
116509-0072
デイトナ像

16520
ロレックスのクロノグラフ コスモグラフデイトナは、時計であって時計でない。
一般の、そして大半の人にとっては腕時計以上の存在なのです。
デザインが、精度が、使いやすさが、耐久性が。
そんな話ではないのです。
スイス時計の。
ロレックスの。
と、言うステイタスに始まり、
歴史を積み重ねて、今の地位にまで上がったのは並大抵の企業努力ではなかったでしょう。
コストをかけ、運もあったからこそです。
更にはクロノグラフを多種作らなかったこと、バリエーションを少しずつ増やしたこと、生産数を絞ったことなど、デイトナというブランドを作り上げていく中で「稀少性」を高める仕掛けがバチっと嵌っていくのでした。
デイトナとは、腕時計であって時計ではなく、投資物件であり実用品でもある稀有な存在です。
デイトナをじゃんじゃん見ていこう!

116506
1本目。
デイトナ50周年記念モデルRef.116506。
プラチナケースにのみ許されるアイスブルーを使用した初めてのデイトナであり、現在ジュムストーンが無いモデルの中では最高峰です。
ただ重すぎて着けられるのはマッチョマンだけなのです。
いくらお金持ちであっても、この重さに耐えられる方のみが着けられるという、一握りの大人だけのデイトナです。
こんな方とか。
ロレックス プラチナ デイトナ Ref.116506 レビュー 時計怪獣 WATCHMONSTER イガデイン!

116509MET
2本目。
どうですか?宇宙からの贈り物。
メテオライトダイヤルのデイトナはもう製造されていませんので稀少性が上がってまいりました。
ズシっとくるホワイトゴールド製ケースに同系色のメテオライト。
赤の刺し色が効きますね!格好良いわ。

116505A
3本目。
今度はピンクゴールドケースです。
日本人の肌にはピンクゴールドが似合うって誰が言ったんだ?
全然似合わないんだけど。
ロレックスのピンクゴールドは80年代に一旦ストップ。
2000年代になりエバーローズゴールドとして復活しましたね。
カルティエのジュエリーなどもPGが流行りました。
変色しづらいPGがロレックスではエバーローズゴールド、オメガだとセドナゴールド。
独自配合で酸化による変色を防ぎます。

116508NG
4本目はイエローゴールドのデイトナ116508にシェル(MOP)と8Pダイヤモンドインデックスの合わせ技。
2016年にベゼルが変わったYGのデイトナ。
生産終了した116518のベゼルが使われているのかは不明です。
先ほどのメテオライトダイヤルもそうですが、1つ1つダイヤルの風味が違います。
好みのダイヤルに出会えたらラッキー!

16528
5本目。
生産終了後、そうでもなかったのにここ1年で大注目モデルになったエルプリYGデイトナ16528。
SSよりも安い時がありますのでお買い得感はまだありますけどね。
安い時期には128万円くらいだったな~なんて思い出しても何の意味もありません。

116515LN
6本目は生産終了になったレザースラップモデルの116515LN。
今年から現行はオイスターフレックスブレスレットのタイプだけですね。
チョコレートダイヤルの人気に火をつけた初のセラクロムベゼルを纏ったデイトナでした。
今見ても格好良いわ。

116519LN
7本目。
2017年の新作デイトナ。
遂にWGにもセラクロムベゼルが装着されたデイトナ116519LN。
スチール&ブラックダイヤルの格好良いことこの上なし。
これは大人デイトナですよ。
ラバーストラップ(オイスターフレックスブレスレット)ですがスーツにもフィットしています。

116518LN
8本目。
バーゼルワールド2017で見た116518LNとダイヤル配色が逆転していますね。
金無垢のデイトナはバリエーションがたくさんあるようですね。

116503
9本目。
先ほども116508で書きましたが、2016年にベゼルが変更になりモデルナンバーが変わったデイトナのロレゾール版。
116503となりましたが、大きな違いはありません。

116523
10本目。
9本目と比べて見てみると、ベゼルのデザインが違うのわかりますか?
このパンダ・アラビアダイヤルは生産終了ですのでジワジワ人気が出てきています。
この116523には結構ありますが、境目の116503のパンダは珍しいですよ。

116500LN
11本目。
出ました大人気の最新作。2016年にお目見えしたセラクロムベゼルのスチールデイトナ116500LN。
リリースから1年以上経ちますが、定価118万円(税別)を大きく上回る価格の相場が維持されています。
はやく安くなって欲しいな~。
絶対白文字盤買うんだ!と決めて一生懸命働くのでした。
現在は並行新品相場(保護シール)で220万円以上の白文字盤、210万円くらいの黒文字盤。
このように黒文字盤より、白文字盤の方が価格が高い逆転現象が起きている現行デイトナでした。

116520
12本目。
旧モデルとなった116520。
白文字盤にはアイボリーダイヤルなる変色モデルが初期になるとのことで人気になっています。
海外ではパンナコッタなどと呼ばれる。
最終鏡面バックルの白文字盤もジワジワと200万円に近づいてきています。

116520
13本目 14本目
EL PRIMEROデイトナ16520と、旧モデルの116520。
武骨な16、ゴージャスな116、アナタはどっち?

16520
P3番はもうすぐ500万円にまで達しそうです。
パトリッツィ(ブラウンアイ)も400万円、タキ200や段落ちなどは見ることがなくなってきましたね。
16520の勢いはいつまで続くのでしょうか?
手巻きデイトナも下がりませんので、このままなのかな。
2010年くらいに買っていたらね。今頃ガッツポーズって話ですよ(遠い目)

16520
白文字盤でも今は雲の上。
P3とP1じゃ全然違いますし、この辺は文字盤カラー買えちゃうから白は稀少だな。
ポーセリンダイヤルなんて、もう何年見てないかな~。
私は16520ならシングルバックル+トリチウムの逆さ6くらいがちょうど良いや(何が?)
まとめ

16523
デイトナのバリエーションは本当に豊富です。
何十種類もありますね。
歴代モデルで100以上のバリエーションがあるんじゃないでしょうか。
レインボーカラーのジェムストーンベゼルのデイトナ116599RBOWや、デイトナビーチ、ポールニューマンなど素材、宝石、ダイヤルなどの組み合わせで無数のデイトナが今までリリースされてきました。
皆さんの好きな思い入れのあるデイトナ何ですか?
誰かが着けていたデイトナ、初めて買ったデイトナ、どれでしょう?
時計業界の中でも特殊なモデルのデイトナ。
いつでも物が足りず、皆の憧れです。
自社製ムーブメントに切り替わり生産数は格段に増えましたが、反面欲しい人も増えました。
新モデルや細かいバリエーションの差異で盛り上がり、生産終了と言うキーワードでまた盛り上がります。
定価はどんどん上がりますし、スチールの時計で100万円オーバーの定価っていうのも高いなぁ~と思いますけど、高いから売れて高いから人気があるんです。
ナンバー1、キングオブクロノグラフのコスモグラフデイトナ。
これからも私たちを楽しませくれることでしょう