オイスターパーペチュアルを語る前に
ロレックスにはたくさんの種類のモデルが存在する。大きく分類するとスポーツモデルとドレスモデルの2種類。
スポーツモデルで有名なモデル名といえばデイトナ、エクスプローラー、サブマリーナなど1度は耳にしたことがある方も多いだろう。

エクスプローラー1
ドレスモデルと言えば、デイトジャスト、デイデイト、そして今回取り上げるオイスターパーペチュアルといったモデルだ。

オイスターパーペチュアル 114300
オイスターパーペチュアルというと非常に地味で聞いたことがないという方も多いだろう。たしかにあまり馴染みもなく雑誌などでもあまり大きく取り上げられることはないモデルだ。
とは言ってもロレックス。馴染みのない腕時計でも魅力は沢山ある。今回は少しでもこのオイスターパーペチュアルを知ってもらうために記事を書くことにする。
オイスターパーペチュアルとは
オイスターパーペチュアルのまずは名称から理解してみよう。
オイスターというのはロレックス自慢のオイスターケースからきている。オイスター(牡蠣)のように高い気密性があり内部に水や埃が入らないようなつくりになっている。
パーペチュアルというのもロレックスの3大発明のひとつで、360度回転する自動巻き機構のことで永久を意味する。
この2つの意味が合わさってオイスターパーペチュアルの腕時計がある。
因みにロレックス3大発明の3つ目はデイトジャストという機能でデイトが0時頃になると瞬時に切り替わる機能。
オイスターパーペチュアルの2つの魅力
私が考えるにこのオイスターパーペチュアルには2つの魅力があると思う。その2つは以下のとおりである。
バリエーション
兎に角サイズバリエーションが豊富である。まずはケースサイズが34mm、36mm、39mmとある。(その他26mmと31mmとレディースサイズも存在する)
スポーツモデルのほとんどが40mm以上の中このサイズの豊富感はありがたい。腕の細い方や沢山のケースサイズから選びたいという方には非常に選びやすいモデルとなっている。
そして文字盤カラーも豊富に取り揃えている。黒文字盤、白文字盤、シャンパン文字盤など他のモデルによくある文字盤は当然存在し、少し変わったオリーブグリーンやスチールダイアルなどの種類もある。
近年ではあの2016年新色として登場したヨットマスターと同じダークロジウムやレッドグレープといった新種類の文字盤も続々と登場した。

ダークロジウム

レッドグレープ
値段
まずはそれぞれ日本国内定価は
114300は¥583,200(39mm)
116000は¥550,800(36mm)
114200は¥518,400(34mm)
となっていてロレックス初心者としては入りやすい金額になっている。ちなみに初心者にお勧めのスポーツモデルの
214270は¥669,600(39mm)
と高い。
よってスポーツモデルよりも安くロレックスを手に入れることができるといえよう。
同サイズのエクスプローラー1の214270と114300は同じ機械を使用しているため、機械の機能は全く同じでブレスも同じ904Lステンレススチールを使用している。
イージーリンク(約5mmのエクステンションリンク)はパーペーチュアルの方がついていないことや文字盤の夜光など少し廉価モデルといえる部分はあるが、小さいことには気にしない、値段重視の方にはうってつけである。
新品平行輸入店の価格で比べると差はかなりある。
今現在214270のスポーツモデルを購入しようとすると63万円程度。一方114300は48万円程度で購入できてしまう。(2017年3月相場)
214270はスポーツモデルの中で大人気モデルであり値段の乱高下が激しいが、それと比べると114300の方が安定している。
円安で急激にスポーツモデルが高騰している今、狙い目はオイスターパーペチュアルであると言えよう。
まとめ
今回はロレックス初心者にとって有益なモデルであるオイスターパーペチュアルを紹介させて頂いたが、如何であっただろうか?
手頃な価格でロレックスを購入したいという方や腕が細くて色々なケースサイズから選びたいという方にこのオイスターパーペチュアルのモデルはいいと思う。
スポーツモデルに人気が集中する中、このドレスモデルも検討して頂ければ幸いである。