バーゼルワールド
毎年時計好きが楽しみにしている一大イベントが「バーゼルワールド」です。
バーゼルワールドは、スイスのバーゼルにて開催される世界最大の宝飾と時計の見本市となっています。
商談での利用がメインですが、一般客も入場料を支払う事で入場する事が可能です。
バーゼルワールド行きのツアーが組まれているので、比較的目的地へは辿り着くのは容易です。
※最低限の英語力はあった方がいいです。
開催は毎年3月・4月
開催は毎年3月~4月に1週間の会期で行われます。
2016年は3月17日~24日までの開催でした。
2016年といえば、ロレックスから待望の新型SSデイトナRef:116500が発表された事が大きな話題になったのは記憶に新しいですね。
※現在も入手難易度が高くプレミア相場を維持しています
今回は、毎年バーゼルワールドで発表されるロレックスのスポーツモデルに関して、各年毎に発表された新作を振り返りたいと思います。
バーゼルワールド2017年まであと僅か。
興奮を抑えつつ2010年からご案内します。
バーゼルワールド 2010年
2010年のバーゼル・ワールドでは、「サブマリーナー デイト SSタイプ(黒と緑)」の新モデルが発表されました。さらに、「エクスプローラーⅠ」も新型へ変貌を遂げました。
この年は、前年が少しがっかりだっただけに興奮しました。
Ref:116610LN サブマリーナデイト
新型サブはベゼルがセラミック製となり、ブレスレットは長さ調節が簡単に可能なグライドロック クラスプを採用することで、より使いやすくなりました。
Ref:116610LV
同じくサブのグリーン。新型は文字盤まで緑となりました。
Ref:214270 エクスプローラー1
こちらはエクスプローラーⅠ。デザインの印象に大きな変更はなかったが、ケース径が従来の36mmから39mmへと拡大され、アラビア数字はあの「ブラックアウト」を感じさせるデザインで再登場しました。
※2016年にアラビア数字の中に夜行が入りました。(型番の変更はなし)レアモデル化を期待する声も聞こえてきます。製造から5年ですので将来性は十分にあるかと思います。
バーゼルワールド 2011年
2011年は2010年に続き5ケタのスポーツモデル「エクスプローラーⅡ」が進化しました。
更にセラミックのベゼルを用いたデイトナも登場。前年にも負けない興奮を貰いました。
Ref:216570 エクスプローラー2
新型のエクスプローラーII。主な変更点は、旧モデルよりケースサイズが2mmアップの42mmとなりました。ムーヴメントには耐震機構「パラクロム・ヘアスプリング」を使用した自社ムーブメント、Cal.3187の搭載などである。また特徴的なオレンジ色の24時間針は、初代モデルの復刻仕様です。
Ref:116515LN デイトナ エバーローズゴールド
ベースは変わっていませんが、エバーローズゴールド・ケースとセラミックベゼルのモデルが登場。
このセラクロムにやられた方は多いのではないでしょうか!?
Ref:116681 ヨットマスター2 コンビ
ヨットマスターⅡからも新作です。金額的に手の出しやすくなったコンビモデルが登場。
ローズゴールドとブルーセラミックベゼルの相性バツグンですね。
バーゼルワールド 2012年
2012年も順当に5ケタのスポーツが進化を遂げました。
更に、2007年の「ヨットマスターII」以来、5年ぶりとなるまったく新しいモデルの登場でしたが、
ドレスだったので、当時は少しがっかりしました。しかし、今見るとかなりかっこいいです。
Ref:114060 サブマリーナ ノンデイト
Ref:116622 ヨットマスター ブルー文字盤
こちらヨットマスターも新型へ。見た目としての大きな変更点はバックルと新ダイヤル(ブルー)が加わった事でしょうか。この頃からブルーを主としたモデルが各ブランドで始めた印象があります。
Ref:326939 スカイドゥエラー
新規開発の自社ムーブメントを搭載した「スカイドゥエラー」。
アニュアルカレンダーという複雑系ということで、ロレックスでは珍しいラインになりました。
バーゼルワールド 2013年
この年はがっかりしました。デイトナ50周年という記念の年。確実にデイトナの新型が出ると予想の中、発表がプラチナモデル。ゴージャス感があってかっこいいですが、そこではないというかなり意表を突かれた年でした。
Ref:116506 デイトナPT アイスブルー文字盤
デイトナ50周年の節目にプラチナ仕様で登場でした。アイスブルーにブラウンセラミックベゼルが高級感を出しています。この年でなければ素直に喜べたのに。
Ref:116710 GMTマスター2 青×黒ベゼル
今年のがっかりを少し緩和してくれたのがこのGMTマスターⅡでした。
新型はすでに出ていましたが、今まで単色のセラミックベゼルが、2色になりGMTらしさが出たモデルだったと思います。
Ref:116680 ヨットマスター2 SSモデル
ヨットマスターⅡにもSSモデルが登場。色は爽やかな青で統一していてかっこいいですが、
金無垢だからこそ価値があったのに、と賛否の声が聞こえたモデルでした。
バーゼルワールド 2014年
前回のセラミックベゼルが2色になったことを受け、一番人気のある青赤ベゼルのGMTマスターが登場。
REf:116719BLRO GMTマスター2 WG 青×赤ベゼル
ロレックスの発表の流れからしたらなんとなく察しはついていました。
青赤セラミックベゼルのGMTマスターⅡホワイトゴールド仕様。
待ちに待った色が出たと喜びましたが、実物を見たとき赤と青の色が少しこもった印象だったので、
少し違和感を感じたモデルでした。
Ref:116660 シードゥエラー
残す五桁モデル最後にはならなかったシードゥエラー。ディープシーが登場したことで廃盤の噂も流れましたが、無事ラインナップとして残ることができて個人的にはうれしかったです。
Ref:116400GV ミルガウス Zブルー文字盤
2007年衝撃の復活をとげたミルガウス。こちらは流行のブルー文字盤を追加色として登場しました。
バーゼルワールド 2015年
さて、残すところ5ケタのスポーツはデイトナのみ。やはり最後はデイトナか。
と、期待を胸に発表を見た瞬間のあの肩すかし感。
ラインナップもドレス系がメインといったところでしょうか。ここ数年で一番残念な年でした。
Ref:116655 ヨットマスター40 エバーローズゴールド
この年唯一のスポーツモデルの新作。独自開発のラバーを採用という新しい見せ場はありましたが少し残念な年のモデルになってしまいました。デザインはかっこいいです。