はじめに
ロレックス定番の本格ダイバーズウォッチ『サブマリーナ』300m防水のハイスペック機能にデザイン性の高い人気モデルですね。
飾り気のないシンプルで精悍なデザインに魅了される人も多く、定価を超えるプレミア価格がついた今でも絶大な人気を誇ります。
今回は2003年〜2018年。過去15年の定価、並行実勢価格の変遷をご紹介させて頂きたいと思います。
旧サブマリーナ Ref.16610 2003年〜2010年
1989年から2010年まで製造されていたロレックス屈指のロングセラーモデルですが、今回は2003年からの相場をご紹介していきます。
2003年【国内定価】512,400円 【実勢価格】370,000円前後
2004年【国内定価】512,400円 【実勢価格】410,000円前後
2005年【国内定価】512,400円 【実勢価格】420,000円前後
2006年【国内定価】512,400円 【実勢価格】440,000円前後
2007年【国内定価】588,000円 【実勢価格】490,000円前後
2008年【国内定価】588,000円 【実勢価格】500,000円前後
2009年【国内定価】588,000円 【実勢価格】400,000円前後
2010年【国内定価】588,000円 【実勢価格】430,000円前後
2000年以降の価格改定は今のところ4回ありましたね。2002年、2007年、2013年、2015年。
2002年、2007年は大幅に定価が上がり、多くのモデルが10%〜15%ほど上がりました。16610も約12%の値上がり。
2013年、2015年は7%〜8%ほど上がりましたね。
さて、実勢価格を見てみると、今では考えられないくらいの価格で取引されていました。とにかく安い!
製造期間中は一度も定価を上回る事なく、並行ショップで新品が買える時代でした。羨ましいですね。
当時は今よりも正規店で買えるチャンスも多かった為、このような価格で取引されていたのだと思います。
リーマンショック後の2009年はロレックスに限らず高級ブランド時計は大暴落。前年50万円ほどの実勢価格をつけていた16610も一気に40万円まで下がりました。
その後は徐々に持ち直し、生産終了となった2010年以降、暴落はなく右肩上がりで相場は推移しています。
現行サブマリーナ Ref.116610LN 2010年〜2018年
2010年に16610が生産終了となり、かわりに登場したのがセラクロムベゼル搭載の現行サブマリーナ 116610LNです。
アルミベゼルからセラクロムベゼルに変わっただけでなく、リューズガード、ラグ幅、インデックスが大型化し、バックルも仕様変更され、実用性と高級感が一気に増しましたね。
相場を見て見ましょう
2010年【国内定価】735,000円 【実勢価格】600,000円前後
2011年【国内定価】735,000円 【実勢価格】600,000円前後
2012年【国内定価】735,000円 【実勢価格】590,000円前後
2013年【国内定価】735,000円/787,500円 【実勢価格】690,000円前後
2014年【国内定価】787,500円/810,000円【実勢価格】890,000円前後
2015年【国内定価】874,800円 【実勢価格】940,000円前後
2016年【国内定価】874,800円 【実勢価格】950,000円前後
2017年【国内定価】874,800円 【実勢価格】1,090,000円前後
2018年【国内定価】874,800円 【実勢価格】1,230,000円前後(10月)
現行モデルに変わり、定価は588,000円(Ref.16610)から735,000円(Ref.116610LN)まで上がりました。一気にここまで上がるとは。。
2010年の発表からわずか3年後の2013年11月に価格改定が行われ、735,000円⇨787,500円 となりました。翌2014年に消費税が8%へと変わり787,500円⇨810,000円へ。
さらに2015年2月、2度目の価格改定により874,800円となり、今に至ります。2013年11月から2015年2月のわずか1年4ヶ月の間に87,300円もの値上げが行われた事になります。
価格改定⇨消費税増税で一気に定価が上がってしまいました。
2015年以降は価格改定が行われておらず、116610LNの定価は874,800円(税込)となっていますが、過去の周期を考えると来年2019年あたりに価格改定が入りそうな気がしています。怖い怖い。。
2015年以降、実勢価格は右肩上がりに推移しており、2016年の終わりには100万円を突破し、ますます手に入れにくくなってきています。
2018年11月現在の並行新品価格は脅威の120万円オーバー。。グリーンサブならまだしも、黒文字盤がここまで上がるとは予想していませんでした。
しかしこれから先も、よっぽどの事がない限り相場は上昇していくのではないかと思っています。
『相場が落ち着くのを待とう』と躊躇していると、待っている間にどんどん上がってしまうのがロレックスです。価格改定、消費税増税の前に手を打っておきたいところですね。