ロレックス ディープシー ディープブルー 116660
本日紹介するのは、ロレックス ディープシー ディープブルー 116660です。
黒文字盤のディープシーは2008年から製造されていましたが、2014年に新たに誕生しました。
Dブルー文字盤モデルは、2012年3月26日にジェームズキャメロン氏が操縦する、
潜水艦『ディープシーチャレンジャー』でマリアナ海溝の最深部10,908mに
到達したことを記念したモデルです。
ロレックス ディープシー Dブルー 116660の基本的なスペックです
ステンレス素材
サファイアクリスタル風防(厚さ5mm)
3900m防水
ケース径 44mm
ケース厚約12.5mm
重さ 約220g
自動巻き キャリバー3135 毎時振動数28.800
パワーリザーブ 48時間
定価 1,274,400円 黒文字盤は1,242,000円 (2016年11月現在)
製造期間 2008年~(Dブルーは2014年~)
ディープシーは存在感バツグン

左 エクスプローラーⅠ 114270
ディープシー 116660はケース径42mmでロレックスの中でも最大級に大きいです。
ケース径36mmの旧型エクスプローラーⅠ 114270とくらべると一目瞭然の大きさです。
114270が子供みたいに見えます。 笑
全体的なケースのボリュームもまったく違います。
防水性能3900mを持たせるためにはケースが分厚くなってしまうのは仕方がないです。
腕に着けてみるとこんな感じです。
明らかに普段使いに適してないですね。
デカくて重い時計に慣れていないと、ずっと着けていると疲れそうです。
スーツスタイルにも大きすぎてあまり合わないですね。
夏のシーズンにTシャツ1枚で黒く焼けた、たくましい腕に着けるとよさそうな時計です。
ディープシーはいくら位で購入できるのか?

左Dブルー 右 通常の黒文字盤
文字盤の色によって定価が約3万円違いがありますが、
人気と実勢価格はそれ以上にあります。
スペックの欄に記載していますが、2016年11月現在の国内定価は
Dブルー 1,274,400円 黒文字盤は1,242,000円 。実勢価格は下記の通りです。

Dブルー 新品(2016年11月現在)

Dブルー 中古(2016年11月現在)

黒文字盤 新品(2016年11月現在)

黒文字盤 中古(2016年11月現在)
私がディープシー 11666 Dブルーを購入したのは、2015年の初め頃だったと思います。
2014年の8月頃にリリース情報が流れましたが、正規店ではほとんど店頭には商品は並ばず
デイトナ同様入手が難しかった記憶があります。
毎日のようにネットサーフィンをして、在庫の有無と相場をリサーチしていました。
並行輸入品店では時々入荷がありましたが、170~200万位のプレミア価格での販売でした。
ステンレスモデルでそこまで人気がなかったディープシーに200万近くの金額を出すのはいかがなものか?どうせステンレスモデルを買うなら、相場が下がりにくい116520のデイトナを買った方が
長い目でみたらお得なのではないか?あと何年か経てば相場が下がるかもしれない。
そんな思いでふと東京にある並行輸入品店に立ち寄ると、なんとそこには私が欲しいと
思っていたディープシー 116660 Dブルーが店頭の目立つところに展示されていました!
実物を見るのは初めてだった私は、すぐに試着させてもらいました!
実際試着すると、金無垢時計並みの重量感とケース径44mmの迫力は半端なかったです。
黒文字盤とは違い、『DEEP SEA』という文字がライムグリーンで協調されています。
文字盤も深海をイメージしたような、上から下にかけてブルーからブラックに変化していく
グラデーション文字盤で、今までのロレックスになかった斬新なデザインでした。
写真で見るより、実物は何倍もかっこよかったです。
店員さんの話を聞くと本日入荷したばかりとのこと。
以前も何回か入荷していたが、即完売するほど人気で、これが売れたら次回は入荷は未定。
店員さんが言った、『本日入荷したばかり』・『次回入荷は未定』この二言を聞いて私は
買わずにはいられなくなり、170万位しましたが思わず衝動買いしてしまいました!
現在でも、Dブルーは正規店ではほぼ入手不可能ですが、リリース当時にくらべて
だいぶ相場も落ち着いてきて、中古品であれば国内定価の+10万円位で入手可能です。
プロ向けの便利な機能
ディープシーは防水性能3900mを誇り、その驚異的な防水性を実現する為の特徴が3つあります。
ドゥエラーモデルのみに装備されている丈夫なチタン製の裏蓋・リングロックシステム・ヘリウムエスケープバルブです。

