なぜ日本ロレックスは保護シールを剥がしてしまうのか?
「なぜ日本ロレックスは保護シールを剥がしてしまうのか?」
ロレックスの正規店で購入したことがある方はご存知かと思いますが、ショーケースに並ぶ新品のロレックスには保護シールがケースサイド、フラッシュフィット、ケースバック、ブレスレットおよびバックル、バックルプレートに貼られています。
もちろん「キズ」から新品のロレックスを保護する目的ですね。
また、ベゼルにはベゼル用のカバーや、クロノメーターの証明タグ、型番とブレスレットのナンバーが記載されたバーコードタグなんかも付いています。
おそらく、日本以外での正規店でも同じように展示されているロレックスには保護シールが貼られていて、付属品にはタグやベゼルカバーも付いていると思います。
で、買われた方は知ってると思いますが、これらの保護シールは全て剥がされて渡されます。
ベゼルカバーは回収され、管理タグも付いてきません...
ブツブツ言う前に「ロレックスの公式ホームページ」「ロレックスを購入する」を覗いてみましょう。

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ロレックスの正規品販売店
新しい真正のロレックスをお求めいただけるのは、唯一、ロレックスの正規品販売店です。確かな知識、スキルと技術的なノウハウをもつロレックスの正規品販売店が、お客様のロレックスの信頼性を保証し、世界中の正規販売店共通の5年保証を発行いたします。ロレックスの正規品販売店のネットワークは世界100ヶ国以上に広がります。
ロレックスを体感する
私たちロレックスは自社製品に誇りを持っています。お客様ご自身がロレックスの細部にまでいたるこだわり、均衡のとれた重量感、快適性と操作性、そして感触を実際に確かめ、体感することが最良だと信じています。確かな知識、スキルと技術的なノウハウをもつロレックスの正規品販売店では、あらゆる技術的なアドバイスとともに幅広いバリエーションの中から、最適なロレックスをお求めいただけるようお客様のお手伝いをさせて頂きます。
購入時
プレゼンテーションボックス
すべてのロレックスは大切な時計を保護し、保管するために、美しいグリーンレザーのプレゼンテーションボックスに収められています。また、ギフトとしてロレックスをお求めいただいた場合、このプレゼンテーションボックスは、より重要な意味を持ちます。それは、贈られた方にとって、このボックスがロレックスとの最初の出会いとなり、中に収められた時計との大切なシーンを作る存在となるからです。
手首へのフィッティング
快適な装着感を実現するために、ロレックスの正規品販売店は時計のブレスレットやストラップを最適なサイズに調整するための専門技術と工具を有しています。ブレスレットの駒は、必要な場合、追加または取り外しが可能です。
5年保証
すべての新しいロレックス時計には、ロレックスが発行する5年保証が適用されます。保証カードにはご購入日の日付が記入され、ロレックスで登録されます。
いかがでしょう?
どこにも「保護シールは購入時に剥がさせて頂きます」とか「管理用のタグはお渡しいたしません」と書いていないのです。
では「何のために」保護シールを剥がし、ベゼルカバーとタグを回収するのでしょうか?
