3本のロレックス ヨットマスターを見比べてみました。
オー○ド博士のくだりはこれくらいにして。
6ケタのヨットマスター3本がタイミングよく手元に入ってきましたので
せっかくですから細かく見てみましょう。
そのまえに、定番のリストショットと簡単な紹介でも入れてみようと思います。
・ケースサイズ:40mm
・ケース素材:ステンレス+プラチナ(ロレジウム)
・ブレス素材:ステンレス
・キャリバー:Cal.3135
・パワーリザーブ:48時間
・ムーブメント:自動巻きクロノメーター
・ケースサイズ:40mm
・ケース素材:ステンレス+エバーローズゴールド
・ブレス素材:ステンレス+エバーローズゴールド
・キャリバー:Cal.3135
・パワーリザーブ:48時間
・ムーブメント:自動巻きクロノメーター
・ケースサイズ:40mm
・ケース素材:ステンレス+プラチナ(ロレジウム)
・ブレス素材:ステンレス
・キャリバー:Cal.3135
・パワーリザーブ:48時間
・ムーブメント:自動巻きクロノメーター
という事で、スペックはほぼというか全部変わりません。
文字盤や針の色、116621に関してはエバーローズゴールドのコンビなので
違いはそこら辺だけです。
完全に色の好みで選ぶ感じですね。
116622ロレジウムに関してはディスコンになった影響で
今後価格が上がってくる可能性もあります。
そういった点でもチョイスしてもいいかもしれません。
ロレックス ヨットマスターの相場はどうなっている?
【116622 ロレジウム】
2015年頃には中古でも110万前後まで上がっていたが2016年になり下落。
並行新品でも100万を切るものも出てきた。(この頃が買い時だったかも…)
2016年バーゼルの影響でどんどん下がるかと思いきや11月頃まさかのディスコン。
今年に入ってからまた相場が上昇しつつあり100万円前後の販売価格となっている。
【116621 チョコレート】
日本では2016年8月頃から出回りはじめ、その時の相場は135万前後
定価が140万くらいのため、ちょっぴり安い程度で推移していた。
その後も特に大きく価格の変動はなく現在も135万円前後が購入目安となっている。
【116622 ダークロジウム】
こちらも出回りが2016年8月頃。出回り始めは100万前後が多かった。
他のスポーツモデルより割高なうえデイトナのようなプレミア感がないという
ヨットマスター特有の立ち位置のため控えめな印象だったが
日が経つにつれ商品の出回りも増えず現在では125万前後まで相場が上がっている。
価格の推移を見てみると軒並み金額は上がっている(上がり始めている)状態です。
2107年バーゼルでの新作はこの先ヨットマスターに影響を及ぼすのでしょうか…
細かい部分を比べてみた。
針と文字盤とカレンダーと、パーツ全体の画像です。
パッと見ると116622ロレジウムが一番視認性が高いかなと思いました。
116621チョコレートは文字盤と針の色がほとんど同化してしまっています。
116622ダークロジウムは分針時針が同化しかけていますが
ティファニーブルーの秒針が何とか存在感を発揮しています。
116622ロレジウムは文字盤にもプラチナが使用されていますが
この独特のざらつき感は一体のどのように仕上げているのでしょうか?
116621チョコレートと116622ダークロジウムは共にサンレイ仕上げです。
文字盤の針を中心に放射線状の模様が広がっています。
覗き込む角度によって色の見え方が変わるのが醍醐味ではないでしょうか。
116622は白い線が若干多いのように見えますが
逆に言うと116621チョコレートに比べるとやや雑な仕上がりに見えなくもないです。
各文字盤の色に合わせてロゴの配色も変えており
各モデルとも程よい味わいを醸し出しておりますね。
116621チョコレートは特に分かりやすいですが、インクが『モリッ』としています。
写真でも立体感が伝わってきます。
そして116621チョコレートのみ、ロゴとその下の文字の色が異なっています。
確かに全部金色の文字だと野暮ったい印象になりますね。
116622ダークロジウムも一応インクの凹凸が見受けられますが
116621チョコレートほどではないです。
116622ロレジウムはプリント?のような仕上がりで立体感は無いのですが
針が赤く印象が強いため、ロゴ部分はやや控えめの印象にしたかったのでしょうか。
116622ロレジウムと116621チョコレートは赤、116622ダークロジウムは水色です。
YACHT-MASTERの文字は必ず色を入れるのがロレックスプライドなんでしょうね。
116621チョコレートのみ、文字・ロゴに3色使用しています。
それでもしつこく感じないのは本体自体がロレゾールで目立ちまくっているからでしょう。
文字の形をよーく見ると116622ロレジウムだけ若干違いますね。
『S』の下部が太り気味で『A』の頭が尖っていませんね。
116622ロレジウムの『S』はやっぱり下半身太りですね。
全体的な文字の大きさは116621チョコレート、116622116622ダークロジウムのほうが若干目立つようになっています。
実にキレイな仕上がりです。フチの部分のメッキにも全く歪みがなく、夜光塗料も一切のムラがありませんね。
いや、ただ116622ダークロジウムだけなんか糸くずみたいなのが乗っかってますね。
これは悲しい。文字盤の中なので取り除くのは困難です。
ルーペで見ないとわかりませんがこれは気になりますね…
どのヨットマスターも縦にスジが入っておりツヤが出ない様になっています。
デザイン的な面もありますし、溝があったほうがベゼルが回しやすいと言った機能的な面でもこのようにされているんだと思います。
116621チョコレートだけ、溝のフチ部分が鋭利になっているように見えます。116622の2点はフチが丸くなっています。素材の性質上の問題でしょうか。
116622ダークロジウム、また糸くずです泣笑
そのほかはどのヨットマスターも完璧です。
糸くず問題はタダでメンテナンスしてくれないんでしょうか…
2005年頃の製造から出回り始めたこのルーレット刻印。
見た目もかっこよくなりましたし、何よりバネ棒を外さず製造番号が確認できるようになったので、買取屋さんはとても恩恵を受けていると思います。
刻印の仕上がりは全て同様に完璧でございます。
ステンレス部分ですからレーザー刻印かなにかでしょう。そりゃきれいに仕上がります。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
ロレックスはヨットマスターに限らずほとんどのモデルが高騰している状況です。
今回紹介した3点も品薄が続いていますので、狙っている方はこまめに販売店をチェックしてみてください。