宇宙旅行ができるようになったら使えるような機能も良いですね。
GMTマスター3の誕生は、もっとずっと先の事かも知れません。
 (80340)

スカイドゥエラーにワールドタイムを合体させたコンセプトウォッチ。
これでGMTマスター3!

う~ん・・・GMTマスター3と言うにはねぇ・・・
24時間表示、2タイムゾーン、ワールドタイム、年次カレンダー。
なんか足りないような、違うような・・・


レベルソ・スクアドラ・ワールド・クロノグラフのように両面表示はどうでしょうか?

ロレックス初の2面オイスターケース。
GMTマスター3では超複雑な機械式にするか・・・片面はデジタル表示のハイブリッドにするか・・・


と、なるとSINNとAPPLE WATCHと言う2つの時計をくっつけると言う方法も考えられますね。

2ヵ国、3ヵ国表示だけでは終わらないプロフェッショナルな「GMTマスター3」を期待しましょう!

ロレックス ヨットマスター3



1992年にシリーズ化された高級スポーツウォッチライン「ヨットマスター」。
ヨットやクルーザー上の防水性を想定しているため両回転ベセル100m防水とダイバーズウォッチのスペックはありません。
またラグジュアリーを追及するためステンレスオンリーのモデルもラインナップされていません。



2007年ヨットレースをターゲットにしたモデル「ヨットマスター2」が誕生します。
デイトナキャリバー4130の改良版Cal.4160はレガッタ機能を有するクロノグラフです。

合図でカウントダウン、そしてスタート、レース中はカウントアップの順で計測できるようになっているんですね。



「ヨットの上で遊ぶ」コンセプトから15年、「ヨットレース」にターゲットを絞った2。
更に15年後の2022年「3」の誕生を視野に、次はどんな状況・環境に最適なモデルにするか考えましょう。

名前から「ヨット」を抜きには考えられません。
と、すると・・・1番最初に思いつくのは「ヨットで世界一周」ですね。

悪天候、孤独、体調管理など広大な海上では宇宙よりも厳しい冒険が待っています。

①防水性
②ライフログ
③エンターテイメント

正直・・・私ならタフソーラー電波時計を搭載したフロッグマンなどを持っていきたいところですが
プロフェッショナルな現場に復権するための企画ですのでロレックスだったらと考え直します。

どんな嵐や高波にも負けない防水性が必要です。
水圧どうのこうのより、絶対大丈夫と言うような安心感が欲しいですね。
オメガのプロプロフやセイコーの外胴プロテクター、パネライのリューズガードなどの見た目ならどうでしょう?
実際マリアナ海溝で世界最深部へ到達したロレックスなので、リングロックシステムで防水性は問題ないんですけどね。

そして体調管理、カレンダー機構などしっかり身体を見守ってくれる機能が欲しいです。
緊張状態が続いていると、体調の良し悪しに気付きにくいこともあります。
長い船旅故、万全を擁したい!・・・そこで心拍数や体温、睡眠時間などを管理するセンサーをケースバックに取り付けてみます。
ヨットのレーダーなどに連動し、常に病院にデータを送ります。
何かあった時には、すぐにレスキューできるような保険ですね。

エンターテイメント性もあると良いですね。
機械式腕時計で遊ぶと言えば、フランクのベガスなどが有名です。
何か暇つぶしができる機能も考えたいと思います。


地球上のどこに今いるのかわかるような時計はどうでしょう?

あぁ、こんなに進んだんだなみたいな。
よく大航海時代の映画などの船長部屋には地球儀があったりします。

ヨットマスター3には、小さいヨットが地球儀の上を移動する機能を付けてみてはいかがですか?


もしくは故郷で待つ家族がホログラムで話しかけれる機能などどうでしょう?

STARWARSやアニメなどではお馴染みの機能です。
パパいまどこ?などと可愛い娘と話ができれば気力が出ますし、家族も安心。
さすがロレックス!という事になりませんかね?


毎日毎日同じような大海原。
飽きちゃった!
そんな事はあり得ないでしょうけど、ちょっと息抜きするのにね。

機械式で、どう表現するのかは不明ですがそこはロレックス。
絶妙なパズル機能などエンターテイメントを表現してくれるのではないでしょうか?

まとめ



いかがでしたでしょうか?

エクスプローラー3、GMTマスター3、ヨットマスター3
それぞれ行きつく先はデジタル時計やスマートウォッチの様なテクノロジーですが、ロレックスならでは機械式にこだわった「3」を作り出してほしいですね。

そして願わくば、もう1度「プロの現場」でロレックスが巻かれることを期待します。
オシャレな高級時計として今の立ち位置を確保したのは、プロスペックの実用時計だった歴史があるからです。
もう100年ナンバー1でいるために「新しい実用時計」を見せて頂きたい!

デイデイトもデイトジャストも「2」はサイズアップでした。
しかし、プロフェッショナル・モデルは「機能」で勝負しています。
「3」の高みに到達するのは、どのシリーズでしょう。

今から楽しみですね!

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