ロレックスエアキング 14000Mを語る前に
via market.watch-monster.com
今回はロレックス エアキング 14000Mの商品をレビューする。
ロレックスビギナーにとってロレックスは種類が多く、どのモデルを購入すればいいのか当然悩むだろう。そのビギナーにとっておすすめしたい1本がこのロレックス エアキング 14000Mのモデルである。
今回紹介するこのロレックス エアキング 14000Mは旧型廃盤商品ではある。しかしもう一度この腕時計の魅力が見直されるべきであると考える。
ロレックスの販売金額が高騰しモデルチェンジを次々と繰り返す中、原点に戻ってこのロレックス エアキング 14000M を見つめ直すことにする。
今回は下記写真のロレックス エアキング 14000M 中古品を使ってこの商品の魅了をお伝えできれば幸いだ。
この商品はトケマー出品商品をお借りしてレビューさせて頂いた。
ロレックス エアキングとは
ロレックス エアキングという名前を耳にしたことがあるだろうか?エアキングは「現存する最古のペットネーム」のモデルとして知られている。
1940年代後半にエアキングは登場。かなり歴史は古い。初代エアキングの型番は5500。その後1990年頃に新しい型番14000が登場する。
その間なんと50年。途中5700というエアキングデイトが少しだけ流通したが、5500の型番は長い長い歴史がある。
そして14000は1990年~2000年頃まで流通し、その後今回紹介する14000Mが2000年~2007年まで流通。
その後114200という型番を経て2016年現行の116900へと移り変わっていく。
ロレックスの数あるバリエーションの中で低価格で展開されている事や、またデイト表示が無くデザインもシンプルなことからエクスプローラー1と同じようにロレックスの入門機として扱われることが多いモデルである。
ロレックス エアキング 14000M スペック
ブランド:ロレックス
モデル:エアキング
型番:14000M
製造番号:K(約2000年頃)
文字盤:ブルー
インデックス:369
ケース素材: ステンレススチール
ブレス素材: ステンレススチール
風防:サファイアクリスタル
ケース径:34mm
ケース厚:10mm
防水:100m
ムーブメント:自動巻き
キャリバー:Cal.3130
仕様:3針
振動数:毎時28,800振動
パワーリザーブ:約48時間
製造期間:2001年~2007年
ロレックス エアキング 14000M フェイス
シンプルな369のインデックスのブルー文字盤。エクスプローラー1と非常に似ている部分ではあるがエクスプローラー1は黒文字盤しか存在しない。

14270 エクスプローラー1
via market.watch-monster.com
ケースサイズは34mm。旧型エクスプローラー1 14270より2mm小さいです。特徴としてインデックスの12時に王冠マークがあるか逆三角のインデックスの違いが大きな部分。
針もエクスプローラー1はベンツ針を使用している。
エクスプローラー1はスポーツモデルでエアキングはドレスモデルなので違いははっきりしている。当然エアキングの方が品があり上品な印象を与えてくれる。
エクスプローラー1にはないこの青文字盤の輝きがより一層上品さを与えてくれている。
この王冠マークがエクスプローラー1のようにプリントされたものでないのが嬉しい。
デイト表示も当然サイクロップレンズ(デイトを拡大する鏡)も無く、リューズガードもついていないスッキリした印象。
ロレックス エアキング 14000M ブレス
ブレスは残念ながらシングルバックルであり長年使用するとバックルが緩くなってしまうという情報もある。今回の個体は今のところ全くその心配はなくむしろ少し硬いくらいである。
K番(2001年)製造モデルだが全く問題ない。
バックルを外した画像。この腕時計は青いシールが貼ってある(本来は貼っていない)がバックルにもロレックスの刻印が入っている。
長年使っているとブレスがよれてくる。ロレックスビギナーには分からない難しいところではあるが、この個体はブレスのヨレがない。
もしあなたが今後エアキングを含め中古ロレックスを購入する場合は気にしたほうがいいだろう。
ロレックス エアキング 14000M その他のディティール
旧型番14000のムーブメントCal.3100から2つのブリッジで支えるCal.3130へ変更された。これにより安定性もアップ。実はエクスプローラー1の114270と同じムーブメントを使用している。エアキングの文字盤にはクロノメーター表記はないが114270はクロノメーター取得をしている。
裏蓋に貼ってある型番とホログラムのシール。ROLEXの文字と王冠マークがうっすら見える。もちろんはがして使用してもいいしそのまま使用してもよい。
78350の557Bと刻印されている。初心者は気にしなくても問題ないが、強靭なSSブレスモデルが使用されている。
ロレックス エアキング 14000Mはケースサイドに横穴がないモデル。先程出たバネ棒を外す時に横穴があった方が便利ではあるが、その分スタイリッシュさが失われてしまう。近年のモデルは横穴がないタイプ。
このロレックス エアキング 14000Mは横穴がないタイプなので上品に見える。下記画像は横穴があるタイプ。

横穴
via item.rakuten.co.jp
ロレックス エアキング 14000M 付属品
内箱。見えにくいが右下にロレックスの王冠マークの刻印がある。
内箱の中。まくらがあって布がかぶさるようになっていて傷を防いでくれる。
緑タグ。金額が入っていたりもする。今回の場合は型番(本体・ブレス)と製造番号のシールがはってある(モザイクで消しています)
こちらはギャランティーカード。左上に製造番号が刻印されている(タグで隠させて頂いております)
現在はカードタイプだが昔はこのように紙になっている。
中を開くと、このような感じに記載されている。タグで隠している部分が製造番号。香港の腕時計店で10.JAN.2002に購入されたのが分かる。
その他付属品としてこの個体には、左上からロレックスの冊子、右上にはサービスでついてきたのかハンカチ。そして右下には保証書ケースがついている。
今回紹介する時計は上記の付属品だがそれぞれ中古品によって付属品有る無しがあるので、おろそかにせず確認して欲しい。
ロレックス エアキング 14000M リストショット
369の数字の存在感が際立っている。そしてブルー文字盤の輝きもとても印象に残る。爽やかであり腕にもフィットしている。
この写真は室内で撮影されたものであるが外の太陽光でみると余計に際立つ。この魅力は買った人にのみ感じることができる。
ぜひ体感して頂きたいものである。
ロレックス エアキング 14000M まとめ
こちらのロレックス エアキング 14000Mの魅力を紹介した。
少しでも素晴らしさが伝わって頂ければ幸いである。スペックの比較などすると現行に負けてしまうが、そういうものを考えずとりあえず1本買ってみるというのも必要であると考える。
今回の個体が手に入らなくても、同じ状態のエアキングは色々な腕時計店で転がっている。楽天や腕時計サイトで探してみるといいだろう。
因みにこちらの腕時計の値段は359,000円ということで入門機として非常にお手頃なプライスである。この369のブルー文字盤は非常に人気もあり優良個体を探すのは大変かもしれないが、それもひとつの楽しみだと思って欲しい。