オメガ × 007
オメガ シーマスターといえば、映画"007"シリーズの主人公ジェームズボンドが身につけている時計ですね。これらの限定モデルは"ボンドウォッチ"の愛称で親しまれています。
これまでにも数々の007限定モデルを発表してきました。
その中でもトップクラスの人気を誇るのが、2015年公開の『007 スペクター』シーマスター300 233.32.41.21.01.001です。
実際に手に取る機会がありましたので、早速レビューをしてまいりたいと思います。
基本スペック
【商品名】オメガ シーマスター300
【型番】233.32.41.21.01.001
【機械】自動巻 Cal.8400
【素材】ステンレス
【カラー】ブラック
【ケースサイズ】41mm
【防水性】300m
【参考定価】820,800円
【備考】007 "スペクター"限定モデル
スペクター限定モデル。うん、まず見た目がカッコいいですね。
これまでの007限定モデルといえばブルーを基調としたカラーが多かった印象ですが、スペクターはブラックで統一しており普段使いもしやすそうです。
ぱっと見では限定モデルっぽい奇抜さや特別仕様はないように見えますが、ヴィンテージ風のインデックスやロリポップ針、専用NATOベルトなど、随所にこだわりを感じる一本となっています。
スペクター限定モデルとシーマスター300 Ref.233.30.41.21.01.001。こうやって比べてみると、あまり違いがないように思えますね。
違いを挙げると、まず12のインデックスがスペクターにはありません。秒針はスペクターは"ロリポップ"となっており、よりクラシカルな印象となっています。
セラミックベゼルの目盛りも若干異なっており、スペクターのベゼルは両回転します。
わずかなデザインの違いですが、この差が大きい気がしますね。まとまっていてカッコいいです。
ディテールをチェックしていきましょう
搭載ムーブメントは自動巻キャリバー Cal.8400。特筆すべきポイントの一つです。
ご存知の方も多いと思いますが"コーアクシャル機構"が採用されており、抜群の耐久性を実現しています。
一般的な機械式時計は4〜5年に一度のオーバーホールを推奨していますが、コーアクシャルムーブメントを搭載したモデルは8年〜10年に一度のオーバーホールを推奨しており、耐久性の高さが実証されている訳です。
さらにCal.8400は15,000ガウス以上の磁気への"超耐磁性能"を誇り、耐久性・耐磁性ともに高いスペックを実現させています。
7007本限定のスペクター限定モデル。裏蓋には○○/7007の数字が刻印されています。
ボンドの派手なアクションシーンでも耐えてしまう頑丈さ。素敵ですね。
スーパールミノバのヴィンテージコーティングが塗布されたインデックスもシンプルにカッコいいですね。夜光は青く光り、暗所での視認性もばっちりです。
秒針の"ロリポップ"はクラシカルですね。Lolipop、直訳すると"棒付きキャンディー"。まさにその通りのデザインです。笑
リューズガードがない分、シンプルなフォルムでスッキリした印象ですね。ベゼルは光沢感があり耐久性も高いセラミックベゼルを採用しており、バランスのとれたデザインとなっています。
現在の相場は箱、保証書付きの個体で90万〜108万円前後となっており、依然プレミア価格で取引されています。
保証書なしで探した場合は80万円台で購入可能ですが、やはり限定モデルともなると付属品の有無で大きく価値が変わる為、買うなら付属品が揃ったもので探すのをおすすめします。
ボンドウォッチの中でも最高傑作のうちの一つである"スペクター"。おすすめです。
リストショット
画像右・Ref.233.30.41.21.01.001(ノーマル)