転売防止
当然、日本ロレックスははっきりとは言いませんが「転売」を防止するための施策だと考えられています。
大黒屋やジャックロード、宝石広場、かめ吉などメジャーな中古時計ショップは「保護シール」があるのとないのでは「買取額」が「大きく」異なります。
保護シールや付属品がないと「中古」扱いされることもしばしば。
クレジットカードの換金などの問題もあるでしょう。
換金性の高いロレックスは、換金対象となりやすい為、もしかしたら日本の警察に抑止するよう協力を求められているのかも知れません。
需要が供給を上回るから転売が発生する
スティールのデイトナをはじめ人気のスポーツモデルは店頭に並ぶことも稀で、欲しくても買うことができない方が大勢います。
スイスのロレックス本社はもちろん、この人気モデルの供給が足りていない状況について知っていますし、わざと生産調整をしているのですから、店頭に並ばないのは当たり前なんですね。
わざと足りない状況を作り、人気や相場を操作しているのです。
ブランド価値を高める施策であり、ロレックスの戦略なのです。
そもそも、ロレックスは「誰に」売っても、1本販売する利益は同じですから、わざわざ客を選んだり新品を中古のようにシールを剥がして売る必要は無いのです。
ただ、転売しちゃうような方に売るより、今後につながりそうな人のよさそうな夫婦客の方が将来的に期待ができます。
転売しちゃう方に売っても「人気モデル」しか買ってくれないじゃん。と言う結果は、正規店にとっては面白くないのも事実でしょうね。
でも人の良さそうな夫婦が2本も3本もロレックスを買うか?と聞かれたら・・・ねぇ。
見込み客は気の良い夫婦なのか、スポーツモデルならバンバン買うぜ!と言う転売ヤーなのか。
ロレックスは儲けの多いデイトジャストやデイデイトが売りたいし、パテックフィリップの様にドレスモデルやコンプリケーションもいつかは高額で扱いたいので、スポーツモデルばかり買うような客はいらないのかも知れませんね。
かと言って、剥がさなきゃ売ってくれないって・・・
正規店の対応はまちまちですが、保護シールはかならず「剥がした状態でお渡しする」ことは統一しています。
スタッフの方が剥がすのか、購入者が剥がすのか、剥がしたシールはくれるのか破棄してしまうのか、ベゼルカバーはくれるのか・・・
いやいや、でもね。
スイスのロレックスは「キズがつかないように」保護シールを貼って送ってくるわけでしょ?さらには展示中のキズ、試着時のキズも防止するためですよね?
腕時計の楽しみ方は人それぞれですので「自宅で展示して眺めたい」と思っている方も中にはいるかも知れません。
そんな方には保護シールがあった方が保存状態が良くなると思うのです。
おまえ、小さいな(何もかも)
プレゼンテーションボックスには気を配るのに、保管時のことは無視かい!
プレゼントに贈るのにキズついたらどうするのよ!
なんてね、思う人もいるでしょう。
そりゃ、タイガーウッズくらい稼げれば、そんな小さいことは気にしないかも知れませんね。
彼もたくさんいた愛人にロレックスを贈ったのかな?
些細なことは水に流そうぜ!HAHAHA
保護シールの経費もベゼルキャップの経費も、管理タグの経費も、どういうわけだか消費者が負担していますよね。
昔は違いました。全部くれた。シールも剥がさなかったし、未記入のはがきもくれた。
いつの間にやら保証書の請求はがきも店頭で記入しなきゃならないし、シールも剥がされなきゃならなくなっています。
買う前からそんな状態ならまだしも、所有権が移っているのに強制ですからね・・・
剥がさなきゃ売らない!ここまでの対応をします。
※スタッフの方もかわいそうですけど。
いつぞやの裏原系のショップじゃないのに「売ってやる」感が半端ない・・・
さらには「客を選ぶ」っちゅーね。
いや、明らかに転売屋さんに売らない努力は凄いと思います。
顧客側に立ったスタンスでしょうけど、いちいち在庫を確認しないとデイトナやサブマリーナーは出てきませんからね。
「ちょうど本日ですが、入荷しています。検品前ですが・・・」なんていう「ウソ」を会社ぐるみでつかせるなんてね。
※スタッフの方もかわいそう。
シャイな客じゃ買えないわ。
同じ店で短期間に2回目を聴くのはハートに毛が生えてないとムリ・・・
身分証を取って会員制にすれば良いのに、しかも前金
もうね、本当に欲しい人だっているんですよ。
わざわざプレミアム価格で買う人がいるんですよ。
ロレックスもね、身分証と前金を取って全国でデータベース化して予約を取れば良いじゃない。
1本買ったら、また次のモデルを予約できるってね。
まぁ、そんなコストのかかることしたくないよね。
なんつ~か、今のまま指を咥えて待つしかないんですよ。
ロレックスの対応はもうしかたない。
次は買取屋さんたちが定価以上で買わない運動をすればね、変わってくると思います。
日本だけじゃだめ、世界的にね。
不可能なんだけどね(笑)
そのうち...世界規模で
保証書のお渡しは3週間後、時計を着けて来ることが条件です。とかになるかも知れません(笑)
トケマーでロレックスの新品を探す
※外商から購入する場合でもシールを剥がされたりするのかな?たま~に国内正規でもシール付とか見ますけどね。