チタン製の裏蓋
チタンはステンレスに比べて丈夫で、深海でのとてつもない水圧にも耐えられます。
リングロックシステムは深海での水圧が時計に掛かった時に、部品同士が締め付けられることによって、ケースの気密性が向上する画期的な機能です。

ヘリウムエスケープバルブ
ヘリウムエスケープバルブは、潜水中に時計内部の気圧が高まった時に、
気圧を低下させるために時計内部に溜まったヘリウムを自動的に放出させる機能です。
この機能も日常生活では100%使わない機能です。
日常使いに便利な機能
現行のロレックスのダイダイバーズモデルに搭載されているグライドロック・クラスプ機能。
わざわざ専用の工具を使わなくても簡単に腕回りの調整ができる便利な機能です。
この機能は夏場にスゴイ役立ちました。
汗をかいて腕回りが気持ち悪くなった時や、むくんでしまった時に使えます。
グライドロック・クラスプでもサイズ調整が足りないときは、
さらにブレスが長くできるフリップロックエクステンションリンクも搭載しています。
正直、この機能は日常で使うことはほぼないかと思います。
付属品
今回私が購入したモデルは、付属品は保証書だけでしたが、もし付属品がある場合は以下のような
ものが付属していきます。

左 ディープシー 右 エクスプローラーⅠ 114270の箱
これは私物の箱ではないですが、ロレックスはモデルによって箱の大きさも違うようです。
取扱い説明書らしき冊子と、ギャランティーカード入れ。
こちらもロレックスのカンパニーカラーの緑色が使われてます。
ギャランティーカードの表面。
シリアル番号(4と数字から始まるのでランダム番で2010年以降に製造された個体と分かります)と
ディープシーの116660の型番が印字されています。ちなみにDブルーでも黒でも型番は一緒です。
型番の末尾の『0』という数字は、ケースもブレスもステンレス製のモデルという意味があります。
ロレックス ディープシー 116660を約1年間使用しての感想
ベゼルカバー・グリーンタグ・四角いプライスタグ(裏面には型番やシリアルが記載されています)
ロレックス ディープシー Dブルー 116660の良い点
・着用したときの、金無垢並みの重さがたまらない
・レアなモデルなので、優越感がある、人と被らない
・リューズが大きいので操作性がいい
・ブレス調整が簡単にできる
・急に海に落とされても平気
・精度が良いので定期的な時刻合わせをあまりしないでOK
・セラミックベゼルなのでキズがつきにくい
ロレックス ディープシー Dブルー 116660の悪い点
・デカくて重すぎるので普段使いに適してない。袖口がボロボロになる
・ケースが大きいのでぶつけやすい
・サイクロプスレンズ(拡大鏡)が付いてないので、日付が確認しにくい
・『なんでサブマリーナじゃなくてディープシーなの?』とよく言われる
・正直、日常使いに不要な機能が付いているせいで価格が高い
防水機能100m位で、ただのケース径が大きいモデルであればもう少し価格が抑えられるのでは?
最後に
最近、正規店の店員さんから聞いたのですが、このDブルーは生産終了が決定したとか⁉
ただでさえ入手しずらいモデルなのに生産終了になるとさらに入手困難になります。
デイトナの116520同様、生産終了が決まると皆さん相場が上がると考え、今市場にある商品を
買い漁ります。そうなると商品の供給より需要が上回って、相場が上昇するので今が買い時です。
実際に試着してみて問題なければ、在庫があるうちに買っておいたほうがいいかと思います。