前回のvol.1では、ロレックスの選ぶべき定番モデルをご紹介しました。
今回は、資産価値の側面も踏まえながら実際に購入するモデルを選んでいきたいと思ういます。
前回ロレックス狙うべき定番モデルをご紹介。
30代からはじめるロレックス入門 第1話も併せてご覧ください。
定番3モデルからどのロレックスを購入するべきか?
『30代からはじめるロレックス入門 vol.1』でご紹介した3つの定番モデル(エクスプローラー1・エクスプローラー2・サブマリーナ デイト)はどれもオン・オフ使用できる汎用性と比較的手ごろな価格(ロレックスの中では)で購入できるモデルの為、どのモデルを選んでもハズレはない。
だがしかし‼不意打ちでまとまったお金が必要になるのも30代の特徴。
いざという時(ないに越したことはないが。。。)に備えて、今回は、特に「リセールバリュー」に重点を置いて判断すると、このロレックスがオススメしたい。
ロレックス サブマリーナ デイト
サブマリーナ デイトを選んだ理由
60年間変わらないスタイルで、正にロレックスの王道モデルとして高い人気を誇っているのが、サブマリーナ。
高い人気と需要から相場が高い水準で安定している為、リセールバリューが他の2モデルより優れている点が選んだ理由だ。
人気がある=店頭で販売しやすい=買取相場が高い←重要
※他の2モデルに人気がない訳ではなく、比べるとである。
新品とUSEDどちらを購入するべきか
中古に抵抗がなければ『USED』がオススメ
理由は以下の3点
①新品仕上げ(磨き)が施されていれば、一見USEDとわからないほど綺麗
※個体差があるので購入時にしっかりとチェックが大切
②定価より安く販売されている。⇐重要
※購入と売却の金額の差を抑えることが出来る=リセールが良くなる!!
③選択の幅が広がる
※現行モデルだけでなく旧モデル(生産終了品)も選択可能になる
中古という部分にこだわりがなければ、USED品を購入して楽しむのがオススメとなる。
極論となるが、新品で購入しても使用すればUSEDになり傷もつくので、綺麗に仕上げられているUSED品が賢い選択と個人的に思っている。
※私の経験上、新品で購入しても「新品で買ったぜ~」なんて人に言うシーンは皆無だ。
もちろん、新品購入の満足感は格別なので、お財布と相談して決めて欲しい。
現行モデルRef:116610LNと旧モデル16610
サブマリーナは60年の歴史を持つモデルであるが故に、アンティークと呼ばれる4桁の型番~現行の6桁の型番まで数多くのモデルが存在している。
※4桁基本的にUSED品でも定価以上のプレミア価格で取引されている。
最初のサブマリーナとしてオススメなのは、現行の「116610LN※写真左」と一つ前の「116610※写真右」だ。
現行のサブマリーナの方が一回り大きく見えるが、実際のケース径は40mmで旧モデルと同じ大きさとなっている。(ケースの厚み等全体的にボリューム感が増した為そう見える)
116610LNの主な特徴をあげると以下のようになる。
①ベゼルがセラミック製(傷に強い)
②ケースに厚みが増し重厚感がある。
③ブレスレットが変更され装着感・高級感共に向上している。
④内部のムーブメント(機械)が最新になり、帯磁性能などスペックが向上している。
などが挙げられる。
116610LNの方が現行品だけに、高級感・性能共に旧モデル16610より上である。
販売相場で比べてみる
販売相場を比較すると
中古相場:¥720,000~¥788,000(116610LN)
中古相場:¥550,000~¥620,000(16610)
となっている。
現行の定価が¥874,800-なので、割安感を求めるなら16610の方がある。
選ぶならどっち?
予算を気にせずに選ぶのであれば、
・高級感(性能含む)・重厚感を求めるなら→現行「116610LN」
・シャープで武骨な雰囲気を好むなら→旧型「16610」
※もちろん購入時は両方見比べるのをお忘れなく
・今後の相場の上昇を見越すのであれば→旧型「16610」
を選びたい。
個人的には、116610LNは現行モデルで新品定価より高くなる要素が現状ない為、今後価格が動く可能性を秘めている16610をオススメする。
※16610は廃盤になっている為、今後状態のいい個体は減っていく可能性も視野に入れて
ロレックスの資産価値って実際どうなの?と思った方へ
ロレックスをはじめ、高級時計は『資産』として扱われる。
高級時計が面白いのは、長年使用して売却する際に購入時と同等かそれ以上の金額で売却できる可能性がある点である。※車などとは根本的に異なるという点を覚えておいて欲しい。
そしてその売却時のリセールバリューがある代表的なブランドが『ロレックス』であり中でも『スポーツモデル』がリセールバリューに優れている。
実際に7年前に購入したサブマリーナ(Ref:16610)を例にすると以下の現在の価値は以下のようになっている。※Ref:~というのはモデルの型番を表している
例:サブマリーナ Ref:16610の場合
2009年に購入のロレックス サブマリーナ Ref:16610
購入価格:¥280,000-※中古で購入
付属品: 箱・保証書付き
現在の価値は?
2016年の中古販売価格:¥550,000~¥620,000
※7/25時点の目安価格 コンディションにより異なる
2016年の中古買取価格:¥450,000~
※7/25時点の相場目安 状態により前後
因みに2010年の価格データは
中古販売価格¥350,000前後
中古買取価格¥250,000~となっている。
およそ17万前後+となり、年利約8%の計算となる。
特筆するべきはこれが購入してタンスに保管していた状態でなく、7年間使用しての結果である点だ。
ロレックスが投資・資産として注目される理由もわかっていただけるのではないだろうか。
ロレックスの相場が変動する要因
①為替の変動
→円安になると販売価格は上昇する
②モデルチェンジや仕様変更による付加価値
→希少価値がついて値段が上がる事がある
③正規販売定価の上昇
→定価が上がると中古相場も上がるという不思議(現行だけでなく旧モデルも)
などの要因が挙げられる。
タイミングがある程度重要で、現在は【買い時】という印象が強いのでチャンス‼
まとめ
サブマリーナ デイトはリセールバリューに優れ、新旧どちらもオススメの腕時計である。
前述の価格上昇の要因にも書いた通り、定価の上昇・仕様変更で中古相場も上昇する傾向が強い。
※実際に16610はモデルチェンジ+定価の上昇で大きく相場を上げているモデルとなってる。
仮に、16610を中古で55万で購入したとして、現状の買取相場は40~45万ほど。(その差約10万)
10万円でロレックスを所有出来ると考えたら、かなり得だと言えるのではないだろうか。
次回のVol.3は、『購入の際に見るべきポイントと買い方』をテーマにお届け予定