2022/01/11 聖徳太子
シャネルの腕時計といえばJ12という方が多いと思います。
その中でも独創的かつ唯一無二といえるスポーティな時計、J12スーパーレッジェーラ H3409 についてご紹介いたします。
via:https://www.chanel.com/jp/watches/user-manual/j12/...
「スーパーレッジェーラ」というのはイタリア語で超軽量を意味します。
これはこの時計自体がただ超軽量というものではなく、このロゴに意味がなされたものです。
この「スーパーレッジェーラ」というロゴは高級車ブランドに軽量ボディを提供していた「カロッツェリアトゥリング」というメーカーに大きく関わりがあります。
このメーカーから提供を受けたランボルギーニなどの高級車ブランドには「スーパーレッジェーラ」のロゴを搭載しているということがあります。
J12のデザインを担当していたジャックエリュ氏は少年時代多くの高級車に魅せられたという経緯を持ち、メンズデザインの時計を制作するにあたって、このロゴを携えたいという思いから、文字盤と裏蓋にロゴを搭載したというストーリーがあります。
デザイナーの憧れと高級車を想起させるハイエンドなデザインが詰まった「カッコイイ」時計となっております。
赤文字のスーパーレッジェーラのロゴがアクセントとなっており、エッジの効いたロゴ使いとなっていますね。
このモデルの発売当時にはすでにクロノグラフモデルはリリースされていました。
スーパーレッジェーラはそれとは一味違った12時間積算計のない30分計とスモールセコンドのみ採用した新しいデザインとして登場します。
レーシングカーのダッシュボードにある計器にインスピレーションを受けたデザインになっており、車をモチーフとしたスポーティな印象を受ける時計としてリリースされました。
発売当初のモデルはアルミとセラミックの素材、タキメーターベゼル、ブラックのモデルは艶のある仕上げでした。
今回紹介させていただくH3409はデザイン面で大きくアップデートがなされたモデルと言えます。
素材はステンレススチールとセラミックの組み合わせ素材になり、より現代的で精悍な仕様に。
タキメーターベゼルは文字盤内に収まるインナーベゼルに変更され、鮮明で視認度が上がり、使いやすくなりました。
タキメーターの部分が傾斜したすり鉢状になっています。これにより風防内で立体感が生まれ、奥行きのある文字盤デザインとなりました。
ただタキメーターベゼルを風防内に移しただけでなく、構造的にデザインされたことによって、モダンでスタイリッシュな印象を与えることが出来るのかなと思います。
インナーベゼルになることでより高級感が出たイメージですね。
ブラックカラーはマッドブラックになり、他のJ12とは差別化が図れるようになりました。
まとめ
J12とは違った魅力を持つ時計。
普通のJ12ではないシャネルの時計が欲しいと言った方にはオススメのモデルです。
ではまた!