
216500LN?
ロレックス エクスプローラーⅡはセラクロムベゼルになるのだろうか?
「ロレックス エクスプローラーⅡはセラクロムベゼルになるのだろうか?」
遂にデイトナまでセラクロム(セラミック製)のベゼルに変わったロレックス スポーツモデル。
見た目の華やかさ、耐久性、耐傷効果とステンレスベゼルとは比べ物にならないスペックアップですね。
現在、サブマリーナー、シードゥエラー4000、ディープシー、GMTマスターⅡ、ヨットマスターⅡ、デイトナにセラクロムベゼルが装着されています。
「回転式」以外のベゼルに搭載されたこともあり、次はエクスプローラーも!と期待しているファンもいるのではないでしょうか?
セラクロムベゼルを採用していないスポーツロレックスがもう1つ。
ヨットマスターは、やはりロレジウムが人気ありベゼルが「プラチナ製」と言う特別感がありますので、
もし導入するとなればモノブロック セラクロムではなくヨットマスターⅡのように、セラクロムと貴金属のコンビネーションになる可能性があります。
もしエクスプローラーⅠ、Ⅱにセラクロムベゼルが搭載されるとしたら・・・と考えます。
プレーンなポリッシュベゼルが特徴のエクスプローラーⅠ。
スティールケースにプレーンなセラクロムベゼル・・・なんだかマヌケな感じが思う浮かべられますね。
それならば、ケースもベゼルも何もかもをセラクロム製にしたエクスプローラーⅠの方が良くないですか?
真っ黒いエクスプローラーはBAMFORDなどのカスタムロレックスで見慣れていますからね。
今年、チュードルから発表されたブラックベイダーク 79230DKは真っ黒のPVD仕様でしたがロレックスは更にハイクォリティなセラクロムケースでエクスプローラーをリリースしてほしいです。

TUDOR HERITAGE BLACK BAY DARK 41 mm PVD steel case Steel bracelet REF.79230DK
では、エクスプローラーⅡならどうでしょう?
そもそもこんな話を考えたのは、私が以前使用していたエクスプローラーⅡのベゼルに付くキズが気になったからなのです。
サテン仕上げのベゼルに刻まれた24時間表記の数字、その数字には黒いインク(墨)が入っています。
これはエクスプローラーⅡ誕生時からずっと続くデザインであり仕様ですね。
このスティールのベゼルには、キズがよく付く、時間が経つと黒いインクが抜けてしまう、など経年劣化に対策がありませんでした。
個人的に磨くこともできず、ロレックスにオーバーホールを出してもキズの全ては取れないのです。
「交換」と言う修理選択しかなかったのですが、それはデイトナも同じでした・・・・が、
そのデイトナには耐久性の高いセラクロムベゼルが導入されたのです!
エバーローズゴールドに始まり、プラチナ、スティールの順にデイトナにもセラクロムベゼルが搭載されました。
この発表は長年「キズ」「墨ぬけ」に泣いていたエクスプローラーⅡファンにも「朗報」だったのではないでしょうか。
「来たる」。
エクスプローラーⅡにも、いよいよ来たる。
セラクロムベゼルを搭載したエクスプローラーⅡが。
はいドーン!
これはヒドい(笑)
全然格好良くありませんね。
これはマズイ。
無いかぁ・・・これは無いかぁ・・・。
あぁ・・・こっちは、ギリ・・・
ギリありですかね?
え?格好良い?
そうですか、そうですか。
GMTのベゼルを付けているので数字の向きがおかしいですね(笑)
実際どうなの?216570と16570
こちらは以前私が使ってた白文字盤のエクスプローラー2。
約2年ほど、この16570を使用していました。
当時はエクスプローラー人気も手伝い、Ⅱも人気モデルとして評価されていたと思います。
※それまでは1655も16550も割と不人気。
サブマリーナーの様にゴツくない、GMTマスターの様に派手じゃない
「ビジネスシーン」でも使えるスポーツモデルと言う触れ込みだったかと思い出します。
オシャレみたいな、ね。
さて、では2011年にリリースされた現行モデルのエクスプローラーⅡは実際どんな感じなのでしょう?
不名誉なことですがヨットマスターロレジウム・プラチナ文字盤(今年生産終了)とエクスプローラーⅡは「売れないスポーツモデル」の1位、2位を争っています。
なぜ?
今回は216570と16570を比較しながら「実際どうなのか?」を見ていきます。
216570がリリースされたのは2011年
冊子にもありますが「オレンジ」がポイントになっています。
初代1655のGMT針と同じ形状、同じカラーリングを採用し原点回帰をした新型エクスプローラーⅡ。
42mmとケースはサイズアップしました・・・なぜ?
流行りか?流行なのか?
大きくなったため重さも増え160グラム前後あります。
マッチョだな。
こちらはお馴染みな感じですね。
旧型16570です。
40mm 125グラム前後と非常に軽く着け心地も悪くありません。
ベゼルの数字、文字盤のドットインデックス、時分針
全てが太くマッチョになっています。
216570をズームアップ。
EXPLORERⅡの文字もオレンジ色です。
よく見ましたが「パンチラ」にはなっていませんね。
ごん太(ぶと)なハンズ。
付け根は真っ黒。
境目の塗装はやや粗いですね。
クラウンは3ドット(トリプロック)ではなく、バーマーク。
やや隙間がありますが、キレイな仕上がりのラグとブレスのつなぎめ。
バックルの王冠。
フリップ部ではなく、バックル中央に王冠マークがあります。
旧ブレスレットは1コマ目の裏とバックルにブレスレットナンバーが刻印されていました。
現在はフラッシュフィットとケースが接地する面側に刻印されています。
216570のスティールベゼル。
14の数字を見てみますと、1段彫られて墨が入っているのがわかります。
16570の14。
こちらの方が深く彫られているようにも見えますね。
こちらはセラクロムベゼル 116710BNLRの14。
けっこう深く彫られたあと梨地加工されています。
プラチナフィニッシュと言うヤツですかね。
回転するので14の向きは逆になります。
まとめ
実際どうなんだ?
イケてるのか?格好良いのか?生産終了とかどうなんだ?
216570は着けた感じは少々大きく重めです。
身体の大きな方なら問題ないでしょう。
私のように手首の細い男性には、あまりオススメしません。
ケースが大きくなったことで「間が抜けた」感じを受けます。
「見やすさ」はとても良いのですが、イケメン度は減少してしまいました。
人気があって在庫がたりないということは・・・なさそうです。
正規店にも白文字盤か黒文字盤か、どちらかはあるでしょう。
希少価値はあまり高くないスポーツモデルですね。
並行輸入新品価格も定価以下。
定価831,600円ですが、安いときは65万円以下になっていました。
※最近は円安が続き値が上がっています。
で、です。
で、・・・セラクロム化の可能性ですね。
はっきり無いとも言えませんが、確実になるとも言い切れません。
最近ではロレックス以外の他社も、セラミック製のベゼルやケースを多く開発しています。
やはりステンレスに変わる高耐久の素材なんですね。
唯一SSベゼルのスポーツロレックスはエクスプローラーかエクスプローラーⅡになるのか、
SSベゼルは過去の遺産となっていくのか。
「キズ」が目立つのは「高級実用時計」にあってはならないのだと思います。
デイトナでもそうでしたが、セラクロム化したらSSベゼルは廃盤になるでしょう。
定価は3万円ほどの違いでしょうか。
そうなった時にSSベゼルの個体がプレミアム化するのか・・・
皆さんが生き証人になってみませんか?
では!